前場コメント No.13 大王製紙、ＪＳＲ、日本ラッド、中外製薬、ナブテスコなど
★10:46 大王製紙－大和が目標株価引き上げ 短期業績はやや停滞も中期成長期待は持続
大王製紙<3880.T>が続伸。大和証券では、短期業績はやや停滞も、中期成長期待は持続とコメント。投資判断「3（中立）」を継続も、目標株価は1300円→1400円と引き上げた。
原燃料高の影響などを勘案し、大和予想の営業利益を若干減額修正。日清紡ホールディングスの紙製品事業取得は、家庭紙事業強化の点でポジティブと判断。中期持続成長のカギは引き続き、H&PCの海外での立体的事業展開とした。
大王製紙<3880.T>が続伸。大和証券では、短期業績はやや停滞も、中期成長期待は持続とコメント。投資判断「3（中立）」を継続も、目標株価は1300円→1400円と引き上げた。
原燃料高の影響などを勘案し、大和予想の営業利益を若干減額修正。日清紡ホールディングスの紙製品事業取得は、家庭紙事業強化の点でポジティブと判断。中期持続成長のカギは引き続き、H&PCの海外での立体的事業展開とした。
★10:46 ＪＳＲ－大和が目標株価引き上げ 来期は営業増益転換も特段の割安感はない
ＪＳＲ<4185.T>がもみ合い。大和証券では、来期は営業増益転換も特段の割安感はないとみて、投資判断「3（中立）」を継続した。目標株価は1630円→2000円と引き上げた。3Qのエラストマー販売量は、一時的な要因が押し上げた形。大和予想は円安を主因に増額も、数量想定に大きな変更はないとした。
ＪＳＲ<4185.T>がもみ合い。大和証券では、来期は営業増益転換も特段の割安感はないとみて、投資判断「3（中立）」を継続した。目標株価は1630円→2000円と引き上げた。3Qのエラストマー販売量は、一時的な要因が押し上げた形。大和予想は円安を主因に増額も、数量想定に大きな変更はないとした。
★10:49 日本ラッド－急騰 最新型IoTプラットフォーム「Konekti」販売開始
日本ラッド<4736.T>が急騰。同社は8日に、最新型IoTプラットフォーム「Konekti（コネクティー）」の販売を開始したと発表した。
「Konekti」は、センサーの実装からデータ分析まで、エンドツーエンドで求められるすべての機能、各種デバイスを取りそろえ、申込後すぐにスタートできるクラウド型ソリューションという。同社は「Konekti」を活用したシステムインテグレーションサービスを積極的に展開、IoTセグメントの収益の柱として成長させつつ、まずは来年度にて100社程度の獲得を目指し事業展開するとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。
日本ラッド<4736.T>が急騰。同社は8日に、最新型IoTプラットフォーム「Konekti（コネクティー）」の販売を開始したと発表した。
「Konekti」は、センサーの実装からデータ分析まで、エンドツーエンドで求められるすべての機能、各種デバイスを取りそろえ、申込後すぐにスタートできるクラウド型ソリューションという。同社は「Konekti」を活用したシステムインテグレーションサービスを積極的に展開、IoTセグメントの収益の柱として成長させつつ、まずは来年度にて100社程度の獲得を目指し事業展開するとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。
★10:51 中外製薬－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 新薬による中長期での成長力を評価
中外製薬<4519.T>がもみ合い。ＳＭＢＣ日興証券では、主力品の特許切れはあるが、新薬による中長期での成長力を評価。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は3800円→4200円と引き上げた。
今17.12期～20.12期の業績予想を見直し。主な変更点として、（1）抗がん剤アバスチンは、肺がん領域でのオプジーボやキイトルーダなどとの競合を考慮して減額、（2）非小細胞肺癌（NSCLC）治療薬（ALK阻害剤）アレセンサは、ファーストラインの適応症取得を前提に販売予想を増額、（3）リツキサンは、国内発売15年を経過したことによる新薬創出加算返還に伴う大幅薬価下げ（約20％）を想定し、18.12期以降の販売予想を減額、（4）先日の良好なフェーズ2試験結果を受けて、アトピー性皮膚炎治療薬ネモリズマブ（CIM331）の海外収入を20.12期から、国内売上寄与を21.12期から織り込んだことなどを挙げた。
