前場コメント No.10 旭硝子、ユニプレス、明電舎、TIS、日新製鋼など

2017/02/28(火) 11:30
★9:37  旭硝子-大和が目標株価引き上げ 化学品をけん引役に持続成長が見込まれる
 旭硝子<5201.T>が4日ぶり反発。大和証券では、化学品をけん引役に持続成長が見込まれるとコメント。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は680円→950円と引き上げた。
 17年度会社計画の営業利益は前期比9%増の1050億円。大和の今来期業績予想も化学品を中心に増額修正。総還元性向50%以上を目安とする継続的な株主還元方針を確認したとしている。

★9:37  住友ゴム-SMBC日興が目標株価引き下げ 業績予想は下方修正もガイダンスは保守的
 住友ゴム<5110.T>が反発。SMBC日興証券では、業績予想は下方修正もガイダンスは保守的とみて、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は1900円→1850円と引き下げた。
 今17.12期ガイダンスが弱かったため、その後株価は急落した。しかし、同業他社のガイダンス発表により同社ガイダンスは保守的との見方が生まれ、株価は以前の水準に戻っている。SMBC日興でも同社ガイダンスは悲観的シナリオに基づいたワーストケースと判断。値上げ効果が期待できない1Qこそ厳しい業績が見込まれるものの、値上げ浸透が期待される2Q以降は回復トレンドを描くだろうと予想しているとした。

★9:42  ユニプレス-野村が目標株価引き上げ 国内利益の改善を過小評価してはいけない
 ユニプレス<5949.T>が4日ぶり大幅反発。野村証券では、国内利益の改善を過小評価してはいけないと判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を2500円→2900円と引き上げた。
 中国やメキシコの利益が伸びなくても、国内生産台数が高水準で推移すると予想される中、日本の営業利益拡大が全社利益をけん引する見込み。生産性の高い日本での高稼働は利益増につながりやすく、その点は株価に織り込まれていないと野村では判断。PERから見た株価には割安感が強く、投資魅力は大きいと指摘。

★9:46  明電舎-3日ぶり大幅反発 架線検測装置をマレーシアに6セット数億円で納入
 明電舎<6508.T>が3日ぶり大幅反発。28日付の日刊工業新聞で、同社が鉄道の架線検測装置「カテナリーアイ」をマレーシア国有鉄道に6セット納入すると報じられた。
 金額は数億円とされ、2017~2018年にかけて納めるという。大型の実績をアピールしアジア地域でカテナリーアイの拡販を目指すとみられる。

★9:48  TIS-JPモルガンが目標株価引き上げ 不採算発生リスクを看過できず
 TIS<3626.T>が変わらずを挟んで3日続伸。JPモルガン証券では、不採算発生リスクを看過できずとして、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は2440円→2570円と引き上げた。
 来18.3期は減収を予想。低採算案件の見直しなどによる収益性改善に伴う増益は確保できると予想されるが、中期経営計画営業利益の下方修正は避けられない見込み。目標株価を引き上げるものの、現状株価には下値余地があると判断。

★9:48  日新製鋼-みずほが目標株価引き上げ 新日鉄住金のTOB動向には注視が必要
 日新製鋼<5413.T>が続伸。みずほ証券では、新日鉄住金TOB(株式公開買い付け)動向には注視が必要とコメント。投資判断「中立」を継続も、目標株価は1440円→1480円と引き上げた。
 3月の新日鉄住金による子会社化が公正取引委員会で承認。子会社化にあたりニッケル系ステンレス冷延鋼板生産・販売量の一部を日本冶金工業に譲渡することが条件となるが、譲渡量は1.4万トンにとどまり、損益への影響は限定的と判断。収益源である溶融亜鉛・アルミニウム・マグネシウムメッキ鋼板(製品名ZAM)については神戸製鋼所への製造ノウハウライセンスが承認の条件とはなったが、商権自体を譲渡する必要はないとのこと。16年12月20日の日経新聞報道以来高まったZAM商権の全面譲渡による、利益の切り下がり懸念は払しょくされる見通し。


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