後場コメント No.1 ファナック、トランザクション、日立、日本ガス、三菱ケミカルなど
★12:30 ファナック－みずほが「UP」で調査再開 CNC回復やFIELDシステムの業績寄与を見極めたい
ファナック<6954.T>が反落。みずほ証券では、CNC回復もしくはFIELDシステムの業績寄与を見極めたいとコメント。投資判断「アンダーパフォーム」、目標株価18000円として、カバレッジを再開した。
主なポイントは次の3点。（1）当面の業績けん引役はロボット部門に限定され、事業ミックス悪化の観点から急激な利益成長は期待しにくいこと、（2）主力のCNC装置では、中国を中心に地場製品の拡大や、日系競合の現地生産強化によるシェア低下が懸念されること、（3）IoTを活用した新たなビジネスであるFIELDシステムについて、ハードウェア主体の事業構造から、ソフトと一体となったソリューション提案型へのシフトという観点で、将来的なポテンシャルは大きいと期待されるが、本格販売の延期なども含めて当面の業績寄与は期待できないこと。
中核製品の高い競争力や利益創出力、将来に向けた取り組み等は高く評価すべきと考えるとしたが、向こう2～3年の業績見通しは相対的に劣後すると考えているとした。
ファナック<6954.T>が反落。みずほ証券では、CNC回復もしくはFIELDシステムの業績寄与を見極めたいとコメント。投資判断「アンダーパフォーム」、目標株価18000円として、カバレッジを再開した。
主なポイントは次の3点。（1）当面の業績けん引役はロボット部門に限定され、事業ミックス悪化の観点から急激な利益成長は期待しにくいこと、（2）主力のCNC装置では、中国を中心に地場製品の拡大や、日系競合の現地生産強化によるシェア低下が懸念されること、（3）IoTを活用した新たなビジネスであるFIELDシステムについて、ハードウェア主体の事業構造から、ソフトと一体となったソリューション提案型へのシフトという観点で、将来的なポテンシャルは大きいと期待されるが、本格販売の延期なども含めて当面の業績寄与は期待できないこと。
中核製品の高い競争力や利益創出力、将来に向けた取り組み等は高く評価すべきと考えるとしたが、向こう2～3年の業績見通しは相対的に劣後すると考えているとした。
★12:31 トランザクション－後場上げ幅拡大 ファッションブランド「XLARGE」でドッグウェア販売開始
トランザクション<7818.T>が後場上げ幅拡大。同社は9日前引け後、連結子会社のトランス（渋谷区）がビーズインターナショナル（東京都目黒区）とライセンス契約を締結し、ファッションブランド「XLARGE（エクストララージ）」でのドッグウェアの販売を開始すると発表した。
「XLARGE」は「普段着ではなくファッションとして実用なウェアを表現する」をコンセプトに、ミュージック・アート・スケートボードなどの要素を取り入れたファッションブランド。同ライセンス契約は、トランスのドッグウェアに関するノウハウと、「XLARGE」が持つブランド力・デザイン性・機能性をドッグウェアに取り入れることで、新たなドッグウェアを発信するもの。
トランザクション<7818.T>が後場上げ幅拡大。同社は9日前引け後、連結子会社のトランス（渋谷区）がビーズインターナショナル（東京都目黒区）とライセンス契約を締結し、ファッションブランド「XLARGE（エクストララージ）」でのドッグウェアの販売を開始すると発表した。
「XLARGE」は「普段着ではなくファッションとして実用なウェアを表現する」をコンセプトに、ミュージック・アート・スケートボードなどの要素を取り入れたファッションブランド。同ライセンス契約は、トランスのドッグウェアに関するノウハウと、「XLARGE」が持つブランド力・デザイン性・機能性をドッグウェアに取り入れることで、新たなドッグウェアを発信するもの。
★12:33 日立製作所－反発 竹類を発電用木質バイオマス燃料と同等品質に改質する技術開発
日立製作所<6501.T>が反発。同社は9日に、竹類からカリウムと塩素を溶出させることで発電用木質バイオマス燃料と同等の品質に改質する技術を開発し、同時に、溶出した成分が植物育成剤として利用が可能であることも確認したと発表した。
この技術は、従来バイオ燃料には不向きとされていた竹類を有効なエネルギー源とするとともに、持続可能なバイオマス再生循環システムの確立につながるものという。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
