前場コメント No.12 商船三井、アドバンスレジ、住友ゴム、ソフトフロント、日産自動車など

2017/03/15(水) 11:30
★10:10  商船三井-4日ぶり反発 超大型コンテナ船を公開 輸送コスト3割削減
 商船三井<9104.T>が4日ぶり反発。15日付の日経新聞朝刊で、同社が4月に運航を始める超大型コンテナ船を韓国の造船所で公開したと報じられた。
 一度に運べるコンテナは約2万個と世界最多になるという。コンテナ1個あたりの輸送コストは約3割減らせるとみられる。一挙に運ぶことに加え、最先端の省エネ技術がコスト低減に貢献しているもよう。

★10:12  アドバンスレジデンス-みずほが目標株価引き上げ 良好な配当成長は今後も持続へ
 アドバンス・レジデンス投資法人<3269.T>が反発。みずほ証券では、低リスクの事業環境の中、良好な配当成長は今後も持続すると想定。投資判断「買い」を継続、目標株価は33.00万円→33.50万円と引き上げた。
 17.1期(6カ月)は公募増資と物件取得でLTVを引き下げるとともに、DPU(1口当たり配当金)水準を底上げした。賃料上昇による内部成長と借入コスト削減と合わせて、DPUは着実に成長している点はポジティブに評価される。また、分散の効いた収益構造であるため収益予見性が高い点も、今後のさらなる相対評価向上に寄与すると、みずほでは考えているとした。

★10:12  住友ゴム-反発 国内向けタイヤを6年ぶりに5~10%値上げ
 住友ゴム工業<5110.T>が反発。15日付の日経新聞朝刊で、同社が国内向け市販用タイヤの出荷価格を5~10%程度値上げする方針を固めたと報じられた。

 早期に実施時期などを詰めるという。天然ゴムや原油など原材料価格が上昇し、生産コストの削減などでは補えなくなっているためとされる。値上げは2011年以来6年ぶりとみられる。収益性改善への期待から、買いが入っている。

★10:16  住友ゴム-CSが目標株価引き上げ 計画上振れ余地あり
 住友ゴム<5110.T>が反発。クレディ・スイス証券では、原材料価格上昇で厳しい1年とみられるが、計画上振れ余地ありと判断。投資評価「NEUTRAL」を継続も、目標株価は1600円→1700円と引き上げた。
 今17.12期は原材料価格上昇の影響が避けられず、厳しい1年となる見込み。一方、ブタジエンなどの原材料価格前提の置き方しだいではあるが、大幅減益となった同社計画は上振れ余地がある。過去の原材料価格上昇局面における同社の収益動向を見た限り、タイヤ価格引き上げの効果、タイヤ価格-原材料価格スプレッドの回復が見られるには、時間を要する見通し。厳しい事業環境下、操業度向上による限界利益効果が重要性を増すとした。
 今17.12期は設備稼働率の改善を期待。発表済みのDunlop商標権の獲得や、英国の大手タイヤ販売会社であるMicheldever Group社の買収は、同社の中長期成長にとりポジティブ材料ととらえるとした。

★10:21  ソフトフロント-大幅に4日ぶり反落 3Q累計営業益2.4億円の赤字 営業赤字続く
 ソフトフロントホールディングス<2321.T>が大幅に4日ぶり反落。同社は14日に、17.3期の3Q累計(5-1月)の連結営業損益は2.4億円の赤字(前年同期は3.4億円の赤字)だったと発表した。
 コミュニケーションソフトウェア関連事業において、BYODの製品である「Livy Talk Smart Office」の提供が増加したものの、製品・サービスの開発が一部進行中であったことなどが響いた。

★10:23  日産自-3日ぶり反発 完成車自動搬送の試験運用を開始
 日産自動車<7201.T>が3日ぶり反発。15日付の日経産業新聞で、同社が追浜工場で完成車の自動搬送システムの試験運用を始めたと報じられた。
 工場内の生産エリアから専用埠頭まで、事前に設定した走行ルートに沿って無人で搬送する仕組みだという。自動運転技術を生かし、完成車を搬送する業務の効率を高める考えとされる。


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