前場コメント No.12 シャノン、日本電気硝子、旭硝子、ネクステージ、アイリッジなど

2017/03/13(月) 11:30
★10:21  スクリーン-CSが目標株価引き上げ TSMC 7nm プロセスの量産投資待ち
 SCREENホールディングス<7735.T>がもみ合い。クレディ・スイス証券では、TSMC 7nm プロセスの量産投資待ちとみて、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は5000円→7380円と引き上げた。
 今17.3期~19.3期業績予想を上方修正。直近のアジア市場調査で確認した中国スマホ生産リスク、それにより想定される半導体在庫調整リスク、SPE発注ピークアウト、DRAM市況の変調を考えると、短期的には株価調整リスクがある。業績上方修正やターゲットバリュエーション基準期を来18.3期に変更したことなどを背景に、目標株価は引き上げ。
 足元ではサムスン電子を除くNAND投資の恩恵を享受しており、過去水準比では高い四半期SPE受注高水準が見込めるが、市場コンセンサスを上回る新規材料に乏しく、株価上昇のきっかけがつかめないと指摘。

★10:24  シャノン-急反落 1Q営業赤字2200万円 営業体制拡充などでコスト増
 シャノン<3976.T>が急反落。同社は10日、17.10期1Q(11-1月)の連結営業損益が2200万円の赤字だったと発表した。上期計画は700万円の黒字。営業体制の拡充や上場関連などの費用が増大しているという。

★10:24  日本電気硝子-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 17.12期以降の業績予想を上方修正
 日本電気硝子<5214.T>が4日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今17.12期以降の業績予想を上方修正。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は600円→700円と引き上げた。
 マイルドになったとは言え、液晶用ガラスの価格下落が続き、中期的な減益リスクが払しょくできないため、レーティングは「Neutral」を継続。今17.12期は特別修繕引当金の計上方法の変更や生産性改善によるコスト低下で、営業利益予想を上方修正。前年比でも増益を予想。しかし、液晶用ガラスの価格下落は続いており、会計基準変更による増益要因が一巡する来18.12期には営業減益になると考えるとした。

★10:29  旭硝子-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 利益予想を上方修正も織り込み済み
 旭硝子<5201.T>が3日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、利益予想を上方修正するが、株価には織り込み済み。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は690円→800円と引き上げた。
 化学品での塩ビ市況好転や電子での液晶用ガラスの価格下落幅縮小、電子部材や強化ガラスの販売数量増などにより、営業利益予想を引き上げるものの、昨年7月以降の株価上昇ですでに織込まれていると考え、レーティングは「Neutral」を継続。今後さらに株式市場での評価を改善させるには、一層の業績改善により資本コスト(推定6.6%)を超える水準へのROEの改善が必要だと考えるとしたが、今17.12期予想ROEは5.5%にとどまると指摘。塩ビやフロートガラスの市況はこれまでにかなり改善してきただけに、ここからは販売数量の増加による業績改善に注目するとした。

★10:30  ネクステージ-急落 市場第二部への指定替え猶予期間(株主数)入りへ
 ネクステージ<3186.T>が急落。同社は10日に、同社株式について市場第二部への指定替え猶予期間(株主数)入りしたと発表した。
 事業年度末である16年11月末日時点において、東京証券取引所の有価証券上場規程に定める株主数(事業年度の末日において2000人)を満たさなかった。指定替え猶予期間は、16年12月1日から17年11月30日まで。この期間中の基準日等時点において、株主数が2000人を超えた場合は猶予期間入りから解除されるとしている。

★10:35  アイリッジ-大幅に5日続落 上期営業益3.7倍も材料出尽くし
 アイリッジ<3917.T>が大幅に5日続落。同社は10日、17.7期上期(8-2月)の営業利益が7500万円(前年同期比3.7倍)だったと発表した。
 ユーザー数の増加と大型のアプリ開発・リリース案件が増収につながったほか、原価率改善も寄与した。しかし株価は、材料出尽くしで下落している。


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