前場コメント No.13 コマツ、千代田化工建設、りそな、みんなのウェディング、JUKIなど

2017/03/02(木) 11:30
★10:23  コマツ-SMBC日興が目標株価引き上げ 為替前提変更を主因に上方修正
 コマツ<6301.T>が3日続伸。SMBC日興証券では、為替前提変更を主因に上方修正。投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続も、目標株価は2200円→2300円と引き上げた。
 業績変更の主な要因は、為替前提を1ドル=110円→115円に修正したこと。これに加え、インドネシアを中心とした石炭鉱山向けの需要増を織り込む一方、レンタル向け需要の低迷が続く北米地域や、景気低迷が続く中近東向け売上高を下方修正。全体としては、為替前提の変更による増益要素が大きく、上方修正。今17.3期会社予想営業利益1500億円は達成可能と判断。一方、株価はすでに今回サイクルのピーク利益を織り込んだ水準と考えているとした。

★10:26  千代田化工建設-SMBC日興が目標株価引き下げ LNG案件など受注環境は依然厳しい
 千代田化工建設<6366.T>が3日続伸。SMBC日興証券では、LNG案件など受注環境は依然厳しいと判断。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は820円→670円と引き下げた。
 業績予想に大きな変更はないとしたが、EMAS千代田サブシー(ECS)社に伴う大幅な赤字計上を考慮し、今後6~12ヵ月の目標株価を引き下げ。
 今17.3期業績予想については、経常利益段階以下について同社下方修正水準に修正。持ち分法利益については、ECS社への出資分130億円、特別損失についてはECS社への融資、遂行中プロジェクトの関連リスク等238億円を織り込んでいるとした。来18.3期にECS社の業績が黒字化するよう、同社は固定費削減を中心にさまざまな施策を行う予定であると注目。

★10:31  りそなHD-3日続伸 株価を動かす固有のストーリーと市場のストーリー 新規「買い」
 りそなホールディングス<8308.T>が3日続伸。シティグループ証券では、株価を動かす固有のストーリーと市場のストーリーに注目。投資評価「1(買い)」、目標株価730円として、新規カバレッジを開始した。
 向こう1年間のりそなの株価を左右する重要なテーマは、「株主還元の改善」と「イールドカーブの形状変化」。株主還元が改善する場合、「高配当ディフェンシブ金融銘柄」としてのプレミアムが付与される可能性がある。また、日銀の金融政策が変更される場合、その初期段階において短期ゾーンの金利に対する感応度の高いりそな株が良好なパフォーマンスを記録する可能性がある。日本の大手銀行セクターにおけるトップピックはMUFGとしているが、株主還元の改善や金融政策の変更を迎える局面において、りそなは魅力的な投資機会を提供すると考えるとした。

★10:33  みんなのウェディング-急騰 前クックパッド社長穐田氏がTOBにより筆頭株主へ
 みんなのウェディング<3685.T>が急騰。同社は1日、前クックパッド社長で、現在同社の取締役である穐田誉輝氏が同社株の公開買い付け(TOB)により357万3700株を取得することとなったと報告を受けたと発表した。
3月7日をもって、穐田誉輝氏は議決権所有割合58.1%の筆頭株主となる。また、クックパッド<2193.T>は同日に同社の筆頭株主およびその他の関係会社に該当しないこととなるとしている。

★10:34  JUKI-いちよしが新規「A」 今期は産業装置事業の採算性改善で経常増益転換を予想
 JUKI<6440.T>が大幅に3日続伸。いちよし経済研究所では、今17.12期は産業装置事業の採算性改善で経常増益転換を予想。レーティング「A」、フェアバリュー2000円として、新規カバレッジを開始した。
 「A」を付与するのは、(1)いちよしの機械セクターのユニバース銘柄や縫製機械メーカー4社間比較において、17.12期からの利益成長率が高い、(2)中長期的に非アパレル向けの採用拡大による工業用ミシンの成長が期待されるため。
 来18.12期では、産業装置事業の経常黒字転換と縫製機器事業の採算性改善で増益が続くと予想。中長期的な成長期待は、縫製機器事業における非アパレル向けミシンの拡販であるとした。


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