前場コメント No.9 田中精密、パナソニック、ダイヘン、メタップス、三菱商事など

2017/03/08(水) 11:30
★9:53  横浜ゴム-野村が目標株価引き上げ 数量増見えてくるかがポイント
 横浜ゴム<5101.T>が続落。野村証券では、種まきは進み、数量増見えてくるかがポイントとコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1400円→2400円と引き上げた。
 前16.12期にあった買収関連費用や立ち上げ費用がなくなるため、今17.12期は原材料高あっても営業増益が予想される。来18.12期にかけても値上げ効果と数量増で増益が続く見込み。ただし、利益改善が進む来18.12期のPERでも割安感はないと判断。国内外での市販用タイヤでの高付加価値製品の拡販、トラック・バス用や農機用、産業用など乗用車用以外の分野でプレゼンス向上が図れるかが、今後のポイントとした。

★9:54  田中精密工業-大幅反発 通期最終益を上方修正 投資有価証券売却益の発生で
 田中精密工業<7218.T>が大幅反発。同社は7日、17.3期通期の連結純利益予想を従来の3.0億円から8.0億円(前期比17.5%増)へと引き上げると発表した。保有する投資有価証券の一部売却を決定し、投資有価証券売却益(特別利益)が約5億円発生する見込みとなった。

★9:56  パナソニック-みずほが目標株価引き上げ 中計達成には売り上げが足りない
 パナソニック<6752.T>がもみ合い。みずほ証券では、Tesla向け電池事業拡大で注目度上昇も、中計達成には売り上げが足りないとして、投資判断「中立」を継続した。目標株価は1120円→1180円と引き上げた。
 みずほでは同社の来18.3期、19.3期営業利益(IFRS)を連続して2ケタ増益と予想するとしたが、足元の株価は19.3期みずほ予想でPER約15倍と、再来期の利益伸長をほぼ織り込み、フェアバリューと判断。同社中計目標である19.3期営業利益4500億円は見直しが必要と考えられること、コンセンサス営業利益予想が低下していく可能性、自社株買いの株主還元策が期待しにくいことなどから、強気なスタンスを採るには材料不足と考えるとした。

★10:01  ダイヘン-底堅い 中国でアーク溶接ロボなど拡充
 ダイヘン<6622.T>が底堅い。8日付の日刊工業新聞で、同社が中国市場でアーク溶接ロボットと周辺工程向けロボットのラインアップを拡充すると報じられた。
 周辺工程向けでは搬送用ロボットの新製品や多関節ロボットを投入するという。主力のアーク溶接ロボの増販と合わせて、2020年度の販売台数を15年度比約2倍の6000台規模に引き上げるとされる。

★10:04  メタップス-急伸 仮想通貨×投資分野に参入 仮想通貨のAIトレーディング施設を設置
 メタップス<6172.T>が急伸。同社は3月8日10時に、仮想通貨の人工知能(AI)によるトレーディングを行う「Trading Studio(トレーディングスタジオ)」を設置し、仮想通貨市場の取引データの解析および売買アルゴリズムの構築および投資を進めると発表した。
 2017年予定の改正資金決済法の施行による仮想通貨の本格的な普及を見据え、仮想通貨の投資に特化した「Trading Studio」を開設し、AIアルゴリズムによるトレーディングと、それに付随するプロダクトの開発を行う。仮想通貨の日々の膨大な取引データを解析して変動パターンを抽出、パフォーマンスが最大になる投資アルゴリズムを構築し、実際の運用テストを通して精度を高める。また、国際政治ニュースや既存の為替市場や株式市場との関係性など、仮想通貨の変動パターンを広く分析する。
 今後は金融機関の参入も予想され、効率的なトレーディングの需要が高まると予想しているとし、証券会社や投資家向けソリューションの提供や、既存の仮想通貨取引所との協業なども進めていく予定。

★10:08  三菱商事-大和が目標株価引き上げ 主力事業のけん引による業績改善が進む
 三菱商事<8058.T>がもみ合い。大和証券では、主力事業のけん引による業績改善が進むと想定。投資判断「1(買い)」を継続、目標株価は3100円→3300円と引き上げた。3Q決算は強気の投資判断をサポートする内容。原料炭事業を中心に今17.3期~19.3期の大和予想について、純利益を上方修正。


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