前場コメント No.13 ダイケン、アルファ、三井ハイテック、THK、日本駐車場開発など

2017/03/09(木) 11:30
★10:25  ダイケンとアルファCo-高い 宅配ロッカー設置に補助金報道で
 ダイケン<5900.T>とアルファCo<3434.T>が高い。産経新聞は9日に、政府は2017年度から、ロッカーを設置した事業者に対し、他の業者も使用できることを条件に費用の50%を補助する制度を始めると報じた。
 ヤマトホールディングス<9064.T>傘下のヤマト運輸は同制度を活用して、34年までに宅配ロッカーを5000カ所設置する計画を前倒しするという。これを受け、宅配ロッカーを手掛ける銘柄に買いが入っている。

★10:28  三井ハイテック-S高買い気配 三菱UFJMS新規「Buy」 モーターコアがけん引役に
 三井ハイテック<6966.T>がストップ高買い気配。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、モーターコアが成長のけん引役になると注目。投資判断「Buy」、目標株価1750円として、新規カバレッジを開始した。
 エクイティストーリーは、世界的なxEVの生産拡大で需要が拡大するモーターコア事業をけん引役とする成長シナリオの実現。同社は今から20年ほど前に一世を風びし、現在も主力事業である電子部品部門のICリードフレームのイメージが強いが、モーターコアがカナダ新工場の稼動開始を契機に新たな事業の柱になり、企業イメージ一変を予想するとした。株価上昇カタリストは、カナダ新工場の効果を織り込んだ新年度業績計画、モーターコアの競争力の高さや成長性などの評価、円安など。

★10:29  THK-みずほが「中立」で調査再開 長期は車部品拡販や産機シェア上昇が焦点
 THK<6481.T>が3日ぶり反発。みずほ証券では、短期視界は良好であり、長期は車部品拡販や産機シェア上昇が焦点とコメント。投資判断「中立」、目標株価3000円として、カバレッジを再開した。
 主なポイントは、(1)半導体・液晶業界の設備投資増加の恩恵を享受し、短期業績は堅調な推移が期待されること、(2)ただし、昨年来の株価上昇によって、上記の(1)はおおむね織り込まれたととらえられること、(3)一方、長期視点では16.3期に買収したTRWのL&S事業(現TRA)とのシナジー効果の発現を見極める局面にあること。
 短期見通しの視界は比較的良好だが、さらなる株価上昇にはTRAとのシナジー効果や産機事象におけるシェア上昇など独自シナリオが求められると指摘。自動車部品事業の比率上昇による事業ミックス悪化リスクなどの課題をどのように解決するのか、具体的な施策に期待。

★10:38  日本駐車場開発-三菱UFJMSが目標株価引き下げ スキー場の苦戦で業績予想を減額
 日本駐車場開発<2353.T>が小動き。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、スキー場の苦戦で業績予想を減額。投資判断「Hold」を継続、目標株価は190円→170円と引き下げた。
 運営開始1年目のテーマパーク事業は、集客力のあるキャラクター、アトラクション投入、ドッグランなどペット対応による来場者層の拡大により、集客が好調に推移している。大観覧車などペットと乗れるアトラクションを増やし、他社施設と差別化、愛犬と付添者の利用料金を上積みするなど単価引き上げ余地がある。宿泊施設は「暖炉のあるコテージ」ランキングで全国1位となるなど稼働率向上余地があり、繁閑期の来場者底上げも期待できると想定。会社は手元資金約130億円(17/1末)を活用して、引き続きM&A(合併・買収)、資産の購入などを検討していると注目。

★10:41  日軽金HD-6日ぶり反発 アルミとカルシウム合金の熱処理変化解明
 日本軽金属<5703.T>が6日ぶり反発。9日付の日経産業新聞で、同社が東北大学と、アルミニウムとカルシウムの合金が加工と熱処理で変化するメカニズムを解明したと報じられた。
 合金の伸びやすさを制御でき、高い精度が求められる電子機器材料などの製造につながる成果だとされる。アルミとカルシウム合金は引っ張り加工や熱間加工などをしたときに、伸びやすい特性があることが知られているが、そのメカニズムは分かっていなかったという。


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