前場コメント No.11 シャープ、スノーピーク、住友不動産販売、THK、任天堂など

2017/03/03(金) 11:30
★10:01  シャープ-4日続伸 鴻海が保有株の1%程度を売却へと報道 東証1部復帰へ向けて
 シャープ<6753.T>が4日続伸。3月3日付け日本経済新聞・朝刊で、台湾の鴻海精密工業がグループで66%保有しているシャープ株の一部を、年内にも売却する方針と伝えられた。
 記事によると、1%程度を売る案が出ているとされ、東証は東証1部指定の条件として株式の35%以上を市場で流通させることを求めているため、復帰に向け基準を満たす狙いとした。鴻海は2016年8月に出資を完了した際、金額ベースを優先、66%保有に至ったとみられるとしている。

★10:03  スノーピーク-急騰 新戦略拠点「スノーピーク オペレーションコア HQ2」稼働開始
 スノーピーク<7816.T>が急騰。同社は2日に、建設を進めていた新たな戦略拠点「スノーピーク オペレーション コア HQ2」が完成し、1日に稼働を開始したと発表した。
 本社ヘッドクォーターズとはリアルタイムにつなぐInteractivisionを設置し、同じ部屋にいるかのような連携を可能にしているという。大胆に効率化を推進する施設として運営し、より良い製品やサービスを実現するとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★10:05  住友不動産販売-SMBC日興が目標株価引き上げ 堅調な業績が続くと予想
 住友不動産販売<8870.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、堅調な業績が続くと予想。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は2700円→2900円と引き上げた。
 新築分譲マンション市場は緩やかな縮小が続くと見込む一方、中古住宅流通市場は中期的に堅調に拡大する見込み。この10年間で、首都圏新築マンション市場は半減したが、仲介市場は緩やかに拡大を続け、2016年には件数ベースで新築市場を追い抜いた。ただし、中古住宅価格は新築価格の影響を受けて変動する。SMBC日興予想では、来18.3期以降も取扱単価の小幅上昇を見込んでいるが、新築価格下落加速により中古住宅価格も反転下落するリスクには注意したいとした。

★10:10  THK-SMBC日興が目標株価引き上げ 中国における採算改善が今後のカギ
 THK<6481.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、業績予想を上方修正。中国における採算改善が今後のカギとし、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は2600円→2900円と引き上げた。
 今17.3期営業利益は242億円→248億円、来18.3期は259億円→287億円に上方修正。中国、日本における受注好調を反映。半導体製造装置、有機EL向けに加え、中国においてはスマホ関連の投資も同社受注に寄与しているものと判断。今17.3期4Qも堅調な受注が期待されるが、相対的な割安感に乏しいと指摘。
 中国については受注が堅調であるが、今17.3期3QにおけるTHK中国の営業利益率は2%弱となっており(17.3期2Qから黒字化は果たしている)、依然収益貢献は限定的な状況。今後売上高が増加するなか、人件費を抑制しつつ生産量を拡大し、収益性を改善させることができるかどうかに注目しているとした。

★10:14  任天堂-みずほが目標株価引き下げ いよいよ「スイッチ」が3月3日に発売開始
 任天堂<7974.T>が5日ぶり反発。みずほ証券では、いよいよ「スイッチ」が3月3日に発売開始と注目。投資判断「買い」を継続も、目標株価は35000円→34000円と引き下げた。
 日・米・欧主要国などで発売を開始。ローンチタイトルの不足感と、高めと映るハード価格を考えると、「WiiUと3DSの悪夢」の記憶も頭を過るため、足元の株価が盛り上がらないのもうなずける。確かに「スイッチ」発売開始後の反響などは読み難いが、キーとなるタイトルが順次投入され続けるため、ローンチ直後にユーザーからよほどの不評を買わない限り、Wii Uのように販売が低迷を続ける可能性も低い。むしろ、順当に行けば『マリオカート8デラックス』(4月28日予定)や『ARMS』(春予定)が発売開始する頃には、販売モメンタムや「スイッチ」への期待感が高まり、株価も好転に向かうとみているとした。


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