前場コメント No.11 三菱ケミカル、オークマ、日本軽金属、セブン&アイ、ビリングシステムなど

2017/03/09(木) 11:30
★9:56  三菱ケミカル-ジェフリーズが目標株価引き上げ 石化製品の需給が想定以上にひっ迫
 三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が反発。ジェフリーズ証券では、投資判断「HOLD」を継続、目標株価は540円→800円と引き上げた。
 石化製品の需給が想定以上にひっ迫しており、業績予想を修正。旺盛な需要により、MMAのマージンが想定以上に改善。MMAの用途は自動車部品、建築資材、コーティング材料など、建築用需要がMMA需要をもたらしていると推察。バリュエーションは来18.3期予想EV/EBITDAの7倍で目標株価を算出。

★9:59  オークマ-みずほが「中立」で調査再開 米中受注や資本効率改善の動向を見極めたい
 オークマ<6103.T>が4日続伸。みずほ証券では、米中受注や資本効率の改善の動向を見極めたいとコメント。投資判断「中立」、目標株価1250円として、カバレッジを再開した。
 主なポイントは次の3点。(1)18.3期は2ケタ営業増益を予想するが、QUICKコンセンサスも同程度を見込んでいること、(2)4月以降の受注モメンタムは、国内の前年ハードルが低いことからポジティブな動きが期待されるが、下期以降のビジビリティは低いと考えること、(3)資本効率や利益率を考慮すると、現状バリュエーションに特段の割安感はないことなお。
 さらなる株価上昇には、中国市場の回復と北京拠点の業績拡大や、得意とする門形マシニングセンターの受注増加などが求められるとした。

★10:02  日本軽金属-野村が目標株価引き上げ 利益水準が高い 来期の増益ハードルが高い
 日本軽金属ホールディングス<5703.T>が6日ぶり反発。野村証券では、利益水準がすでに高く、来期の増益ハードルが高いと判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は300円→310円と引き上げた。
 今17.3期以降の営業利益予想を引き上げ。自動車向け二次合金の販売数量の増加や、半導体・有機ELの製造装置向け厚板の需要の盛り上がり、トラック架装の需要好調の継続などを反映したもの。バリュエーションも非鉄セクター内では、低位にとどまっている。ただし、現在好調な製品のさらなる販売の伸長が難しい中で、エネルギーを含む原材料コストが増加する。来18.3期の営業利益は前期比減益が予想されるため、現在はまだ投資タイミングではないと判断。

★10:07  セブン&アイ-三菱UFJMSが「OW」へ引き上げ 今回の構造改革はこれまでとは異なる
 セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が5日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今回の構造改革はこれまでのリストラとは大きく異なると判断。投資判断を「Neutral」→「Overweight」、目標株価を4900円→5400円と引き上げた。
 エクイティストーリーは初の中期計画「100日プラン」の推進。中でも、GMS子会社イトーヨーカ堂(IY)の構造改革であると注目。IYは、これまでの対症療法ではない、不動産価値を軸とした新しい構造改革に着手。三菱UFJMSでは、IYは店舗の立地条件が良く、構造改革は成功する可能性が高いと予想。IYの構造改革の進ちょくは、2016年の経営体制の大幅な変更、初の包括的な中期計画となる「100日プラン」の発表など、セブン&アイの変革をある種象徴する施策となる可能性があるとした。

★10:08  ビリングシステム-急騰 Aurfy Japanと業務提携 銀聯カードユーザー向け決済サービス開発へ
 ビリングシステム<3623.T>が急騰。同社は8日に、Aurfy Japan(東京都千代田区)と共同して銀聯カードユーザー向けのオンラインおよびスマホ決済システムを用いた決済サービスを開発・提供することに合意し、対応準備を開始したと発表した。
 今回の合意を踏まえ、同社はAurfy Japanの戦略的パートナーとして、越境EC、銀聯オンライン決済、スマホ決済などを含め、海外展開を見据えた各種サービス開発にむけての共同検討を進めていくとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。


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