前場コメント No.2 三井金属、新日本電工、三菱ＵＦＪ、千葉銀行、アスクルなど
★9:00 三井金属－買い気配 ＳＭＢＣ日興が新規「1」 カセロネス銅鉱山の赤字が縮小へ
三井金属鉱業<5706.T>が買い気配。ＳＭＢＣ日興証券では、銅箔の成長に加え、カセロネス銅鉱山の赤字が縮小すると想定。投資評価「1（アウトパフォーム）」、目標株価500円として、新規カバレッジを開始した。
同社は銅箔、二輪車用触媒、薄膜材料などの機能材、亜鉛製錬事業、自動車用ドアロック事業を展開。ＪＸホールディングスが主導するカセロネス銅鉱山事業にも参画している。主力の極薄銅箔はファインピッチ化のニーズから携帯電話での使用原単位が急速に伸びる見通し。20.3期、銅箔を含む機能材は19.3期比で33％の増益を予想。立ち上げに苦戦し、多額の減損損失を計上したカセロネス銅鉱山は今17.3期に103億円の赤字、来18.3期に70億円の赤字、19.3期に収支均衡までの回復を予想。稼働率は上昇傾向にあり、追加減損リスクは遠のいていると判断。20.3期からは神岡で水力発電所も稼働し、収益を下支えする見通し。
三井金属鉱業<5706.T>が買い気配。ＳＭＢＣ日興証券では、銅箔の成長に加え、カセロネス銅鉱山の赤字が縮小すると想定。投資評価「1（アウトパフォーム）」、目標株価500円として、新規カバレッジを開始した。
同社は銅箔、二輪車用触媒、薄膜材料などの機能材、亜鉛製錬事業、自動車用ドアロック事業を展開。ＪＸホールディングスが主導するカセロネス銅鉱山事業にも参画している。主力の極薄銅箔はファインピッチ化のニーズから携帯電話での使用原単位が急速に伸びる見通し。20.3期、銅箔を含む機能材は19.3期比で33％の増益を予想。立ち上げに苦戦し、多額の減損損失を計上したカセロネス銅鉱山は今17.3期に103億円の赤字、来18.3期に70億円の赤字、19.3期に収支均衡までの回復を予想。稼働率は上昇傾向にあり、追加減損リスクは遠のいていると判断。20.3期からは神岡で水力発電所も稼働し、収益を下支えする見通し。
★9:01 新日本電工－買い気配 今期営業益2倍見込む フェロマンガンの国際市況の上昇で
新日本電工<5563.T>が買い気配。同社は2月28日に、17.12期通期の連結営業利益予想を35.0億円（前期比2.0倍）と発表した。主力製品であるフェロマンガンの国際市況が昨年1-3月平均685ドルに対し同10-12月平均1118ドルと回復、これをベースに緩やかに上昇する前提としている。
併せて発表した16.12期通期の連結営業利益は17.2億円（前期比16.0％減）だった。合金鉄の市況下落と中央電気工業の磁石用合金事業を譲渡したことなどが響いた。また、連結純損益は1.2億円の赤字（前期は141.8億円の赤字）だった。子会社の従業員が行った工事費用の水増しによる着服や不正送金などの不正行為の被害額のうち、損失計上が必要な約4200万円を損失計上したことなどが響いた。
新日本電工<5563.T>が買い気配。同社は2月28日に、17.12期通期の連結営業利益予想を35.0億円（前期比2.0倍）と発表した。主力製品であるフェロマンガンの国際市況が昨年1-3月平均685ドルに対し同10-12月平均1118ドルと回復、これをベースに緩やかに上昇する前提としている。
併せて発表した16.12期通期の連結営業利益は17.2億円（前期比16.0％減）だった。合金鉄の市況下落と中央電気工業の磁石用合金事業を譲渡したことなどが響いた。また、連結純損益は1.2億円の赤字（前期は141.8億円の赤字）だった。子会社の従業員が行った工事費用の水増しによる着服や不正送金などの不正行為の被害額のうち、損失計上が必要な約4200万円を損失計上したことなどが響いた。
★9:01 三菱ＵＦＪ－みずほが「買い」へ引き上げ グローバル商業銀行として収益源多様化を評価
三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>が6日ぶり反発。みずほ証券では、グローバルな商業銀行として収益源の多様化を評価。投資判断を「中立」→「買い」、目標株価を800円→900円と引き上げた。
