前場コメント No.8 鳥貴族、日本郵船、ピジョン、アイル、旭化成など

2017/03/07(火) 11:30
★9:25  鳥貴族-続落 2月の既存店売上高1.0%増 客単価は0.9%減
 鳥貴族<3193.T>が続落。同社は6日の大引け後に、2月の既存店売上高(直営店)が前年同月比1.0%増だったと発表した。3カ月連続で前年実績を上回った。客数は同1.9%増、客単価は同0.9%減となった。

★9:25  日本郵船-野村が目標株価引き上げ 市況前提を変更 業績予想を上方修正
 日本郵船<9101.T>が変わらずを挟んで4日続伸。野村証券では、市況前提を変更し、業績予想を上方修正。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は230円→260円と引き上げた。
 10~12月期決算とコンテナ船、ドライバルク船の市況前提の変更を反映させ、野村予想を上方修正。ただし、コンテナ船の3社統合によるシナジー効果による費用削減が見込まれる19.3期の経常利益は440億円と、15.3期や前16.3期に届かないとみているとし、すでに来18.3期予想基準PBRは0.8~0.9倍程度と2010年以降の水準で、高い水準にあると判断。

★9:26  ANA-JPモルガンが目標株価引き上げ マーケットが見落としている静かなる変化
 ANAホールディングス<9202.T>がもみ合い。JPモルガン証券では、マーケットが見落としている静かなる変化に注目。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を420円→430円と引き上げた。
 株式市場がANAの静かなる変化を見落としていると考えるとコメント。全日空の社長交代をきっかけに、同社が今後2~3年の重点を路線拡大から収益性向上へシフトしている。同時に、財務体質の改善を背景に、株主還元の強化に踏み込む可能性が大きい。この2点は中長期的なポジティブ要因だが、株価に織り込まれていないとの見方を示した。よって、同社株を運輸セクター全カバレッジ銘柄の中で、最も強気で推奨するとした。

★9:27  ピジョン-続伸 今期6%営業増益見込む 前期10%増益着地
 ピジョン<7956.T>が変わらずを挟み続伸。同社は6日、18.1期通期の連結営業利益予想を170億円(前期比6.1%増)とすると発表した。
 第6次中期経営計画の3年間に、重点商品に対する経営資源の優先的投入と戦略的投資を行い、その後のピジョンの二桁成長につながる土台作りを行う考え。
 17.1期通期の営業利益は160億円(前の期比10.3%増)だった。訪日客のインバウンド消費の拡がりなどによる国内ベビー・ママ事業の業績拡大のほか、効果的な販管費の使用や原価率の改善なども寄与した。

★9:28  アイル-ストップ高買い気配 上期営業益30.1%増 商品力の向上で
 アイル<3854.T>がストップ高買い気配。同社は6日に、17.7期上期(8-1月)の連結営業利益は1.7億円(前年同期比30.1%増)だったと発表した。
 「リアル」面では、主力のパッケージソフトウェア「アラジンオフィス」の商品力を
強化。販売面でも受注実績が順調に推移した。「Web」面では、既存の顧客から機能面における要望を収集し、迅速に新機能として反映させることで、商品力を向上させ販売実績を伸ばした。なお、通期の会社計画4.0億円(前期比6.4%増)は据え置いた。

★9:28  旭化成-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 住宅などビジビリティが高まってきた
 旭化成<3407.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、住宅とエレクトロニクスのビジビリティが高まってきたと判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は840円→920円と引き上げた。
 今17.3期3Q決算時に通期会社計画を上方修正したことに象徴される通り、業績は堅調。これまでの懸念要因は2つあった。(1)杭問題などの影響で一時受注が低迷した住宅部門だが、16年12月から受注が前年同月比プラスに戻っており、おおむねその影響が判明してきた。(2)Polypore社買収によるのれん償却負担などで前16.3期3Qから赤字転落していたエレクトロニクス部門。こちらも今17.3期3Qには黒字転換した。
 最大の懸念だった2つの要因のビジビリティがある程度高まってきたことから、当面の業績の下ぶれ懸念は限定的になってきたと判断。


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