日立製作所<6501.T>が反発。同社は9日に、竹類からカリウムと塩素を溶出させることで発電用木質バイオマス燃料と同等の品質に改質する技術を開発し、同時に、溶出した成分が植物育成剤として利用が可能であることも確認したと発表した。
この技術は、従来バイオ燃料には不向きとされていた竹類を有効なエネルギー源とするとともに、持続可能なバイオマス再生循環システムの確立につながるものという。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
★12:34 日本ガス－いちよしがフェアバリュー引き下げ LPガス顧客純増は想定を下回っている
日本ガス<8174.T>が3日続落。いちよし経済研究所では、LPガス顧客純増は想定を下回っていると判断。レーティング「B」を継続、フェアバリューは4000円→3500円と引き下げた。
LPガスにおける顧客純増数がいちよしの想定を下回って推移していることを考慮し、中期的な業績予想を弱めるとした。4月からの都市ガス小売全面自由化により、ビジネスチャンスが拡大するとの見方に変更はないとしたが、成長性全体の観点から見直し。
なお、同社製の卓上コンロ用カセットボンベに関して、微量のガス漏れ可能性があると判明したことから、自主回収を行うと1月30日に発表。回収対象は大よそ500万本程度であるが、今17.3期決算に回収費用が引き当てられる可能性が生じている。ただし、業績全体に与える影響は限定的とみられ、同社のガス販売に対する間接的な影響もほとんどないと見られるとした。
日本ガス<8174.T>が3日続落。いちよし経済研究所では、LPガス顧客純増は想定を下回っていると判断。レーティング「B」を継続、フェアバリューは4000円→3500円と引き下げた。
LPガスにおける顧客純増数がいちよしの想定を下回って推移していることを考慮し、中期的な業績予想を弱めるとした。4月からの都市ガス小売全面自由化により、ビジネスチャンスが拡大するとの見方に変更はないとしたが、成長性全体の観点から見直し。
なお、同社製の卓上コンロ用カセットボンベに関して、微量のガス漏れ可能性があると判明したことから、自主回収を行うと1月30日に発表。回収対象は大よそ500万本程度であるが、今17.3期決算に回収費用が引き当てられる可能性が生じている。ただし、業績全体に与える影響は限定的とみられ、同社のガス販売に対する間接的な影響もほとんどないと見られるとした。
★12:35 三菱ケミカル－反発 米国の炭素繊維材料部品設計・製造会社を買収
三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が反発。同社傘下の三菱レイヨンは9日に、北米市場における炭素繊維事業の拡大を図るため、炭素繊維材料のコンポジット部品の設計・製造会社であるＧｅｍｉｎｉ（米国ワシントン州）を買収することを決定したと発表した。
三菱レイヨンの100％子会社であるMitsubishi Rayon Carbon Fiber and Composites（米国カリフォルニア州）が、Ｇｅｍｉｎｉの創業者から全持分を取得し、17年3月1日に子会社したという。この買収によりSMCを使用した自動車部品の製品開発力がより一層強化され、部品の設計からアプローチした革新的な製品開発が可能になるとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。
三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が反発。同社傘下の三菱レイヨンは9日に、北米市場における炭素繊維事業の拡大を図るため、炭素繊維材料のコンポジット部品の設計・製造会社であるＧｅｍｉｎｉ（米国ワシントン州）を買収することを決定したと発表した。
三菱レイヨンの100％子会社であるMitsubishi Rayon Carbon Fiber and Composites（米国カリフォルニア州）が、Ｇｅｍｉｎｉの創業者から全持分を取得し、17年3月1日に子会社したという。この買収によりSMCを使用した自動車部品の製品開発力がより一層強化され、部品の設計からアプローチした革新的な製品開発が可能になるとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。
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