前場コメント No.4 NTN、日本スキー場開発、東京ドーム、日東製網、横河電機など

2017/03/09(木) 11:30
★9:03  NTN-みずほが新規「買い」 需要循環回復の恩恵大きい 株価の評価余地も残る
 NTN<6472.T>が反発。みずほ証券では、需要循環回復の恩恵は大きく、株価の評価余地も残ると判断。投資判断「買い」、目標株価700円として、新規カバレッジを開始した。
 主なポイントは、(1)18.3期は建機を中心とした産機向けベアリングの回復や、自動車新規案件の貢献により大幅増益が見込まれる、(2)他方、QUICKコンセンサスはさらに上昇する余地が見いだせること、(3)バリュエーション面でも、特段割高な水準にはないことなど。より中長期の視点では、自動車の電動化により、ベアリングやドライブシャフト市場が少なからずマイナス影響を受ける中、次なる成長ドライバーの早期育成がカギとなる。今後の焦点は、量から質へのシフトを進めているドライブシャフトにおけるさらなる収益性改善や、産機・補修向けベアリングの拡販の動向と考えているとした。

★9:03  日本スキー場開発-エースが「弱気」へ2段階引き下げ 今期予想を会社計画並みに見直し
 日本スキー場開発<6040.T>が3日ぶり反発。エース経済研究所では、今期予想を会社計画並みに見直し。投資判断を「強気」→「弱気」、目標株価を1460円(今来期予想平均EPS×PER30倍)へ引き下げた。
 第2四半期は前年同期比10%増収の30億2000万円、経常利益1億6700万円(前年同期300万円)、純利益5800万円(同損失1億5500万円)と改善。ただし、2年続きの小雪で計画(売上高35億3000万円、経常利益4億3100万円、純利益3億2000万円)には未達。会社側は第2四半期の進ちょくを受けて、通期計画を売上高63億円(前期比13%増)、経常利益5億9000万円(同6.2倍)、当期利益2億8000万円(黒字転換)に下方修正。エースでも、今期予想を会社計画並みに見直すとし、来期予想も新たなスキー場取得がないことを前提に天候リスクを考慮し、売上高75億円→70億円、経常利益11億9000万円→10億円、当期利益8億円→5億円に下方修正した。

★9:04  東京ドーム-4日ぶり反落 前期営業益は横ばいとの観測 大型イベント続き稼働日数は堅調
 東京ドーム<9681.T>が4日ぶり反落。9日付の日経新聞朝刊で、同社の17.1期の連結営業利益が前の期比横ばいの130億円弱になったようだと報じられた。
 減益を見込んでいた従来予想(前の期比8%減の117億円)を上回るという。ドーム球場でスポーツやコンサートといった大型イベントの開催が続き、稼働日数が想定を上回ったとされる。

★9:04  日東製網-買い気配 3Q累計営業益2.5倍 付加価値の高い定置網の売上高の増加で
 日東製網<3524.T>が買い気配。同社は8日に、17.4期の3Q累計(5-1月)の営業利益は8.6億円(前年同期比2.5倍)だったと発表した。
 付加価値の高い定置網の売上高が増加。また、生産効率の向上に継続的に取り組んでいることや経費削減の努力も奏功した。なお、通期の会社計画12.0億円(前期比3.9%増)は据え置いた。

★9:04  横河電機-CSが「NEUTRAL」へ引き下げ ダウンストリーム市場の回復遅れを懸念
 横河電機<6841.T>が4日ぶり反落。クレディ・スイス証券では、ダウンストリーム市場の回復遅れを懸念し、投資評価を「OUTPERFORM」→「NEUTRAL」と引き下げた。目標株価は1800円→2000円と引き上げた。
 (1)来18.3期の増益・増配の確度が高い、(2)売上高の約9割が小口案件に依存し、営業利益の推定約3割程度がMROに依存する安定的な収益構造を有しているとの見方は不変。ただし、同社発表の弱めな来18.3期業績ガイダンスリスク、ダウンストリームへの依存度の高さなどを見る限り、同社業績の回復の確度が低下した印象とコメント。投資評価を引き下げ、今1~3月期以降の受注動向を見極めたいとした。


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