中外製薬<4519.T>がもみ合い。ＳＭＢＣ日興証券では、主力品の特許切れはあるが、新薬による中長期での成長力を評価。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は3800円→4200円と引き上げた。
今17.12期～20.12期の業績予想を見直し。主な変更点として、（1）抗がん剤アバスチンは、肺がん領域でのオプジーボやキイトルーダなどとの競合を考慮して減額、（2）非小細胞肺癌（NSCLC）治療薬（ALK阻害剤）アレセンサは、ファーストラインの適応症取得を前提に販売予想を増額、（3）リツキサンは、国内発売15年を経過したことによる新薬創出加算返還に伴う大幅薬価下げ（約20％）を想定し、18.12期以降の販売予想を減額、（4）先日の良好なフェーズ2試験結果を受けて、アトピー性皮膚炎治療薬ネモリズマブ（CIM331）の海外収入を20.12期から、国内売上寄与を21.12期から織り込んだことなどを挙げた。
★10:51 ナブテスコ－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 精密減速機や油圧機器は堅調
ナブテスコ<6268.T>が5日ぶり反発。ＳＭＢＣ日興証券では、精密減速機、油圧機器は堅調であり、今17.12期会社計画は保守的と判断。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は3000円→3200円と引き上げた。
精密減速機事業の2016年10～12月の単体受注は前年同月比54％増、141％増、44％増と、旺盛なロボット需要にけん引され大きく伸長した。自動車関連工場の投資に合わせた需要と推測される。ロボット在庫が積み増された後はいったん反動減が発生すると考えられるが、今17.12期でも精密減速機事業の売上高は前期比12％増と、欧州顧客向けが低調であった前期からの伸びを予想。油圧機器事業では、インフラ工事の増加に伴い、需要回復が続く中国事業の採算改善が継続するとみているとした。航空機器ではB777向けの減産はあるが、B737MAX向けの生産が立ち上がることから、2％増収と予想。
ナブテスコ<6268.T>が5日ぶり反発。ＳＭＢＣ日興証券では、精密減速機、油圧機器は堅調であり、今17.12期会社計画は保守的と判断。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は3000円→3200円と引き上げた。
精密減速機事業の2016年10～12月の単体受注は前年同月比54％増、141％増、44％増と、旺盛なロボット需要にけん引され大きく伸長した。自動車関連工場の投資に合わせた需要と推測される。ロボット在庫が積み増された後はいったん反動減が発生すると考えられるが、今17.12期でも精密減速機事業の売上高は前期比12％増と、欧州顧客向けが低調であった前期からの伸びを予想。油圧機器事業では、インフラ工事の増加に伴い、需要回復が続く中国事業の採算改善が継続するとみているとした。航空機器ではB777向けの減産はあるが、B737MAX向けの生産が立ち上がることから、2％増収と予想。
★10:58 ナブテスコ－大和が目標株価引き上げ 今期業績は踊り場 来期以降の伸長に期待
ナブテスコ<6268.T>が5日ぶり反発。大和証券では、今期業績は踊り場であり、来期以降の伸長に期待。投資判断「3（中立）」を継続も、目標株価は2700円→3300円と引き上げた。ロボット用を主体とした減速機事業は持続的な成長が期待可能。中国の鉄道向け機器やボーイング向け事業、舶用機器は調整局面とした。
ナブテスコ<6268.T>が5日ぶり反発。大和証券では、今期業績は踊り場であり、来期以降の伸長に期待。投資判断「3（中立）」を継続も、目標株価は2700円→3300円と引き上げた。ロボット用を主体とした減速機事業は持続的な成長が期待可能。中国の鉄道向け機器やボーイング向け事業、舶用機器は調整局面とした。
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