前場コメント No.10 テレビ朝日、アイシン精機、ケイアイスター、TBCSCAT、デンソーなど

2017/03/15(水) 11:30
★9:45  テレビ朝日-SMBC日興が目標株価引き上げ 放送事業など好調で増額修正
 テレビ朝日ホールディングス<9409.T>が3日ぶり反発。SMBC日興証券では、放送事業やインターネット事業の好調で業績予想を増額修正。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は2000円→2250円と引き上げた。
 来18.3期は、(1)今春の改編後の視聴率動向、(2)番組制作費の動向に注目。春の改編は、土、日曜日21時台に「サタデーステーション」、「サンデーステーション」の報道番組枠を設けるなど相対的に変化が大きい印象で、その効果に期待。来18.3期の番組制作費は「オリンピック」関連の反動減が見込める一方、レギュラー枠強化もあり、前期比15億円減と想定。
 中長期的には(1)、(2)に加えて来18.3期~21.3期の中期経営計画(最終年度目標:売上高3200億円、経常利益220億円)達成に向けた戦略的投資の動向にも注目。同社は4年で300億円の戦略投資枠を設けており、具体的な投資案が徐々に明らかになってくると注目。

★9:50  アイシン精機-CSが目標株価引き上げ AT台数/収益成長を織り込み始めた印象
 アイシン精機<7259.T>が3日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、株価は一足早く来期以降のAT台数/収益成長を織り込み始めた印象とコメント。投資評価「OUTPERFORM」を継続、目標株価を5700円→6500円と引き上げた。
 株価は一足早く来期以降のAT台数/収益成長を織り込み始めた印象。結果として、目標株価に対する潜在リターンも11%と買い推奨銘柄の中では大きくないとした。
 一方、(1)中期的にAT台数がグローバル自動車需要を上回る成長ペースが続くこと、(2)いずれ市場が19.3期に目を移せば株価の上昇余地が再拡大すること、(3)トヨタグループ再編のコア銘柄である従来の見方などから同社に対する評価は変わらず。とりわけ同社を中心としたトヨタグループ再編が進めば、計り知れないマグニチュードの業績インパクトが見込まれ、株価バリュエーションも大きく切り上がる材料となる見込み。

★9:51  ケイアイスター不動産-4日続伸 建設業の子会社「ケイアイクラフト」設立へ
 ケイアイスター不動産<3465.T>が4日続伸。同社は3月14日の大引け後に、関東地方における戸建分譲住宅の建設を行う全額出資子会社として、ケイアイクラフト(群馬県伊勢崎市)を4月予定で設立すると発表した。従前より行っていた戸建住宅の建設工事および職人育成のクラフトマン事業を行うもの。

★9:51  TBCSCAT-急反落 1Q営業赤字1000万円 損失事業撤退に伴う再構築コスト響く
 ティビィシィ・スキヤツト<3974.T>が急反落。同社は14日、17.10期1Q(11-1月)の連結営業損益が1000万円の赤字だったと発表した。
 中小企業向けビジネスサービス事業で、損失事業の撤退(製造業向け人材派遣・地方自治体向け業務請負など)に伴う再構築コストが影響した。

★9:55  デンソー-CSが目標株価引き上げ バリュエーションは割安感に乏しい
 デンソー<6902.T>がもみ合い。クレディ・スイス証券では、ファンダメンタルズは改善の兆しも、バリュエーションは割安感に乏しいとみて、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は4200円→5350円と引き上げた。
 同社のファンダメンタルズは明らかに改善の兆しが見えてきた一方で、株価はすでにこれを織り込んだとみられ、バリュエーションは割安感に乏しい。Priusや北米のSUVなどの大型車の台数増加に加え、Toyota Safety Sense Pに代表されるADAS関連製品の出荷が顕著に伸びてきたことで、 同社の台当たり単価は上昇基調にある。また、過去数年にわたり収益の重しとなってきたカルテル費用や先行費用もようやくピークアウトする見通し。カルテル費用は2Q~3Qには追加計上がなく、ようやく峠を越えたと言えそう。また、ADAS関連製品の立ち上げ費用やコモンレール少量生産費用などの先行費用は今後ピークアウトする見通し。


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