前場コメント No.10 カーリット、不二製油Ｇ、ジーエヌアイ、ホシデン、トヨタ紡織など
★9:55 カーリットＨＤ－大幅反発 ロケット燃料市場に参入 24年度に売上高30億円狙う
カーリットホールディングス<4275.T>が大幅反発。24日付の日刊工業新聞で、同社がロケット燃料市場に参入すると報じられた。
3月までに群馬県の研究所に試験製造設備を建設して、実用化に向けた製品開発を行うという。2016年11月に民間のロケット打ち上げや衛星運用を促進する「宇宙活動法」などが国会で成立し、欧米に後れをとってきた宇宙ビジネスの拡大が日本でも今後期待されるとした。祖業の火薬などで培った技術を応用して成長市場を狙うとみられ、19年度に製品化して、24年度に30億円の売り上げを目指すもよう。
カーリットホールディングス<4275.T>が大幅反発。24日付の日刊工業新聞で、同社がロケット燃料市場に参入すると報じられた。
3月までに群馬県の研究所に試験製造設備を建設して、実用化に向けた製品開発を行うという。2016年11月に民間のロケット打ち上げや衛星運用を促進する「宇宙活動法」などが国会で成立し、欧米に後れをとってきた宇宙ビジネスの拡大が日本でも今後期待されるとした。祖業の火薬などで培った技術を応用して成長市場を狙うとみられ、19年度に製品化して、24年度に30億円の売り上げを目指すもよう。
★9:55 不二製油Ｇ－岩井コスモが目標株価引き上げ 10.3期以来となる最高益を更新する見通し
不二製油グループ本社<2607.T>が反落。岩井コスモ証券では、10.3期以来となる最高益を更新すると予想。投資判断「A」を継続、目標株価を2500円→2900円と引き上げた。
第3四半期累計決算は、売上高が前年同期比2％増の2183億円、営業利益が同25％増の156億円。高い技術力が強みで、チョコレート油脂、コンパウンドチョコレートなどは世界とトップクラス。会社はローリング方式から固定式の中計を発表、財務・成長投資・株主還元などを明確に示している。また、世界初の安定化DHA・EPAを開発、顧客企業の商品に添加され、2017年には発売される見通しと注目。
不二製油グループ本社<2607.T>が反落。岩井コスモ証券では、10.3期以来となる最高益を更新すると予想。投資判断「A」を継続、目標株価を2500円→2900円と引き上げた。
第3四半期累計決算は、売上高が前年同期比2％増の2183億円、営業利益が同25％増の156億円。高い技術力が強みで、チョコレート油脂、コンパウンドチョコレートなどは世界とトップクラス。会社はローリング方式から固定式の中計を発表、財務・成長投資・株主還元などを明確に示している。また、世界初の安定化DHA・EPAを開発、顧客企業の商品に添加され、2017年には発売される見通しと注目。
★9:57 ジーエヌアイ－ストップ高買い気配 アイスーリュイが新保険目録収載 売上収益の増加に期待
ジーエヌアイグループ<2160.T>がストップ高買い気配。同社は23日に、同社の肺線維症治療薬であるアイスーリュイが、中国人力資源社会保障部が公表した国民基本医療保険、労災保険、出産医薬目録（2017年版）（新保険目録）に収載されたと発表した。
これまでに保険目録に収載された医薬品は、その後12カ月間に患者数と売上収益が著しく増加する傾向にあるという。同社は、需要拡大に備え、製造能力を10倍以上に拡大する製造設備を建設すべく、河北省にある土地を購入。また、今後は、患者がアイスーリュイを購入しやすくなることから、患者助成プログラムは徐々に減少させることも考えているとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。
ジーエヌアイグループ<2160.T>がストップ高買い気配。同社は23日に、同社の肺線維症治療薬であるアイスーリュイが、中国人力資源社会保障部が公表した国民基本医療保険、労災保険、出産医薬目録（2017年版）（新保険目録）に収載されたと発表した。
