中外製薬-反落 ACE910の臨床試験で死亡事例が発生 Rocheと開発中
中外製薬<4519.T>が4日ぶり反落。同社とRocheが血友病A治療薬として開発中のACE910 のフェーズ3試験(HAVEN1、インヒビター保有患者向け)において、1例の死亡事例が発生したことが、European Haemophilia Consortiumのホームページ上で公表されており、ネガティブ視されているもよう。
ACE910を投与後に出血した患者に対して、バイパス製剤(出血を抑える薬)を投与したが、出血が止まらず死亡したもよう。Rocheの報告によると、ACE910と死亡事例に因果関係はないとされている。
三菱UFJ・モルガンスタンレー証券では、2月23日発行のレポートで、「短期では株価はネガティブに反応すると予想するが、申請計画の変更は発表されていないこと、死亡例との因果関係はないことから、株式市場が冷静さを取り戻せば株価へのネガティブな反応は収まる」との見方を示している。
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