前場コメント No.7 ＥＩＺＯ、愛三工業、大同メタル、ローム、トヨタ紡織など
★9:11 大豊工業－東海東京が目標株価引き上げ 海外市販と試作売り上げが想定よりも伸びず
大豊工業<6470.T>が続落。東海東京調査センターでは、海外市販と試作売り上げが想定よりも伸びずとコメント。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1250円→1580円と引き上げた。
会社側は、3Q決算のタイミングでガイダンスの減額修正を発表。理由は以下の2点。（1）新興国市場における交換品（補修部品）の受注、（2）トヨタ自動車への試作品売り上げ、いずれも当初の会社計画には届かなかったため。販売増加に注力するバキュームポンプを含むシステム製品およびガスケットの売り上げは増加中。エンジン軸受をはじめとする製品が、トヨタが導入する新しいクルマづくり「TNGA（トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー）」を通じて刷新されるユニット群に採用され、販売数量が増加するとの見方に変更はないとした。
大豊工業<6470.T>が続落。東海東京調査センターでは、海外市販と試作売り上げが想定よりも伸びずとコメント。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1250円→1580円と引き上げた。
会社側は、3Q決算のタイミングでガイダンスの減額修正を発表。理由は以下の2点。（1）新興国市場における交換品（補修部品）の受注、（2）トヨタ自動車への試作品売り上げ、いずれも当初の会社計画には届かなかったため。販売増加に注力するバキュームポンプを含むシステム製品およびガスケットの売り上げは増加中。エンジン軸受をはじめとする製品が、トヨタが導入する新しいクルマづくり「TNGA（トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー）」を通じて刷新されるユニット群に採用され、販売数量が増加するとの見方に変更はないとした。
★9:11 ＥＩＺＯ－続伸 通期営業益を上方修正 アミューズメント用モニター売り上げなどが計画上回る
ＥＩＺＯ<6737.T>が続伸。同社は15日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の57億円から69億円（前期比35.8％増）へと引き上げると発表した。
ヘルスケア市場向け、航空管制用途やアミューズメント用モニターの売り上げが計画を上回ることや製造原価の低減に努めたこと、リーン化を推進したことなどにより販管費が計画を下回る見通しとなったことが寄与する。
ＥＩＺＯ<6737.T>が続伸。同社は15日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の57億円から69億円（前期比35.8％増）へと引き上げると発表した。
ヘルスケア市場向け、航空管制用途やアミューズメント用モニターの売り上げが計画を上回ることや製造原価の低減に努めたこと、リーン化を推進したことなどにより販管費が計画を下回る見通しとなったことが寄与する。
★9:11 愛三工業－東海東京が目標株価引き上げ 次の成長への過渡期が続く
愛三工業<7283.T>が反落。東海東京調査センターでは、次の成長への過渡期が続くとみて、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は840円→980円と引き上げた。
株価は昨年夏を底に堅調に戻っているが、収益実態を見ると、なお次の中期的な成長に向けての仕込み時期ないし過渡期との印象があり、ギャップを感じるとコメント。収益改善への努力、たとえば新製品開発や生産能力の適正化、先行投資の増加、トヨタ外の拡販など、来18.3期にも継続する公算があるとした。
愛三工業<7283.T>が反落。東海東京調査センターでは、次の成長への過渡期が続くとみて、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は840円→980円と引き上げた。
株価は昨年夏を底に堅調に戻っているが、収益実態を見ると、なお次の中期的な成長に向けての仕込み時期ないし過渡期との印象があり、ギャップを感じるとコメント。収益改善への努力、たとえば新製品開発や生産能力の適正化、先行投資の増加、トヨタ外の拡販など、来18.3期にも継続する公算があるとした。
★9:12 大同メタル－東海東京が目標株価引き下げ 積極的なM&A戦略で成長を目指す
大同メタル工業<7245.T>が3日続落。東海東京調査センターでは、積極的なM&A（合併・買収）戦略で成長を目指していると注目。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1150円→1050円と引き下げた。
今17.3期に2社目となる企業買収を実施。16年9月のホンダ系部品メーカーである飯野ホールディングスに続き、旭テック傘下の鋳造部品子会社であるＡＴＡキャスティングテクノロジージャパンの買収を2月に発表。すでに世界トップシェア（約40％）を有するエンジン軸受だけでなく、パワートレイン全般を対象に広げていく事業戦略にかじを切った。この結果、1000億円レベルという中期目標の達成が視野に入ってきたが、収益性がはたして向上できるかは不透明と指摘。
大同メタル工業<7245.T>が3日続落。東海東京調査センターでは、積極的なM&A（合併・買収）戦略で成長を目指していると注目。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1150円→1050円と引き下げた。
今17.3期に2社目となる企業買収を実施。16年9月のホンダ系部品メーカーである飯野ホールディングスに続き、旭テック傘下の鋳造部品子会社であるＡＴＡキャスティングテクノロジージャパンの買収を2月に発表。すでに世界トップシェア（約40％）を有するエンジン軸受だけでなく、パワートレイン全般を対象に広げていく事業戦略にかじを切った。この結果、1000億円レベルという中期目標の達成が視野に入ってきたが、収益性がはたして向上できるかは不透明と指摘。
★9:12 ローム－4日続落 車向け大規模集積回路部品を増産 18.3期550億円投資
ローム<6963.T>が4日続落。16日付の日経新聞朝刊で、同社が自動車の電力管理などに使う大規模集積回路（LSI）部品を増産すると報じられた。
18.3期の設備投資額を17.3期より100億円多い約550億円とし、フィリピン工場の新生産棟建設などに投じるという。安定成長が見込める車と産業機器向けの事業を強化し、20年までに連結売上高に占める同事業の割合を現在の42％から50％へ引き上げる考えとされる。しかし、軟調な地合いのなかで売りが出ている。
ローム<6963.T>が4日続落。16日付の日経新聞朝刊で、同社が自動車の電力管理などに使う大規模集積回路（LSI）部品を増産すると報じられた。
18.3期の設備投資額を17.3期より100億円多い約550億円とし、フィリピン工場の新生産棟建設などに投じるという。安定成長が見込める車と産業機器向けの事業を強化し、20年までに連結売上高に占める同事業の割合を現在の42％から50％へ引き上げる考えとされる。しかし、軟調な地合いのなかで売りが出ている。
★9:13 トヨタ紡織－東海東京が目標株価引き下げ 中期計画での施策の実行は進ちょく中
トヨタ紡織<3116.T>が6日ぶり反落。東海東京調査センターでは、中期計画での施策の実行は進ちょく中とみて、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は2650円→2460円と引き下げた。
3Qまでの9カ月累計業績において、為替影響を除く販売数量では、シートや内装品が堅調に伸びていた。欧米拠点のリストラにはすでにメドを付け、海外事業の収益が改善に向かっている。新製品の立ち上げが、付加価値の取り込みや製品構成向上とともに貢献してきたと判断。なお、今17.3期の着地は営業17％増益を予想。
トヨタ紡織<3116.T>が6日ぶり反落。東海東京調査センターでは、中期計画での施策の実行は進ちょく中とみて、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は2650円→2460円と引き下げた。
3Qまでの9カ月累計業績において、為替影響を除く販売数量では、シートや内装品が堅調に伸びていた。欧米拠点のリストラにはすでにメドを付け、海外事業の収益が改善に向かっている。新製品の立ち上げが、付加価値の取り込みや製品構成向上とともに貢献してきたと判断。なお、今17.3期の着地は営業17％増益を予想。
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