前場コメント No.5 良品計画、ファストリ、FJネクスト、ふくおか、モロゾフなど

2017/03/01(水) 11:30
★9:05  東芝-3日ぶり反発 半導体新会社の全株を複数企業に分散して売却する案が浮上
 東芝<6502.T>が3日ぶり反発。1日付の読売オンラインで、半導体の記憶媒体事業を分社化して作る新会社「東芝メモリ」の全株を複数の企業に分散して売却する案が浮上していると報じられた。
 全株売却の場合、その額は2兆円規模に上る可能性があり、1社だけで資金を用意するのは難しく、複数社に売却する方が現実的との見方が強まっている。入札には、台湾の鴻海ホンハイ精密工業や米ウエスタン・デジタル、韓国のSKハイニックスのほか投資ファンドなど5~10社程度が関心を示しているという。

★9:05  良品計画-底堅い 前期1割営業増益との観測 値引き販売抑え採算改善
 良品計画<7453.T>が底堅い。1日付の日経新聞朝刊で、同社の17.2期連結営業利益が、前の期比1割増の380億円前後と、4期連続で過去最高だったと報じられた。
 営業収益(売上高に相当)は計画に届かなかったもようだが、売れ筋商品を見極め、値引き販売を抑える戦略で採算は改善しているという。

★9:05  ファストリ-3日続伸 世界150取引先縫製工場のリスト公開
 ファーストリテイリング<9983.T>が3日続伸。1日付の日経新聞朝刊で、同社が世界約150カ所にある取引先縫製工場のリストを公開したと報じられた。
 人権意識の高い欧米企業は続々と取引先を公開しており、この流れにあらがうことは海外では不買運動につながりかねないという。

★9:06  新日鉄住金-JPモルガンが目標株価引き上げ 回復の可能性が高まってきている
 新日鉄住金<5401.T>が5日ぶり反発。JPモルガン証券では、シームレスパイプが回復した場合の恩恵が大きいが、17年に向けてようやく回復の可能性が高まってきていると判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は2600円→3100円と引き上げた。
 17年度に向けた業績改善期待を株価は織り込み、上値余地は縮小しているが、同社のエクスポージャーが大きな国内建設向けて鋼材は堅調であり、シームレスパイプの回復が進むことで業績改善は相対的に大きいことから、高炉株の中での選好順位は高いとした。

★9:06  FJネクスト-続伸 通期営業益を上方修正 ワンルームマンション販売が計画上回る
 エフ・ジェー・ネクスト<8935.T>が続伸。同社は2月28日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の60.0億円から80.0億円(前期比21.3%増)へと引き上げると発表した。不動産開発事業において、ワンルームマンション販売が計画を上回って推移したことなどが寄与する。

★9:07  ふくおか-みずほが目標株価引き下げ 業績未達リスクは杞憂に終わろう
 ふくおかフィナンシャルグループ<8354.T>が続伸。みずほ証券では、業績未達リスクは杞憂に終わろうとコメント。投資判断「買い」を継続も、予想EPSの引き下げに伴い、目標株価は620円→600円と引き下げた。
 今3Q決算は福岡銀行における与信関連費用の増加を主因に見た目の進ちょく率が悪く、一部マーケットでは通期業績の未達リスクが台頭していると想定。しかし、今回の与信関連費用の発生は銀行計画に織り込み済みの事象。また、今4Qには貸倒実績率の低下などに伴い与信関連費用の戻りが想定されるほか、株式・債券の売却により、通期の銀行計画の未達リスクは杞憂に終わると判断。さらに、資金利益の状況は貸出金残高の積み上げ効果やアセットミックス改善効果、調達コストの減少により、他の地銀上位行よりも良好であるとした。

★9:08  モロゾフ-続伸 通期営業益を上方修正 原料価格の下落などで 増配も発表
 モロゾフ<2217.T>が続伸。同社は2月28日、17.1期通期の連結営業利益予想を従来の16.4億円から20.1億円(前期比62.9%増)へと引き上げると発表した。ナッツ類などの原料価格の下落や生産性向上への取り組みの効果など寄与する。
 併せて、17.1期の期末配当予想を4円→7円(前期は4円)に修正すると発表した。年間配当も同額となる。


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