前場コメント No.6 住友重、三菱重、川重、コスモエネHD、ハピネットなど

2017/02/27(月) 11:32
★10:06  住友重機械工業-CSが目標株価引き上げ 5月の新中計発表まで堅調な株価推移を予想
 住友重機械工業<6302.T>が続落。クレディ・スイス証券では、5月の新中計発表まで堅調な株価推移を予想。投資評価「NEUTRAL」を継続。目標株価は780円→840円と引き上げた。

 総合重機3社が苦戦を強いられる中、相対的なリスクの低さ、割安な株価バリュエーションが同社株価のアウトパフォームにつながってきたと指摘。一方、同社株価の一段の上昇には、低収益性からの脱却が必要とみている。株主還元強化策に加え、同社の収益力向上策を吟味したいとし、5月の新中計発表までは堅調な株価推移が続く可能性が高いとみている。

★10:09  三菱重工業-JPモルガンが目標株価引き下げ 本業の伸び悩みを反映
 三菱重工業<7011.T>が4日続落。JPモルガン証券では、投資判断「Neutral」を継続も、本業の伸び悩みを反映させ、目標株価は430円→400円と引き下げた。

 3Q業績や取材を経て業績予想を見直し。3Q決算では、エネルギー事業のサービス売上高/利益や機械・設備事業の製鉄やコンプレッサー事業の進ちょくの遅れが目立った。会社計画に対する3Q時点の進ちょく率は29%で、会社計画の未達を予想。さらに、来18.3期業績のダウンサイドリスクが生じると予想。各種リスクの動向からも目が離せない局面とした。

★10:11  川崎重工業-CSが目標株価引き下げ 株価材料に欠ける
 川崎重工業<7012.T>が続落。クレディ・スイス証券では、株価材料に欠けるとし投資評価「NEUTRAL」を継続。目標株価は400円→360円に引き下げた。

 来18/3期営業利益は船舶事業の赤字縮小を予想する一方、航空宇宙事業は減益拡大局面を迎えるとみている。各セグメントのリスク・リターンを加味した来期営業利益は640億円を予想。また、予想1株配当金も6円(配当利回り1.7%)が据え置かれる公算大とみている。
 総合重機関連サブセクターにおける銘柄選好順位は、住友重機械工業>川崎重工業>IHI>三菱重工業としている。


★10:16  コスモエネHD-野村が「Neutral」に引き下げ 株価上昇で18.3期増益は織り込み済み
 コスモエネルギーホールディングス<5021.T>が反落。野村証券では、株価は過去3カ月間に35%程度上昇し、18.3期の業績回復を相当程度反映したと考え、レーティングを「Buy」→「Neutral」に引き下げた。一方、石化市況の上昇を主因に修正EPS予想を上方修正し、目標株価は1780円→2020円に引き上げた。

 業績堅調だった16年10~12月期から一転し、17年1月・2月の国内精製マージンは計画を下回っていると推定されるという。営業レバレッジが高い分だけ利益の下振れ度合いも大きくなるリスクも考慮したとした。株価上昇には、18.3期に予想される業界再編でマージンが大幅に改善する、もしくは業績回復に伴い増配の確度が高まることなどが必要だと指摘している。

★10:17  ハピネット-東海東京が新規「OP」 18.3期は4事業セグメントのすべてが収益拡大へ
 ハピネット<7552.T>が反落。東海東京調査センターでは、来18.3期は4事業セグメントのすべてが収益拡大と想定。レーティング「Outperform」、目標株価1950円として、新規カバレッジを開始した。

 同社はバンダイナムコホールディングスの持ち分法適用会社。玩具、音楽映像、ビデオゲームなど幅広い事業領域を展開しており、バンダイとの強固な関係を軸に任天堂やタカラトミーをはじめ、約700社のメーカーと約1200社の販売店との中間流通業者として国内では比類なき存在であると指摘。近年ではブロッコリーとの資本業務提携の締結など、有力IPホルダーとの連携を強めており、メーカーとしてのプレゼンスも徐々に向上しているため、収益基盤は拡大傾向にあると考えているとした。


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