これまでに保険目録に収載された医薬品は、その後12カ月間に患者数と売上収益が著しく増加する傾向にあるという。同社は、需要拡大に備え、製造能力を10倍以上に拡大する製造設備を建設すべく、河北省にある土地を購入。また、今後は、患者がアイスーリュイを購入しやすくなることから、患者助成プログラムは徐々に減少させることも考えているとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。
★9:59 ホシデン－みずほが目標株価引き上げ 18.3期に利益回復は本格化へ
ホシデン<6804.T>が続伸。みずほ証券では、経営努力の成果で収益力底上げ、アミューズメントの貢献もあり、来18.3期に利益回復は本格化すると想定。投資判断「買い」を継続、目標株価を1100円→1200円と引き上げた。
今17.3期3Q決算では、通期営業利益計画は据え置かれたものの、増配+自己株式買い入れが発表され、会社側の業績改善に対するコンフィデンスが示された。3Q実績を前年同期比でみると、16億円減収で9億円の営業増益。利益改善の背景は、（1）合理化努力（省人化や海外生産拠点の見直しなど）、（2）アミューズメントの新製品の効果（出荷本格化は4Qながらも、同社部品がある程度採用されていることから、3Qで一定の貢献になったと推測）、（3）自動車向けの売上増加・ミックス改善などと推測。株式市場では（2）への関心が高いが、3Qの利益改善においては（1）や（3）の貢献も少なくないと指摘。
ホシデン<6804.T>が続伸。みずほ証券では、経営努力の成果で収益力底上げ、アミューズメントの貢献もあり、来18.3期に利益回復は本格化すると想定。投資判断「買い」を継続、目標株価を1100円→1200円と引き上げた。
今17.3期3Q決算では、通期営業利益計画は据え置かれたものの、増配+自己株式買い入れが発表され、会社側の業績改善に対するコンフィデンスが示された。3Q実績を前年同期比でみると、16億円減収で9億円の営業増益。利益改善の背景は、（1）合理化努力（省人化や海外生産拠点の見直しなど）、（2）アミューズメントの新製品の効果（出荷本格化は4Qながらも、同社部品がある程度採用されていることから、3Qで一定の貢献になったと推測）、（3）自動車向けの売上増加・ミックス改善などと推測。株式市場では（2）への関心が高いが、3Qの利益改善においては（1）や（3）の貢献も少なくないと指摘。
★10:03 トヨタ紡織－ＣＳが目標株価引き上げ バリュエーションは過度に割安
トヨタ紡織<3116.T>が続伸。クレディ・スイス証券では、バリュエーションは過度に割安と判断。投資評価「OUTPERFORM」を継続、目標株価を3000円→3300円と引き上げた。
業績予想を増額修正。株価バリュエーションが過度に割安な水準にある現状を、押し目買いの好機ととらえるとした。
同社の12カ月先コンセンサス予想PERおよびトヨタ系サプライヤーに対する相対PERは過去5年の-1σ水準まで低下。要因としては、（1）中計に対する失望感、（2）好材料の出尽くし感、（3）中国の自動車需要見通しに対する不安、（4）米国通商/税制政策変更に対する懸念などが考えられるとした。一方、ＣＳでは同社の短中期的な事業/収益動向を楽観視しているとコメント。
トヨタ紡織<3116.T>が続伸。クレディ・スイス証券では、バリュエーションは過度に割安と判断。投資評価「OUTPERFORM」を継続、目標株価を3000円→3300円と引き上げた。
業績予想を増額修正。株価バリュエーションが過度に割安な水準にある現状を、押し目買いの好機ととらえるとした。
同社の12カ月先コンセンサス予想PERおよびトヨタ系サプライヤーに対する相対PERは過去5年の-1σ水準まで低下。要因としては、（1）中計に対する失望感、（2）好材料の出尽くし感、（3）中国の自動車需要見通しに対する不安、（4）米国通商/税制政策変更に対する懸念などが考えられるとした。一方、ＣＳでは同社の短中期的な事業/収益動向を楽観視しているとコメント。
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