前場コメント No.3 日揮、三菱重工業、アマダHD、エニグモ、バロックなど

2017/03/09(木) 11:30
★9:02  日揮-CSが「OP」へ引き上げ 期待案件の受注獲得や来期の大幅増益転換に向けて
 日揮<1963.T>が反発。クレディ・スイス証券では、期待案件の受注獲得、来期の大幅増益転換に向けて、投資評価を「NEUTRAL」→「OUTPERFORM」、目標株価を1500円→2500円と引き上げた。
 投資評価引き上げの要因は、(1)今後6カ月程度の時間軸において、期待される主要案件の受注獲得ニュースが相次ぐ見通し、(2)今17.3期業績予想は3月辺りにも上方修正される可能性がある、(3)今2Q(7~9月)に生じた330億円もの費用の消滅もあり、来18.3期は大幅増益決算が期待可能、(4)現金控除後バリュエーション面に割安感の4点。
 カタリストは目先では、国内太陽光案件(500億円)、モザンビークのFLNG(受注金額1500億円)、インドネシアのLNG受入ターミナル800億円)などの受注獲得に期待。

★9:02  インターアクション-買い気配 C-MOSイメージセンサー検査用光源装置を大口受注
 インターアクション<7725.T>が買い気配。同社は8日に、C-MOSイメージセンサー検査用光源装置を大口受注したと発表した。受注金額は1億4400万円。この売り上げは17.5期4Qの計上を予定しているが、17.5期通期の業績予想に修正はないとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★9:02  三菱重と日立製-堅調 火力発電機械の遠隔監視システムを開発
 三菱重工業<7011.T>と日立製作所<6501.T>が堅調。9日付の日経新聞朝刊で、両社が火力発電所に納入した発電機械を遠隔監視する新たなシステムを米IBMやマイクロソフトなどと共同開発したと報じられた。
 故障の予兆を早めに検知して顧客に通知するだけでなく、石炭火力発電用ボイラーはインドの財閥大手、タタ・グループと組んで人工知能(AI)で効率的に運転するという。「TOMONI(共に)」のブランド名で世界展開するとされる。

★9:02  アマダHD-みずほが「買い」で調査再開 高いアフター比率や強固なBSなどを評価
 アマダホールディングス<6113.T>が5日ぶり反発。みずほ証券では、高いアフター比率、成長製品レーザー、強固なBSなどを評価。投資判断「買い」、目標株価1500円として、カバレッジを再開した。
 主なポイントは、(1)板金機械や切削機械を中心に補修・消耗品売上高の比率が相対的に高く、業績安定感が相対的に高いこと、(2)主力のレーザーマシンにおいて、拡販および発振器内製化に伴う採算改善が続くこと、(3)強固なバランスシートを有し、さらに運転資本削減などの構造改革進展が今後期待されること、(4)過去のPBR/ROEの相関を勘案すれば、現状バリュエーション面に割安感が大きいなど。
 現中期計画「TASK 3·2·1」のもと、15.3期・16.3期と続いた総還元性向100%方針は撤回されたが、安定感が増した事業構造をベースに、さらなる成長投資および資本効率向上策の実行に期待するとした。

★9:03  エニグモ-続伸 前期2割営業増益との観測 「バイマ」利用伸びる
 エニグモ<3665.T>が続伸。9日付の日経新聞朝刊で、同社の18.1期の連結営業利益は、前期見込み比2割増の20億円程度になりそうだと報じられた。
 海外の個人が買い付けたブランド品を取り扱う通販サイト「バイマ」の利用が伸びるという。サイトの機能拡充やサーバー更新の費用を吸収し、2期連続で最高益を更新するとみられる。

★9:03  バロック-売り気配 通期営業益を下方修正 天候不順の影響などで国内売上高が計画下回る
 バロックジャパンリミテッド<3548.T>が売り気配。同社は8日、17.1期通期の連結営業利益予想を従来の61.5億円から53.7億円(前期比10.5%減)へと引き下げると発表した。
 天候不順の影響などにより国内売上高が計画を下回る見込みとなったことや、プロパー(定価)販売の苦戦とセール販売の拡大により総換金率が悪化したことなどが響く。


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