後場コメント No.4 みらかHD、フクダ電子、サイバーダイン、パラマウント、CTCなど

2017/03/03(金) 15:00
★13:19  みらかHD-ジェフリーズが目標株価引き上げ 株価は上昇しにくい局面が続く
 みらかホールディングス<4544.T>が4日ぶり反落。ジェフリーズ証券では、投資判断「HOLD」を継続、目標株価は4900円→5700円と引き上げた。
 同社は2016年10月1日に社長が交代。その後、10月13日に4年間にわたって開発を続けていた「ナビラボ」の中止を発表。新社長のもと、来18.3期から新しい成長に向けた新戦略(新中計)がスタートする。
 コスト面では、数百名規模のリストラ策も浮上(コスト高い従業員をコストの安い従業員に入れ替える)。ただし会社は、これによる収益は今後の成長のために使用するとしている(研究開発費、CLTの装置設置等に使用される予定)。しばらくは新戦略の実行に対する様子見が続くとみられ、株価は上昇しにくい局面が続くとした。

★13:23  フクダ電子-ジェフリーズが目標株価引き上げ 中長期で成長力は限られると想定
 フクダ電子<6960.T>が反発。ジェフリーズ証券では、投資判断「HOLD」を継続、目標株価は6400円→6800円と引き上げた。
 日本市場は政府の医療費削減政策のため、高い成長は見込めない。中長期的を展望した場合、日本市場の売上が95%以上を占めるとみられる同社の成長力は限られると想定。
 2016年6月に、オムロンコーリンの買収とオムロンヘルスケアとの事業提携を発表。今17.3期4Qからオムロンコーリンが連結対象となる。オムロンヘルスケアとの提携では、新しい在宅事業の創出と、オムロンヘルスケアの中国やアジアの基盤を活用して同社製品の拡販を推進する計画。オムロンでは事業ポートフォリオマネジメントを積極的に行っており、医療機関向け市場にどこまで積極的に関わってくるかは未知数とした。

★13:28  サイバーダイン-ジェフリーズが目標株価引き下げ 株価は上昇しにくい状況が続く
 CYBERDYNE<7779.T>が3日ぶり反発。ジェフリーズ証券では、売上規模の大きな米国と日本の脳卒中や、脊髄損傷に適用が拡大するまでは、株価は上昇しにくい状況が続くと想定。投資判断「HOLD」を継続、目標株価は2200円→1800円と引き下げた。
 同社の業績は、公的保険適用が認められるタイミングと価格がポイント。ドイツでは2013年8月に公的労災保険の適用対象となった。米国ではFDA(食品医薬局)の承認待ちだが、新しいカテゴリーの承認取得を狙っていると思われ、承認取得に動き出すタイミングは来18.3期以降で、実際の売上寄与はさらに先になるとみられるとした。

★13:36  パラマウントベッド-ジェフリーズが目標株価引き下げ 介護報酬改定の影響は限定的
 パラマウントベッドホールディングス<7817.T>が3日ぶり反落。ジェフリーズ証券では、投資判断「HOLD」を継続、目標株価は5400円→4600円と引き下げた。
 政策面で懸念材料だった、2018年度の介護報酬改定での「ベッドの要介護2からの除外」はなくなった。また、2018年10月からスタートする福祉用具レンタル価格の上限設定も、一部の福祉用具貸与業者の差益縮小があるものの、パラマウントベッドに対する影響は限定的と思われるとした。
 高齢者施設は4Qと来18.3期は建設案件の増加が見込まれ、増収が予想されるが、売上構成比が高い医療施設は厳しい状況が続くと思われ、今後の成長性はカバレッジ内では高くないとの見方を示した。

★13:37  CTC-底堅い 子会社が医薬品の臨床開発期間を短縮するソリューション提供開始
 伊藤忠テクノソリューションズ<4739.T>が底堅い。同社は3日に、子会社のCTCライフサイエンス(東京都品川区)が、ベルギーに本社を置くMDCPartners社と国内で初めて販売代理店契約を締結し、「ta-Scan」の提供を開始したと発表した。
 「ta-Scan」は、臨床試験の計画立案を支援するWebベースの統合ソリューションという。臨床試験の計画立案に必要なデータを世界中のWebサイトから自動で収集し、データの意味づけを行う独自のセマンティック技術で各情報を関連させ、臨床試験のための網羅的なデータベースを構築するとしている。


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