前場コメント No.7 山王、フロンテオ、シーイーシー、スバル興業、リオンなど

2017/03/15(水) 11:30
★9:15  武田薬品-5日ぶり反落 産業革新機構・メディパルHDと共同出資会社設立
 武田薬品工業<4502.T>が5日ぶり反落。同社は14日、産業革新機構(千代田区)、メディパルホールディングス<7459.T>と、共同出資による新会社、スコヒアファーマを設立すると発表した。
 3社による出資総額は100億円。新会社は武田薬品の湘南研究所内に発足した後、武田薬品と同社の腎・代謝・循環器領域での8つの研究開発プロジェクトに関するライセンス契約を締結し、2017年4月1日からの稼動を目指す。しかし株価は、軟調な地合いのなかで下落している。

★9:15  山王-急騰 通期最終益を上方修正 材料効率の改善徹底などで
 山王<3441.T>が急騰。同社は14日、17.7期通期の連結純損益予想を従来の1.5億円から2.0億円の黒字(前期は5.5億円の赤字)へと引き上げると発表した。材料効率の改善を徹底するとともに、高速化の推進による生産性向上を行うことで、上半期同等水準の利益を確保できる見通しとなった。
併せて発表した17.7期の上期(8-1月)の連結純損益は、1.6億円の黒字(前期は3.8億円の赤字)だった。

★9:18  フロンテオ-反発 Kibiroと『ペルソナ5』のスペシャルコラボver.を限定販売
 FRONTEO<2158.T>が3日ぶり反発。同社は3月14日の大引け後に、100%子会社で人工知能を活用したデジタルマーケティング事業を展開するFRONTEOコミュニケーションズ(東京都港区)が、人気ゲーム『ペルソナ5』のスペシャルコラボver.を三越伊勢丹において限定販売すると発表した。
 日本橋三越本店において3月15日より開催予定のゲーム音楽専門のコンサートを制作するプロジェクトイベント「GAME SYMPHONY JAPAN」で、PlayStation4、PlayStation3用ゲームソフトで累計60万本以上の出荷を突破している人気ゲーム『ペルソナ5』とコラボレーションしたスペシャルバージョンの「Kibiro(キビロ)」の販売について、予約の受付を開始する。

★9:18  シーイーシー-丸三が目標株価引き上げ 17.1期営業利益は丸三予想並みで着地
 シーイーシー<9692.T>が続落。丸三証券では、前17.1期営業利益は会社計画を若干未達も、4Qの健闘により丸三予想並みで着地と評価。投資判断「買い」を継続、目標株価を2100円→2350円と引き上げた。
 目標株価は19.1期予想EPS×15倍の2350円。今回のポイントは、(1)スマートファクトリー関連ビジネス(工場の自動化など「スマート工場」化を推進する事業)は前17.1期通期で約16億円(前期は10億円)と堅調に拡大したと推測されること、(2)4Q(3カ月)では19%営業増益となり、丸三予想に近い着地となったことなど。引き続き「スマート工場」化が追い風の同社に注目。

★9:21  スバル興業-急落 前期16.7%営業増益も材料出尽くしで売り優勢
 スバル興業<9632.T>が急落。同社は14日に、18.1期通期の連結営業利益予想を19.3億円(前期比11.0%減)と発表した。
 併せて発表した17.1期通期の連結営業利益は21.7億円(前期比16.7%増)だった。営業部門と現業部門との連携を密にし公共事業の総合評価方式への入札対応や積算精度の向上を図るとともに、受注工事の増工や民間下請工事等の受注にも積極的に取り組んだことなどが奏功した。しかし株価は、決算期待から大きく上昇していたことで、材料出尽くしで売られている。

★9:22  リオン-続落 通期営業益を下方修正 補聴器の販促活動による販売費の増加で
 リオン<6823.T>が続落。同社は14日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の25.0億円から18.5億円(前期比18.4%減)へと引き下げると発表した。補聴器の販促活動に従来以上に注力したことなどにより販売費が増加したことが響く。


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