円安も追い風に、グローバルな商業銀行として本領発揮する局面という見方を継続。ＭＵＡＨやモルガン・スタンレーを通じた米国からの収益は大手銀行内で最も大きく、来期以降、円安や米国金利上昇・景気拡大の恩恵を最も享受できる見込み。加えて、タイのアユタヤ銀行とのシナジー効果も具現化しており、今後の収益貢献が期待できる。こうした収益源の多様化が国内預貸ビジネスの縮小や外債残高減少に伴うキャリー収益の減少を補う展開を想定。5月にも公表される見通しの構造改革にも注目。
三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>が6日ぶり反発。みずほ証券では、グローバルな商業銀行として収益源の多様化を評価。投資判断を「中立」→「買い」、目標株価を800円→900円と引き上げた。
円安も追い風に、グローバルな商業銀行として本領発揮する局面という見方を継続。ＭＵＡＨやモルガン・スタンレーを通じた米国からの収益は大手銀行内で最も大きく、来期以降、円安や米国金利上昇・景気拡大の恩恵を最も享受できる見込み。加えて、タイのアユタヤ銀行とのシナジー効果も具現化しており、今後の収益貢献が期待できる。こうした収益源の多様化が国内預貸ビジネスの縮小や外債残高減少に伴うキャリー収益の減少を補う展開を想定。5月にも公表される見通しの構造改革にも注目。
★9:01 千葉銀行－買い気配 みずほが「買い」へ引き上げ 本業収益と株主還元のバランスも良い
千葉銀行<8331.T>が買い気配。みずほ証券では、本業収益と株主還元のバランスも良く、堅実な経営を評価。投資判断を「中立」→「買い」、目標株価を790円→870円と引き上げた。
相対的に良好な貸出ビジネスや法人役務を中心とした手数料収益、積極的な株主還元姿勢といったバランスの取れた堅実な経営を評価。また、外債ポートフォリオに関するリスクも小さいと判断される。さらに、現行の同行の株主還元方針は、「単体当期純利益の40％以上を最低水準に株主還元を実施」というもの。今3Q決算時に発表された自己株式取得を加算すると､銀行側の今17.3期通期単体当期純利益計画（490億円）に基づく総還元性向は約55％と計算される。来年度からスタートする次期中計では総還元性向を、例えば「連結」当期純利益の50％程度などへ、引き上げる可能性があるとの見方を示した。
千葉銀行<8331.T>が買い気配。みずほ証券では、本業収益と株主還元のバランスも良く、堅実な経営を評価。投資判断を「中立」→「買い」、目標株価を790円→870円と引き上げた。
相対的に良好な貸出ビジネスや法人役務を中心とした手数料収益、積極的な株主還元姿勢といったバランスの取れた堅実な経営を評価。また、外債ポートフォリオに関するリスクも小さいと判断される。さらに、現行の同行の株主還元方針は、「単体当期純利益の40％以上を最低水準に株主還元を実施」というもの。今3Q決算時に発表された自己株式取得を加算すると､銀行側の今17.3期通期単体当期純利益計画（490億円）に基づく総還元性向は約55％と計算される。来年度からスタートする次期中計では総還元性向を、例えば「連結」当期純利益の50％程度などへ、引き上げる可能性があるとの見方を示した。
★9:02 アスクル－買い気配 2月売上高7.2％増 ＬＯＨＡＣＯは火災の影響で31.8％増
アスクル<2678.T>が買い気配。同社は2月28日、2月の月次単体売上高が前年同月比7.2％増の270.3億円だったと発表した。1月は8.6％増だった。BtoB事業の増収率（稼働日修正後）は5.7％増、ＬＯＨＡＣＯの増収率は31.8％増だった。成長分野のＬＯＨＡＣＯの増収率は火災の影響もあり、1月の42.1％増から低下した。
アスクル<2678.T>が買い気配。同社は2月28日、2月の月次単体売上高が前年同月比7.2％増の270.3億円だったと発表した。1月は8.6％増だった。BtoB事業の増収率（稼働日修正後）は5.7％増、ＬＯＨＡＣＯの増収率は31.8％増だった。成長分野のＬＯＨＡＣＯの増収率は火災の影響もあり、1月の42.1％増から低下した。
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