前場コメント No.8 アルファ、野村総合研究所、エディオン、SOMPO、花王など

2017/03/09(木) 11:30
★9:24  アルファ-大幅に8日続伸 タイで車部品の設計開発部門を新設
 アルファ<3434.T>が大幅に8日続伸。9日付の日刊工業新聞で、同社が年内にタイの自社拠点内に車部品の設計開発部門を新設すると報じられた。
 東南アジアやインドの取引先完成車メーカーに対し、部品の設計変更などに現地で対応できるようにするという。現状は日本の開発部門がカバーしてきたが現地でビジネスが拡大しており、米国や中国などと同様に開発を現地化する必要があると判断したもよう。主要取引先の日産自動車<7201.T>などに加え、地場メーカーとの新規取引拡大につなげるとみられる。

★9:30  日揮-大幅反発 中国のセメント工場やごみ焼却炉に取り付ける環境装置を開発
 日揮<1963.T>が大幅反発。9日付の日経新聞朝刊で、同社が中国のセメント工場やごみ焼却炉に取り付ける環境装置を開発したと報じられた。
 大気汚染が深刻な中国では環境規制の強化を受けて、発電所や工場の排煙対策が急務となっているという。中国での環境対策の需要を取り込むため、日揮は現地のエンジニアリング大手、北京宝塔三聚能源科技と2018年に合弁会社を設立するとされる。

★9:31  野村総研-4日続伸 新たなIT技術革新期のベストナビゲーター 新規「買い」
 野村総合研究所<4307.T>が4日続伸。シティグループ証券では、新たなIT技術革新期のベストナビゲーターと注目。投資評価「1(買い)」、目標株価4800円として、新規カバレッジを開始した。
 野村証券グループのシンクタンク/システムインテグレーター。ITサービス業界屈指の高収益は、(1)付加価値の高いITサービスを提供できる優れた人材、(2)安定高収益を確保する金融業界向けの共同利用サービス、(3)オフショアで先行するコスト競争力などの複数の要因に支えられており、質・量ともに日本のITサービス業界の最優良企業の1つと言える。日本オラクル、ソフトバンクテクノロジーといったITサービスセクターの買い推奨銘柄リストに、同社を新たに加えるとした。

★9:31  エディオン-3日続伸 期末配当金を15円に増配
 エディオン<2730.T>が3日続伸。同社は8日、17.3月期の期末配当金予想を11円→15円(前期は12円)へと引き上げると発表した。年間配当は22円→26円(前期は22円)となる。

★9:33  SOMPO-三菱UFJMSが「Neutral」で調査再開 バリュエーションの割安感乏しい
 SOMPOホールディングス<8630.T>が3日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、バリュエーションの割安感に乏しいと判断。投資判断「Neutral」、目標株価4400円として、カバレッジを再開した。
 株価は目標株価近辺まで上昇しており、上値余地は大きくない。来18.3期は買収した米エンデュランス社の新規連結効果により株主還元総額の拡大が見込まれるが、当該期待は株価に相当程度織り込まれているものと思われる。また、一部で報道されている自動車保険の参考純率引き下げにつき、現時点で影響は不透明だが、今夏以降、自動車保険料率値下げに関しての本格的な議論がなされていく可能性が高く、株価の上値を抑える要因になると推察。

★9:36  花王-三菱UFJMSが目標株価引き上げ アジアの紙おむつ事業が業績をけん引
 花王<4452.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、アジアの紙おむつ事業が業績をけん引していると判断。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は5700円→6500円と引き上げた。
 今17.12期会社計画ではアジア日用品事業は好調とみられるが、化粧品事業の競争激化と国内の消費マインド低迷により未達と予想。同社は中国とインドネシアの紙おむつの市場成長率を前年比+2ケタを想定。紙おむつを主にECとモダンチャネルに配荷しているが、この販路は中間層~富裕層の消費者が利用する可能性が高く、経済成長鈍化による中間層の消費マインド低迷の影響を受けにくいと推定。この販路における優位性をもとに紙おむつ事業がアジア日用品事業をけん引すると予想するとした。


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