後場コメント No.6 ユニプレス、メック、ライザップ、三菱電機、高砂香料など

2017/03/07(火) 15:00
★13:38  グリー-JPモルガンが目標株価引き上げ 強気に転じにくい状況が続く見通し
 グリー<3632.T>が続落。JPモルガン証券では、投資判断「Underweight」を継続も、目標株価は480円→520円と引き上げた。
 下期は、複数の新作タイトルの動向が株価のアップサイドリスクとなる。一方で、業績本格回復には、既存タイトルの減衰を相殺するにヒットの創出が必要であり、楽観視はできないとした。株価は割高感が強く、強気に転じにくい状況が続く見通し。

★13:39  ユニプレス-いちよしが「B」へ引き下げ ホットスタンプ材の追加投資が進む可能性
 ユニプレス<5949.T>が6日ぶり反落。いちよし経済研究所では、業績好調も、成長に不可欠なホットスタンプ材への対応投資で固定費負担が上昇するとみて、レーティングを「A」→「B」と引き下げた。フェアバリューは2700円で継続。
 中期業績予想に変更はなし。株価が上昇し、フェアバリューとのかい離率が縮小。日産自動車の生産増、米テネシー拠点の採算改善が、引き続き業績ドライバー。一方で、中期的に予想される固定費負担の上昇と、ホットスタンプ材の生産性悪化を吸収して、利益率を改善できるかが今後の注目ポイントとした。

★13:43  メック-いちよしがフェアバリュー引き下げ 実質的な利益予想を下方修正
 メック<4971.T>が3日続落。いちよし経済研究所では、業容拡大に向けた固定費負担増などから、実質的な利益予想を下方修正。レーティング「B」を継続、フェアバリューは1200円→1100円と引き下げた。
 来期以降の決算期変更(3月→12月)が予定されていることを考慮し、いちよしの業績予想を見直し。また、本社新社屋竣工(2016年10月)に伴う経費増などを考慮に入れ、実質的な利益予想の下方修正。
 CZシリーズを中心に、電子基板用薬品は堅調な拡大継続を予想。電子基板の高密度化進展により、中期的な成長力は十分にあるとの見方を示した。

★13:44  ライザップ-5日続伸 ファミリーマートと毎日食べたくなるパン「くるみロール」など3種類を販売
 RIZAPグループ<2928.SP>が5日続伸。同社は6日に、傘下のRIZAP(東京都新宿区)と、ファミリーマート(東京都豊島区)との共同開発商品として、「RIZAP くるみロール」など3種類を7日から、全国のファミリーマート・サークルK・サンクス店舗1万8000店で発売すると発表した。
 「RIZAP くるみロール」を新たなラインナップに加えるとともに、発売中の共同開発商品のなかでも特に人気の高い「RIZAP ハムチーズロール」「RIZAP チーズケーキ」についても、おいしさを追求しつつ糖質をさらにおさえ、同時に発売するとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★13:45  三菱電機-3日続落 演算量など30分の1にした画像認識向けAI開発
 三菱電機<6503.T>が3日続落。7日付の日刊工業新聞で、同社が推論に必要な演算量や使用メモリー量を従来比30分の1に削減した画像認識向け人工知能(AI)を開発したと報じられた。
 演算量や使用メモリー量を抑えた結果、小型の基盤などに搭載できるようになったという。これにより監視カメラなどの機器に組み込みやすくなるとされる。機器側で第1段階の画像認識を行うことで、ネットワーク上に映像を送る負荷が減り、より高度に分析できるようになるとした。しかし株価は、軟調な地合いのなかで下落している。

★13:50  高砂香料-反発 インド工場が稼働 香料需要を取り込む基盤に
 高砂香料工業<4914.T>が3日ぶり反発。3月7日付け化学工業日報で、同社がこのほど、インドのチェンナイで立ち上げたフレーバー・フレグランス新工場の開所式を行ったと伝えられた。
 現地に本格的な開発・生産拠点を設けたことで、年率7~8%の伸びを続けている香料需要を取り込む基盤を得たとされる。「100周年を迎える2020年に向けた成長の大きな原動力」(桝村聡社長)とし、パキスタンやスリランカなど近隣国への供給拠点としても活用する。インド拠点の稼働はグループの世界戦略において重要な役割を果たすと、記事では報じている。


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