前場コメント No.10 三菱ケミカル、クラレ、トプコン、宇部興産、任天堂など
★9:44 テクマトリックス－急騰 次世代データセキュリティソフト「デジタル ガーディアン クラウド」提供開始
テクマトリックス<3762.T>が急騰。同社は7日に、子会社のクロスヘッド（東京都渋谷区）が「デジタル ガーディアン クラウド」の提供を3月13日より開始すると発表した。
次世代のデータセキュリティソフト「デジタル ガーディアン」は、サイバー攻撃を入口で遮断する従来の手法ではなく、不正な進入をされていることを前提に、データ漏洩の被害を食い止める出口の監視を行うという。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。
テクマトリックス<3762.T>が急騰。同社は7日に、子会社のクロスヘッド（東京都渋谷区）が「デジタル ガーディアン クラウド」の提供を3月13日より開始すると発表した。
次世代のデータセキュリティソフト「デジタル ガーディアン」は、サイバー攻撃を入口で遮断する従来の手法ではなく、不正な進入をされていることを前提に、データ漏洩の被害を食い止める出口の監視を行うという。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。
★9:47 三菱ケミカル－続伸 ディスプレー用色材で有機ELに参入
三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が続伸。7日付の日刊工業新聞で、同社傘下の三菱化学（千代田区）がディスプレー用色材（カラーレジスト）事業で有機エレクトロ・ルミネッセンス（EL）分野に本格参入すると報じられた。
2017年度内にモバイル向けでバンク材（隔壁材）の採用を目指すという。テレビ向けの発光材料も売りこむとみられる。現状のテレビ、スマートフォンは液晶が主流だが、中長期的に有機EL比率が高まるとした。
三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が続伸。7日付の日刊工業新聞で、同社傘下の三菱化学（千代田区）がディスプレー用色材（カラーレジスト）事業で有機エレクトロ・ルミネッセンス（EL）分野に本格参入すると報じられた。
2017年度内にモバイル向けでバンク材（隔壁材）の採用を目指すという。テレビ向けの発光材料も売りこむとみられる。現状のテレビ、スマートフォンは液晶が主流だが、中長期的に有機EL比率が高まるとした。
★9:48 クラレ－野村が目標株価引き上げ 原油高もあって業績は若干伸び悩み
クラレ<3405.T>がもみ合い。野村証券では、原油高もあって業績は若干伸び悩みと判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1600円→1780円と引き上げた。
前16.12期決算とその後のヒアリングを受け、営業利益予想を下方修正するものの、市場平均PERの上昇により目標株価は引き上げ。主力の液晶ポバールフィルムの今17.12期売上数量は前期比5％程度の増加は期待できるが、原油由来を中心とする原料高や米国ポバール樹脂の本格稼働の遅れなどで短期業績は伸び悩む見通し。
クラレ<3405.T>がもみ合い。野村証券では、原油高もあって業績は若干伸び悩みと判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1600円→1780円と引き上げた。
前16.12期決算とその後のヒアリングを受け、営業利益予想を下方修正するものの、市場平均PERの上昇により目標株価は引き上げ。主力の液晶ポバールフィルムの今17.12期売上数量は前期比5％程度の増加は期待できるが、原油由来を中心とする原料高や米国ポバール樹脂の本格稼働の遅れなどで短期業績は伸び悩む見通し。
★9:51 トプコン－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ 北米事業環境改善を織り込む
トプコン<7732.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、北米事業環境改善をポジショニング、アイケアに織り込むとコメント。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は1600円→1900円と引き上げた。
同社に対する見方をややポジティブに変更。理由は以下の通り。（1）17.3期3Q（10～12月）より前年同期比で営業利益の改善が続くと予想していたが、実際3Q決算では前年同期比黒字転換を達成。業績は計画線での推移に戻りつつある。（2）不安要素であったアメリカの政権交代に関しては、政策の方向性が見えてくるなど不確定要素は従来より減少している。（3）17.3期は増益決算を予想。当面の最悪期は脱したと判断。
トプコン<7732.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、北米事業環境改善をポジショニング、アイケアに織り込むとコメント。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は1600円→1900円と引き上げた。
同社に対する見方をややポジティブに変更。理由は以下の通り。（1）17.3期3Q（10～12月）より前年同期比で営業利益の改善が続くと予想していたが、実際3Q決算では前年同期比黒字転換を達成。業績は計画線での推移に戻りつつある。（2）不安要素であったアメリカの政権交代に関しては、政策の方向性が見えてくるなど不確定要素は従来より減少している。（3）17.3期は増益決算を予想。当面の最悪期は脱したと判断。
★9:54 宇部興産－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ ラクタム市況上昇のインパクトは限定的
宇部興産<4208.T>がもみ合い。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、ラクタム市況上昇のポジティブインパクトは限定的とみて、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は240円→270円と引き上げた。
カプロラクタム（CPL）の市況が上昇しており、それに伴ってスプレッド（スポットベース）も16年4月～12月実績の700ドル/トンに対し、足元では1200ドル/トンを超えている。ただし、宇部興産はここ数年、CPLの外販を減らして川下であるナイロンの販売を増やす構造改革を行ってきたため、CPL価格上昇はナイロン事業でのコストアップ要因ともなる。したがって、仮にCPL価格が大きく上昇しても業績へのポジティブインパクトは以前に比べるとかなり小さくなっていると指摘。
宇部興産<4208.T>がもみ合い。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、ラクタム市況上昇のポジティブインパクトは限定的とみて、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は240円→270円と引き上げた。
カプロラクタム（CPL）の市況が上昇しており、それに伴ってスプレッド（スポットベース）も16年4月～12月実績の700ドル/トンに対し、足元では1200ドル/トンを超えている。ただし、宇部興産はここ数年、CPLの外販を減らして川下であるナイロンの販売を増やす構造改革を行ってきたため、CPL価格上昇はナイロン事業でのコストアップ要因ともなる。したがって、仮にCPL価格が大きく上昇しても業績へのポジティブインパクトは以前に比べるとかなり小さくなっていると指摘。
★9:58 任天堂－3日続伸 「ニンテンドースイッチ」 2日間の米州販売が過去最高に
任天堂<7974.T>が3日続伸。ブルームバーグは7日9時44分に、「ニンテンドースイッチの金・土曜日の米州での販売台数は任天堂のこれまでの販売後最初の2日間の記録を塗り替えた」と、米国任天堂のレジー・フィサメィ社長が米紙ニューヨークタイムズとのインタビューで発言したと報じた。
また、「ニンテンドースイッチ」向けゲームソフト「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」は「ニンテンドー64」向けの「スーパーマリオ」を抜き、任天堂の単独ローンチタイトルとしては最高の販売数となったとしている。
任天堂<7974.T>が3日続伸。ブルームバーグは7日9時44分に、「ニンテンドースイッチの金・土曜日の米州での販売台数は任天堂のこれまでの販売後最初の2日間の記録を塗り替えた」と、米国任天堂のレジー・フィサメィ社長が米紙ニューヨークタイムズとのインタビューで発言したと報じた。
また、「ニンテンドースイッチ」向けゲームソフト「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」は「ニンテンドー64」向けの「スーパーマリオ」を抜き、任天堂の単独ローンチタイトルとしては最高の販売数となったとしている。
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