前場コメント No.14 昭和シェル、フジクラ、大同特殊鋼、コーセー、大成建設など
★10:54 昭和シェル-反落 方向性が見え難いなかで割安感は乏しい 「中立」へ引き下げ
昭和シェル石油<5002.T>が4日ぶり反落。シティグループ証券では、方向性が見え難いなかで割安感は乏しいとし、投資評価を「1(買い)」→「2(中立)」と引き下げた。目標株価は1150円→1200円と引き上げた。配当38円に対する割引率3.2%(従来3.5%)で算出。
投資評価を引き下げる 理由は、(1)出光興産との統合に不透明感が強く、(2)同社の今後の戦略も見えにくいなか、株価上昇で割安感が乏しくなったこと。
このうち(1)では、統合に至れば株式交換比率などでプレミアムが乗る可能性が高いとの見方を継続。また、破談となってもCF面で配当38円維持に問題はないと判断。(2)では、ソーラー事業は厳しさを増しているなか、トップセミナーで打ち出された「統合型ソリューション」について、中身、投資規模、期待リターンのイメージを持ち難かったとコメント。
昭和シェル石油<5002.T>が4日ぶり反落。シティグループ証券では、方向性が見え難いなかで割安感は乏しいとし、投資評価を「1(買い)」→「2(中立)」と引き下げた。目標株価は1150円→1200円と引き上げた。配当38円に対する割引率3.2%(従来3.5%)で算出。
投資評価を引き下げる 理由は、(1)出光興産との統合に不透明感が強く、(2)同社の今後の戦略も見えにくいなか、株価上昇で割安感が乏しくなったこと。
このうち(1)では、統合に至れば株式交換比率などでプレミアムが乗る可能性が高いとの見方を継続。また、破談となってもCF面で配当38円維持に問題はないと判断。(2)では、ソーラー事業は厳しさを増しているなか、トップセミナーで打ち出された「統合型ソリューション」について、中身、投資規模、期待リターンのイメージを持ち難かったとコメント。
★11:04 フジクラ-みずほが目標株価引き上げ 情報通信は好調持続もFPCの収益悪化を警戒
フジクラ<5803.T>が4日ぶり反落。みずほ証券では、情報通信は好調持続もFPCの収益悪化を警戒とし、投資判断「中立」を継続した。目標株価は620円→760円と引き上げた。
今17.3期営業利益は会社計画比で10億円上振れの330億円、来18.3期営業利益は前年比で30億円増の360億円を予想。来18.3期のFPC市場は競合激化に加え、主要顧客からの厳しいコストダウン要請が想定される。情報通信がけん引し、全体では増益基調が続くとみられるが、FPCの収益悪化リスクには留意すべきとした。
フジクラ<5803.T>が4日ぶり反落。みずほ証券では、情報通信は好調持続もFPCの収益悪化を警戒とし、投資判断「中立」を継続した。目標株価は620円→760円と引き上げた。
今17.3期営業利益は会社計画比で10億円上振れの330億円、来18.3期営業利益は前年比で30億円増の360億円を予想。来18.3期のFPC市場は競合激化に加え、主要顧客からの厳しいコストダウン要請が想定される。情報通信がけん引し、全体では増益基調が続くとみられるが、FPCの収益悪化リスクには留意すべきとした。
★11:07 大同特殊鋼-みずほが目標株価引き上げ 18.3期は小幅増益を想定
大同特殊鋼<5471.T>が反落。みずほ証券では、エネルギーコスト上昇などで来18.3期は小幅増益を想定。投資判断「中立」を継続も、目標株価は460円→530円と引き上げた。
自動車向け特殊鋼の販売回復が寄与し、みずほの今17.3期従来経常利益予想に対する3Q累計(4~12月)の進ちょく率は90%に達した。足元の業績は好調だが、株価も11~15年の高値(13年5月の690円)比80%の水準にある。IFISコンセンサスでは、来18.3期経常利益は273億円が見込まれている。来18.3期にはエネルギーコストの上昇が始まり、利益拡大には徐々にブレーキがかかると予想。来18.3期経常利益は前期比では6.5%増、11~15年のピーク(12.3期の318億円)比では77%の水準にとどまり、今後株価の上値余地は限定的と判断。
大同特殊鋼<5471.T>が反落。みずほ証券では、エネルギーコスト上昇などで来18.3期は小幅増益を想定。投資判断「中立」を継続も、目標株価は460円→530円と引き上げた。
自動車向け特殊鋼の販売回復が寄与し、みずほの今17.3期従来経常利益予想に対する3Q累計(4~12月)の進ちょく率は90%に達した。足元の業績は好調だが、株価も11~15年の高値(13年5月の690円)比80%の水準にある。IFISコンセンサスでは、来18.3期経常利益は273億円が見込まれている。来18.3期にはエネルギーコストの上昇が始まり、利益拡大には徐々にブレーキがかかると予想。来18.3期経常利益は前期比では6.5%増、11~15年のピーク(12.3期の318億円)比では77%の水準にとどまり、今後株価の上値余地は限定的と判断。
