後場コメント No.2 ネオス、JR東日本、JR西日本、JFEHD、豊田通商など

2017/03/01(水) 15:00
★12:33  ネオス-3日ぶり反落 NTTドコモ「dキッズ」に「クレヨンしんちゃん お手伝い大作戦」提供
 ネオス<3627.T>が3日ぶり反落。同社は1日11時45分に、NTTドコモ<9437.T>が提供している子育て家族向けの知育サービス「dキッズ」向けのサービスにおいて、「クレヨンしんちゃん お手伝い大作戦」の提供を開始すると発表した。
 「生活カテゴリー」に向けたサービスとして、ゲーム感覚で学べるコンテンツを提供し、直感的に理解できるインタラクティブ性、そして子供に人気のキャラクター「クレヨンしんちゃん」を加えたエデュケーショナルコンテンツとして配信するとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★12:36  JR東日本-JPモルガンが目標株価引き下げ 安全関連投資で業績予想を少し引き下げ
 JR東日本(東日本旅客鉄道)<9020.T>が6日ぶり反発。JPモルガン証券では、安全関連の修繕費増加などにより、業績予想を少し引き下げ。投資判断「Overweight」を継続も、目標株価は12000円→11000円と引き下げた。
 中長期には運輸業の安定成長に加え、不動産業を中心とした非運輸業の収益拡大により同社の企業価値が向上していく見通し。今後の主なカタリストは、北陸新幹線輸送量の下げ止まり、品川開発計画の具体化、オフィス賃料の上昇、駅スペース活用事業の利益回復など。

★12:38  JR西日本-JPモルガンが目標株価引き上げ 業績予想を少し引き上げ
 JR西日本(西日本旅客鉄道)<9021.T>が続伸。JPモルガン証券では、業績予想を少し引き上げ。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は8000円→8200円と引き上げた。
 4Q以降の北陸新幹線の下げ止まりに伴い、利益が回復する見通し。来期には、今期の減益要因である北陸新幹線の反動減と新幹線大規模修繕引当金の積出開始がなくなるため、通常の増益軌道に戻る見込み。一方で、バリュエーションが過去3年の最安水準に近いとした。

★12:39  JFEHD-続伸 JFEエンジニアリングが75MW級バイオマス専焼発電プラント受注
 JFEホールディングス<5411.T>が続伸。同社は1日に、傘下のJFEエンジニアリング(東京都千代田区)がバイオマス発電プラントのEPC(設計・調達・建設)を受注したと発表した。
 受注したのは、豊前ニューエナジー(福岡県豊前市)が九州高圧コンクリート(福岡市南区)の豊前工場敷地内に建設を予定している発電プラント。本プラントは、PKS(Palm Kernel Shell)および木質ペレットを燃料とする、化石燃料を使用しないバイオマス専焼の発電所で、発電出力はバイオマス燃料のみを使用する発電所としては国内最大の74,950kWとなるとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★12:42  豊田通商-SMBC日興が目標株価引き上げ 上値追いには実態面の回復鮮明化が必須
 豊田通商<8015.T>が続伸。SMBC日興証券では、上値追いには実態面の回復鮮明化が必須として、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は2550円→3380円と引き上げた。
 同社の過去のバリュエーション(PER)切り上がり局面の背景は、円安・CFAO業績の期待値上昇・新興国自動車市場の好転の主に3点が指摘できる。米国大統領選挙後~2月24日までの株価パフォーマンスは+43%と、TOPIX+ 19%を大幅にアウトパフォーム。今回、来18.3期に導入が見込まれるIFRSに準じて業績予想を見直し、来18.3期EPS予想を従来比+33%引き上げ、トヨタグループ系企業のPER約11倍を乗じて目標株価を3380円に設定。
 現値からのかい離率は+0.7%と大差なく、足元の株価は円安による業績改善やIFRS導入による(のれん償却停止影響を通じた)業績の変化もすでに見据えた株価形成ととらえているとコメント。実態面では、CFAOや新興国自動車など大底を打った感はあるが、回復鮮明化には時間を要すとの見方に変わりないとした。


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