前場コメント No.6 カプコン、星光PMC、三井ハイテック、フジクラ、伊藤忠商事など

2017/03/16(木) 11:30
★9:08  トリケミカル-買い気配 今期営業益59.7%増見込む 生産能力や開発スピードの増強で
 トリケミカル研究所<4369.T>が買い気配。同社は15日に、18.1期通期の連結営業利益予想を15.6億円(前期比59.7%増)と発表した。積極的な設備投資を継続することで生産能力や開発スピードの増強を図ることで、商品ラインナップの拡充、収益力の強化に努めるとしている。市場コンセンサスは16.9億円となっている。
 併せて発表した17.1期通期の連結営業利益は9.8億円(前期比35.4%増)だった。製造設備の増設に伴い、既存工程の再度の見直しを行うなど、生産の効率化や全社的な合理化施策などを積極的に推し進めたことが奏功した。

★9:09  カプコン-エースが目標株価引き下げ 開発管理体制は評価 成長を実現できる
 カプコン<9697.T>がもみ合い。エース経済研究所では、同社の開発管理体制を評価しているとし、中期的には大作から新規IPまで内製化することで成長を実現できるとみて、投資判断「強気」を継続した。目標株価は2700円へ引き下げた。
 会社側は、今期計画の売上高850億円(前期比+10%)、営業利益136億円(同+13%)を据え置いた。要因は以下の3点。(1)第4四半期に投入したタイトルが好調で、主力のデジタルコンテンツ事業が想定通りの進ちょくにあること、(2)アミューズメント施設も昨年からプライズなどのヒットによる来客数の増加で堅調に推移していること、(3)第3四半期で今期タイトルの発売を終了したパチスロも、想定通りの進ちょくとなっているため。

★9:10  星光PMC-反発 台湾のアクリル系粘接着剤メーカー「新綜工業」に資本参加
 星光PMC<4963.T>が反発。同社は3月15日の大引け後に、台湾に所在するアクリル系粘接着剤メーカーの新綜工業に資本参加すると発表した。同日付けで、発行済み株式の32%の取得を完了、持ち分法適用会社となる。今後はパートナーとして事業運営を行う。新綜工業社は、中国・台湾を主要市場とした、溶剤型およびUV硬化型のアクリル系粘接着剤メーカー。

★9:10  三井ハイテック-反発 今期営業益26%増見込む 生産性向上の取り組みで
 三井ハイテック<6966.T>が反発。同社は15日に、18.1期通期の連結営業利益予想を23.0億円(前期比26.3%増)と発表した。超精密加工技術をベースに環境対応技術の普及に貢献する製品・部品の供給拡大と生産性向上に取り組むとしている。市場コンセンサスは28.8億円となっている。
 併せて発表した17.1期通期の連結営業利益は18.2億円(前期比2.0%減)だった。会社計画は14.0億円としていたことで、着地は上振れた。4Qの外国為替相場が想定(1米ドル105円)に対して円安(期間平均1米ドル113円)で推移したことにより輸出品の採算性が好転した。また、電子部品の受注増も寄与した。

★9:10  フジクラ-大和が目標株価引き上げ 情報通信を中心に堅調な業績推移を確認
 フジクラ<5803.T>が4日ぶり反発。大和証券では、情報通信を中心に堅調な業績推移を確認とコメント。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を770円→890円と引き上げた。光ファイバーなどの情報通信事業の業績好調が継続。今来期の大和営業利益予想は上方修正。依然として株価には割安感を見出せると考えるとした。

★9:11  伊藤忠-3日ぶり反発 CITICと中国で会員制通販サイトを開設
 伊藤忠商事<8001.T>が3日ぶり反発。16日付の日経新聞朝刊で、同社が資本提携する中国国有大手、中国中信集団(CITIC)グループと中国で会員制の通販サイトを開くと報じられた。
 金融分野に強いCITICが抱える約1000万人の富裕層に日本製品を売り込むという。まず阪急阪神百貨店や九州旅客鉄道<9142.T>が高級食材などを販売するとされる。今後の収益拡大への貢献が期待され、株価は底堅い推移を見せている。


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