前場コメント No.1 NSSOL、セブン&アイ、第一生命、ヤマトHD、東芝など

2017/03/10(金) 11:30
★9:00  新日鉄住金ソリューションズ-三菱UFJMSが目標株価引き上げ “噛めば噛むほど味が出る”
 新日鉄住金ソリューションズ<2327.T>が変わらずを挟んで6日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、“噛めば噛むほど味が出る”長期投資に見合う価値創造企業と注目。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を2900円→2950円と引き上げた。
 エクイティストーリーは、相対的に高採算なクラウドサービス収入拡大による収益性向上とIoX(Internet of Things, Humans)事業に対する株式市場の注目度上昇の2点による株価上昇。
 「先端技術研究に加え、新日鉄住金グループという貴重な経験を積める広大なフィールドを有することが同社のノウハウ蓄積を促す」→「クラウドをはじめサービスビジネス拡大、IoX事業など新たなビジネスモデル創出、同社は環境変化を予見」→「収益の持続的成長および高水準なFCF創出を実現」→「高水準なROE維持を考慮し」株主還元が充実するポテンシャル」という流れを評価。『鉄のDNAを持つ同社を噛むのは大変だが、噛めば噛むほど味が出る長期投資に見合う価値創造企業である』とした。

★9:01  セブン&アイ-6日ぶり反発 PB「セブンプレミアム」刷新 20.2期売上高1兆5000億円狙う
 セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が6日ぶり反発。10日付の日経新聞朝刊で、同社がグループ共通のプライベートブランド(PB)「セブンプレミアム」を刷新すると報じられた。
 新たに生鮮品を加えるなどし、約600品目を上積みするという。20.2期に17.2期見込みを3割上回る1兆5000億円の売上高を目指すとされる。

★9:01  第一生命-野村が「Buy」へ引き上げ 暗黒の16年から外部環境が好転
 第一生命ホールディングス<8750.T>が3日続伸。野村証券では、暗黒の16年から外部環境が好転していると判断。レーティングを「Neutral」→「Buy」、目標株価を1490円→2960円と引き上げた。
 16年1月の日本銀行によるマイナス金利政策導入から1年程度が経過。この間、保険会社のみならず国内金融機関は、総じて急速な金利低下に苦しんできた。しかし、昨年9月以降、世界各社地域の中央銀行による政策は、金融緩和から金利上昇方向への変化が見られる。また、16年11月の米大統領選以来、株式・為替市場ではリスクオンの状況が続いている。このような状況を踏まえ、今後、国内の超長期金利が一層上昇する蓋然性が高いと判断。従来0.2%程度で横ばいとしていた20年国債の金利前提を、2020年に1.4%まで上昇する想定に変更したとしている。

★9:01  ヤマトHD-続伸 宅配ロッカー活用で再配達削減 ネット通販と交渉
 ヤマトホールディングス<9064.T>が続伸。10日付の日経新聞朝刊で、同社が今春にもネット通販で、駅や商業施設に同社が設けた宅配ロッカーを再配達だけでなく初回の配達から使えるようにすると報じられた。
 作業者の負担を増している再配達を減らし、物流網の維持を目指すという。同サービスを消費者が広く使えるよう、ネット通販会社とシステムの利用などについて交渉を進める考えとされる。

★9:01  東芝-続落 銀行団に数千億規模の追加融資要請検討
 東芝<6502.T>が続落。10日付の産経ニュースで、東芝が銀行団に数千億円規模の追加融資を要請する検討に入っていることが9日、分かったと報じられた。
 主力取引銀行も、要請が来れば前向きに対応する方針で、今週に入り他の金融機関にも東芝に追加融資が必要になる可能性について説明を始めたとしている。

★9:01  東芝-続落 米WHで新たに2600億円損失試算 法的整理適用で
 東芝<6502.T>が続落。3月10日付け毎日新聞・朝刊は、経営再建中の東芝が米原発子会社ウェスチングハウス(WH)について、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)を適用した場合、新たに2600億円程度の損失が生じると試算したと報じた。
 東芝社内では、一時的に損失を計上してでも、法的整理によって米原発事業での将来の損失リスクを遮断する案が有力な選択肢として浮上しており、検討を加速させるとしている。


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