後場コメント No.1 シスメックス、弁護士ドットコム、ニプロ、エムスリー、東芝など
★12:30 シスメックス－ジェフリーズが目標株価引き下げ 中国回復が見えると株価は上昇する
シスメックス<6869.T>が3日続伸。ジェフリーズ証券では、現状株価は来18.3期PERで31.6倍とセクター内で高い水準にあるが、中国懸念で過去のバリュエーション比では低い水準と判断。中国の回復が見えると株価は上昇するとみて、投資判断「BUY」を継続した。目標株価は9000円→8000円と引き下げた。
3Q実績は売上高619億円（前年同期比-3.0％）、営業利益121億円（-25.7％）、四半期利益85億円（同-23.9％）。通期会社予想に対して、売上高、営業利益ともに下振れたと推察。売上高は上期に引き続き、中国と欧州が会社計画を下回った一方、米州、アジア・パシフィック、日本は計画通りの進ちょく。米州は上期と同じく+13％と高い成長が継続。中国と欧州の下振れ理由は上期と同じく、中国の在庫対流（前期の売上増加の反動による）、欧州は買収したPartec とInosticsの未達、ポンドの為替影響。
電話会議のなかで、米国1位の検査センター「クエスト」からのヘマトロジーの受注（クエストのラボすべてで、他社からシスメックス製品に置き換える）の獲得が発表され、注目するとした。
シスメックス<6869.T>が3日続伸。ジェフリーズ証券では、現状株価は来18.3期PERで31.6倍とセクター内で高い水準にあるが、中国懸念で過去のバリュエーション比では低い水準と判断。中国の回復が見えると株価は上昇するとみて、投資判断「BUY」を継続した。目標株価は9000円→8000円と引き下げた。
3Q実績は売上高619億円（前年同期比-3.0％）、営業利益121億円（-25.7％）、四半期利益85億円（同-23.9％）。通期会社予想に対して、売上高、営業利益ともに下振れたと推察。売上高は上期に引き続き、中国と欧州が会社計画を下回った一方、米州、アジア・パシフィック、日本は計画通りの進ちょく。米州は上期と同じく+13％と高い成長が継続。中国と欧州の下振れ理由は上期と同じく、中国の在庫対流（前期の売上増加の反動による）、欧州は買収したPartec とInosticsの未達、ポンドの為替影響。
電話会議のなかで、米国1位の検査センター「クエスト」からのヘマトロジーの受注（クエストのラボすべてで、他社からシスメックス製品に置き換える）の獲得が発表され、注目するとした。
★12:32 弁護士ドットコム－反発 登録弁護士向けに国内・海外航空券サービス提供
弁護士ドットコム<6027.T>が反発。同社は3日11時30分に、エボラブルアジア<6191.T>と提携し、同社登録弁護士向けに国内・海外航空券の旅行コンテンツ提供サービス「弁護士ドットコムTRAVEL」を提供することを発表した。
「弁護士ドットコムTRAVEL」は、国内航空キャリア14 社の航空チケットを路線ごとに一括横断検索でき、最適な航空券を購入することが可能であることや、当日まで予約・変更が可能といった特長があるという。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
弁護士ドットコム<6027.T>が反発。同社は3日11時30分に、エボラブルアジア<6191.T>と提携し、同社登録弁護士向けに国内・海外航空券の旅行コンテンツ提供サービス「弁護士ドットコムTRAVEL」を提供することを発表した。
「弁護士ドットコムTRAVEL」は、国内航空キャリア14 社の航空チケットを路線ごとに一括横断検索でき、最適な航空券を購入することが可能であることや、当日まで予約・変更が可能といった特長があるという。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
★12:35 ニプロ－ジェフリーズが「BUY」へ引き上げ セクター内では引き続き割安な水準
ニプロ<8086.T>が変わらずを挟んで5日続伸。ジェフリーズ証券では、投資判断を「HOLD」→「BUY」、目標株価は1300円→1800円と引き上げた。