★11:09 コーセー-大幅反発 群馬工場の新生産棟が稼働開始 総生産量が1.3倍に
コーセー<4922.T>が大幅反発。同社は2日に、群馬工場(群馬県伊勢崎市)の敷地内に新たに建設した新生産棟が、3月1日に一部稼働を開始したと発表した。
棟内の諸室は生産工程順にコンパクトに集約し、動線のワンウェイ化を図っている。また、物流・マテリアルハンドリング効率の向上を図り、自動化ラインなどとあわせ生産性の向上を実現するという。これにより、同社の持つ工場の国内外の総生産量が、稼働後は従来の約1.3倍へと拡大するとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。
コーセー<4922.T>が大幅反発。同社は2日に、群馬工場(群馬県伊勢崎市)の敷地内に新たに建設した新生産棟が、3月1日に一部稼働を開始したと発表した。
棟内の諸室は生産工程順にコンパクトに集約し、動線のワンウェイ化を図っている。また、物流・マテリアルハンドリング効率の向上を図り、自動化ラインなどとあわせ生産性の向上を実現するという。これにより、同社の持つ工場の国内外の総生産量が、稼働後は従来の約1.3倍へと拡大するとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。
★11:14 武田-JPモルガンが「Neutral」で調査再開 向かう方向は正しいと評価
武田薬品工業<4502.T>がもみ合い。JPモルガン証券では、リサーチにかかる制限期間の終了に伴い、投資判断「Neutral」、目標株価5200円(制限以前2016年12月までの目標株価は5000円)として、カバレッジを再開した。
同社は2014年6月にChristophe Weber氏の社長就任以降、重点疾患領域の絞り込み[オンコロジー(がん)、消化器系疾患領域(GI)、中枢神経系疾患領域(CNS)]に伴う他疾患領域の整理、長期収載品事業のTeva社とのJVへの移行、コンシューマーヘルスケア事業の分社化、一部製造部門の子会社(武州製薬)への移管など、非コア資産の整理と事業効率化を次々と進めてきた。また、昨夏には英国ケンブリッジの研究拠点の閉鎖と研究開発拠点の再編を発表し、コア部門の事業効率化も進んでいる。これらの取り組みはグローバル大手医薬品企業の動向とも一致しており、進むべき方向としてポジティブに評価できるとした。
武田薬品工業<4502.T>がもみ合い。JPモルガン証券では、リサーチにかかる制限期間の終了に伴い、投資判断「Neutral」、目標株価5200円(制限以前2016年12月までの目標株価は5000円)として、カバレッジを再開した。
同社は2014年6月にChristophe Weber氏の社長就任以降、重点疾患領域の絞り込み[オンコロジー(がん)、消化器系疾患領域(GI)、中枢神経系疾患領域(CNS)]に伴う他疾患領域の整理、長期収載品事業のTeva社とのJVへの移行、コンシューマーヘルスケア事業の分社化、一部製造部門の子会社(武州製薬)への移管など、非コア資産の整理と事業効率化を次々と進めてきた。また、昨夏には英国ケンブリッジの研究拠点の閉鎖と研究開発拠点の再編を発表し、コア部門の事業効率化も進んでいる。これらの取り組みはグローバル大手医薬品企業の動向とも一致しており、進むべき方向としてポジティブに評価できるとした。
★11:15 大成建設-底堅い 鉄筋コンクリート構造物のひび割れの幅を低減する技術開発
大成建設<1801.T>が底堅い。3日付の日経産業新聞で、鉄筋コンクリート構造物のひび割れの幅を低減する技術を開発したと報じられた。
主鉄筋に細いステンレス鉄筋や炭素繊維強化プラスチックを組み合わせ、ひび割れの幅を低減する。従来の技術より施工が簡単で、コストも抑制できる見通しという。土木と建築の両分野で活用する考えで、発注者に新技術の採用を働きかけるとしている。
大成建設<1801.T>が底堅い。3日付の日経産業新聞で、鉄筋コンクリート構造物のひび割れの幅を低減する技術を開発したと報じられた。
主鉄筋に細いステンレス鉄筋や炭素繊維強化プラスチックを組み合わせ、ひび割れの幅を低減する。従来の技術より施工が簡単で、コストも抑制できる見通しという。土木と建築の両分野で活用する考えで、発注者に新技術の採用を働きかけるとしている。
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