前場コメント No.14 日野自動車、シャープ、東洋ゴム、堀場製作所、アサヒなど

2017/02/28(火) 11:30
★10:32  日野自動車-BofAMLが「買い」へ2段階引き上げ 6四半期ぶりに増益基調に回帰へ
 日野自動車<7205.T>が4日ぶり反発。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BofAML)が、投資判断を「アンダーパフォーム」→「買い」、目標株価を1150円→1600円に引き上げたことが観測されている。
 鉱山向け商用車を中心としたインドネシア、新型車投入の日本と、2大重要市場をけん引役に、第4四半期は6四半期ぶりに増益基調に回帰する見通し。インドネシアの鉱山活動は中国向け石炭価格回復に伴い活発化しつつある、米国の売上比率が3.5%に過ぎない点も魅力としている。

★10:34  ソーシャルワイヤー-3日ぶり反発 アクセス数アップに繋げるキャンペーンオプション提供開始
 ソーシャルワイヤー<3929.T>が3日ぶり反発。同社は28日10時に、同社の運営する広報支援・プレスリリース配信サービス「@Press(アットプレス)」が、企業のキャンペーンへのアクセス数アップに繋げる「キャンペーンオプション」の提供を開始すると発表した。
 「キャンペーンオプション」では、キャンペーンなどを紹介する懸賞サイト上で顧客のキャンペーン情報を掲載し、また登録ユーザーに情報を告知・誘導することで、キャンペーンページのアクセス数を増やすことに貢献するとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★10:38  シャープ-堅調 2018年度以降で東証1部復帰狙う
 シャープ<6753.T>が堅調。28日付の日刊工業新聞で、同社が2018年度以降の東証1部復帰に向けて、東証への申請準備を始めたと報じられた。
 すでに2017-19年度の中期経営計画策定に着手しており、4月下旬の17.3期決算発表後、5月中旬に公表する予定だという。中計はクラウドサービスやIT業務の事業化、テレビ事業の成長投資策なども盛り込むとした。

★10:39  東洋ゴム-SMBC日興が目標株価引き上げ 免震ゴム問題はひとまずピークアウトへ
 東洋ゴム<5105.T>が4日ぶり反発。SMBC日興証券では、免震ゴム問題はひとまずピークアウトと想定。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は1600円→1900円と引き上げた。
 前16.12期の決算説明会で免震ゴム問題が峠を越えたとの説明があり、タイヤ値上げを織り込んだ今17.12期ガイダンスで営業利益が小幅減益にとどまったため、決算発表後の東洋ゴム株は急騰。SMBC日興では、新たに19.12期予想を加えた業績予想および目標株価を再考。株価にとって免震ゴム問題収束、タイヤ値上げはプラス材料である一方、免震ゴム関連費用増大、原料価格上昇、値上げ遅延はマイナス材料といえるとした。

★10:41  堀場製作所-TIWが「2」へ引き下げ 最近の株価上昇を受けて
 堀場製作所<6856.T>がもみ合い。投資情報会社のTIWでは、最近の株価上昇を受けて、投資評価を「2+(Outperform)」→「2(Neutral)」と引き下げた。
 今17.12期業績は自動車計測と半導体が増益をけん引する見込みで、医用は新製品投入で費用先行となり、減収減益の会社計画。自動車計測では、主力の排ガス関連の売り上げを横ばいと計画するなど保守的な側面もあるほか、半導体も下期はまだ不透明ながら、前半は設備投資の活況が持続し、強含みで推移する可能性があるとした。会社計画には上乗せ余地があるとみて、TIWでは通期210億円の営業利益を予想。

★10:45  アサヒ-JPモルガンが目標株価引き上げ 17.12期営業利益は10.3%増と予想
 アサヒグループホールディングス<2502.T>が続落。JPモルガン証券では、投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は3900円→4200円と引き上げた。
 今17.12期は6.1%増収、事業利益は1700億円(前年比14.5%増)、営業利益は1510億円(同10.3%増)と予想。IFRS基準での前期実績と比較すると、事業利益率は9.4%に0.7ppt改善する見通し。中東欧ビール事業の買収は上期中にクロージングの予定であるが、JPモルガンの業績予想はまだ流動的であるとした。


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