今17.3期は営業赤字のNDI売却による収益改善効果も大きいが（通期で約40億円の影響）、それを除いても医療、医薬の売上拡大による増益ができていると評価。また、ニプロはその期の当期利益で期の配当を決定するため、現状の為替水準が続けば、今17.3期は配当予想が上方修正されると想定。好調な3Q決算を受けて株価は上昇したが、財務内容（有利子負債が大きい）などから、現状株価は来18.3期PERで10.5倍とセクター内では引き続き割安な水準。短期的にはCB（転換社債）からの転換（転換価格は1462円。約10％の希薄化）が株価上昇の逆風となるが、ネガティブな要因を考慮しても、株価は上昇余地があると判断。
ニプロ<8086.T>が変わらずを挟んで5日続伸。ジェフリーズ証券では、投資判断を「HOLD」→「BUY」、目標株価は1300円→1800円と引き上げた。
今17.3期は営業赤字のNDI売却による収益改善効果も大きいが（通期で約40億円の影響）、それを除いても医療、医薬の売上拡大による増益ができていると評価。また、ニプロはその期の当期利益で期の配当を決定するため、現状の為替水準が続けば、今17.3期は配当予想が上方修正されると想定。好調な3Q決算を受けて株価は上昇したが、財務内容（有利子負債が大きい）などから、現状株価は来18.3期PERで10.5倍とセクター内では引き続き割安な水準。短期的にはCB（転換社債）からの転換（転換価格は1462円。約10％の希薄化）が株価上昇の逆風となるが、ネガティブな要因を考慮しても、株価は上昇余地があると判断。
★12:39 エムスリー－ジェフリーズが目標株価引き下げ 医療の成長性と安定性に注目
エムスリー<2413.T>が3日ぶり反落。ジェフリーズ証券では、インターネットセクターでは成長企業に対して高バリュエーションがつけられているが、医療の成長性と安定性も付加されるべきと考えるとし、株価は上昇余地があると判断。投資判断「BUY」を継続した。目標株価は4500円→3500円と引き下げた。
3Qでは、2Qで売上伸長率が減速していた「MR君ファミリー」が回復。医療ポータルは4Qは前4Qの売上水準が高いため、3Qほどの売上増収率は期待できないと思われるが、前期からの営業強化もあり、順調な推移を予想。ジェフリーズでは毎年の薬価改定の決定による製薬メーカーの急激な経費削減を懸念していたが、来18.3期に向けての契約更新は順調に進んだもよう。ただし、来18.3期の途中での薬価改定の議論しだいでは、コスト削減の影響が出る可能性もある。とは言え、日本の医療機器市場の低調が続くなかではカバレッジ内で相対的に売り上げをあげやすいと思われるとした。
エムスリー<2413.T>が3日ぶり反落。ジェフリーズ証券では、インターネットセクターでは成長企業に対して高バリュエーションがつけられているが、医療の成長性と安定性も付加されるべきと考えるとし、株価は上昇余地があると判断。投資判断「BUY」を継続した。目標株価は4500円→3500円と引き下げた。
3Qでは、2Qで売上伸長率が減速していた「MR君ファミリー」が回復。医療ポータルは4Qは前4Qの売上水準が高いため、3Qほどの売上増収率は期待できないと思われるが、前期からの営業強化もあり、順調な推移を予想。ジェフリーズでは毎年の薬価改定の決定による製薬メーカーの急激な経費削減を懸念していたが、来18.3期に向けての契約更新は順調に進んだもよう。ただし、来18.3期の途中での薬価改定の議論しだいでは、コスト削減の影響が出る可能性もある。とは言え、日本の医療機器市場の低調が続くなかではカバレッジ内で相対的に売り上げをあげやすいと思われるとした。
★12:46 東芝－3日ぶり反落 傘下ランディス・ギアの売却検討 売却額は20億ドル規模
東芝<6502.T>が3日ぶり反落。ロイターは2日に、東芝が傘下のスマートメーター（次世代電力計）大手ランディス・ギアを売却する方向で準備を進めていることが、関係筋の話で分かったと報じた。売却額は20億ドルに上る可能性があり、米原発事業の減損で傷んだ財務の立て直しを急ぐとしている。
東芝<6502.T>が3日ぶり反落。ロイターは2日に、東芝が傘下のスマートメーター（次世代電力計）大手ランディス・ギアを売却する方向で準備を進めていることが、関係筋の話で分かったと報じた。売却額は20億ドルに上る可能性があり、米原発事業の減損で傷んだ財務の立て直しを急ぐとしている。
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