前場コメント No.4 三井住友トラスト、カカクコム、日鉄鉱業、エニグモ、アイリッジなど

2017/03/16(木) 11:30
★9:05  ブラス-小高い  市場変更記念配当を実施
 ブラス<2424.T>が小高い。同社は15日に、市場変更記念配当2.5円を実施することにより、17.7期の期末配当予想を7.5円→10円に修正すると発表した。年間配当も同額となる。
 併せて、同日に4月7日付けで、現行の東証マザーズから同本則へ、名証セントレックスから同本則へ市場変更すると発表した。

★9:05  三井住友トラスト-大和が「3」へ引き下げ 16年度業績は銀行ガイダンスを下回る方向
 三井住友トラスト・ホールディングス<8309.T>が反落。大和証券では、2016年度通期業績は銀行ガイダンスを下回る方向と想定。投資判断を「2(アウトパフォーム)」→「3(中立)」、目標株価を5000円→4500円と引き下げた。
 2016年度通期の「三井住友信託銀行」単体の実質業務純益は、銀行計画2250億円を下回る1900億円を予想。米国債券相場の下落影響から「マーケット資金事業」の大幅減益を見込むもの。一方、大和では特定個社への引当対応を織り込む形で保守的な与信費用を想定、連結当期純利益も1500億円と銀行計画1700億円を下回ると予想。目先の自己株式取得は期待し難いが、配当金は銀行計画通り、年間1株130.00円(うち期末65.00円)を予想。
 なお、株価の下値不安は小さいと考えられるが、短期的に株価上昇カタリストに乏しい中、米国債券相場低迷を一因とする足元の利益モメンタムの悪化も鑑みれば、決算シーズンに向かって上値は限定されるとの見方を示した。

★9:06  カカクコム-続伸 上限350万株・50億円の自己株取得枠を設定
 カカクコム<2371.T>が続伸。同社は15日、上限350万株・50億円の自己株取得枠を設定すると発表した。
 取得期間は3月16日~5月15日。上限350万株を取得した際の自己株式を除いた発行済み株式総数に対する割合は1.61%。

★9:06  日鉄鉱業-岩井コスモが新規「B+」 喫煙室用脱臭機の需要増も期待される
 日鉄鉱業<1515.T>が6日ぶり反発。岩井コスモ証券では、喫煙室用脱臭機の需要増も期待されるとコメント。投資判断「B+」、目標株価6500円として、新規カバレッジを開始した。
 来期は国内粗鋼生産の増加やセメント需要の増加が想定されており、石灰石販売の増加が見込まれる。加えて、足もとでの銅価格上昇の恩恵も享受し、来期業績は再度営業利益100億円台への回復が予想される。また、喫煙室用脱臭機の販売も手掛けており、飲食店の原則全面禁煙による特需も期待されるとした。

★9:06  エニグモ-3日ぶりに大幅反落 今期営業益11%増見込むも市場コンセンサス下回る
 エニグモ<3665.T>が3日ぶりに大幅反落。同社は15日に、18.1期通期の連結営業利益予想を19.7億円(前期比11.2%増)と発表した。サービス品質向上や機能開発に加え、各種基盤整備への適切な投資を行うとしている。市場コンセンサスは23.8億円となっている。
 併せて発表した17.1期通期の連結営業利益は17.7億円(前期比8.1倍)だった。ソーシャルコマース事業において、多数のセールへの取り組みに加え、アプリ訴求型のCMキャンペーンの他、サービス・機能の拡充を図る各種施策を展開したことが奏功した。

★9:07  アイリッジ-エースが目標株価引き上げ 17.7期は会社計画上振れを期待
 アイリッジ<3917.T>が8日ぶり反発。エース経済研究所では、今17.7期は会社計画上振れを期待。投資判断「強気」を継続、目標株価は4500円→6000円と引き上げた。
 株価指標面では割高感があり、事業拡大に向け先行投資や人員拡充が利益を抑えることは難点だが、今後の成長に向けての取り組みが拡充しつつあることや同社の事業資質、技術力などを高く評価。一段の押し目狙いを推奨するとした。
 今17.7期2Q累計は売上拡大、内製化進展による原価率改善などにより、好調な内容。新規サービス・新規事業の取り組みを強化するため、下期以降、人件費や採用費、開発コストが増加する見通しから、通期会社計画は据え置かれたが、クリアできる見通し。


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