後場コメント No.4 ヤクルト、極東開発、日本CMK、グンゼ、日本郵船など

2017/03/16(木) 15:01
★13:35  ヤクルト-底堅い 中東地域5カ国で「ヤクルト」の販売を開始
 ヤクルト本社<2267.T>が底堅い。同社は3月16日に、中東地域のアラブ首長国連邦(UAE)において、3月19日より乳酸菌飲料「ヤクルト」の販売を開始すると発表した。また、3月26日からは、近隣諸国のオマーン、バーレーン、カタール、クウェートでも「ヤクルト」の販売を開始する。これにより、日本を除く37の国と地域に販売網が拡大するとした。

★13:37  極東開発-反発 横浜工場でトラックの荷台製造ライン刷新
 極東開発工業<7226.T>が反発。16日付の日刊工業新聞で、同社が2017年度内に横浜工場で10億円を投じ、中小型ダンプトラックの荷台を製造・加工する製缶ラインを刷新すると報じられた。
 すでに設けた工場内空きスペースに、溶接や搬送工程を自動化する設備など活用した新ラインを設置するという。生産は既存ラインから新ラインに徐々に移すとみられる。生産性は現状比10%増になる見込みのもよう。完全移管後の19年度頃に、空いた場所で大型ダンプ用の新ラインも設け、工場全体の質と生産性の向上にも結び付ける考えとされる。今後の収益の伸びが期待され、株価は上昇している。

★13:41  日産自動車-下げ幅拡大 ルノー排ガス不正の疑い ゴーン氏も「詐欺的な戦略」に加担か
 日産自動車<7201.T>が下げ幅拡大。フランスの通信社AFPが16日、同国の自動車大手ルノーが25年以上にわたり、ディーゼル車とガソリン車の排ガス試験で不正行為を行っていたことが、入手した仏不正捜査当局の報告書で明らかになったと報じたことが手がかり。
 記事によれば、報告書はゴーン氏を含むルノーの経営陣全体が「詐欺的な戦略」に加担していると指摘しているという。また、報告書は最近発売された車を主な対象にしているが、捜査当局はルノー元従業員の証言も踏まえて、こうした不正が1990年から行われていたとみているとしている。これを受け、ゴーン氏が会長を務める日産自動車株に、売りが波及している。

★13:45  日本CMK-続伸 いちよしでは「収益拡大期に入ったと見られる」
 日本シイエムケイ<6958.T>が続伸。いちよし経済研究所では、レーティング、フェアバリューは未付与ながら「車載用プリント配線板を中心とした収益拡大期に入ったと見られる」と題したレポートを公表している。
 車載用プリント配線板を中心とした収益拡大期に入ったと想定。ADAS(Advanced Driver Assistance System、先進運転支援システム)の普及などに伴い、乗用車1台当たりのプリント配線板の搭載金額が増加しているが、同社は車載用ビルドアップ基板など先端製品で先行していると見られ、今後も中期的な収益拡大が見込まれる。来18.3期も車載用を中心とする増収効果で大幅な増益が続くと予想。

★13:48  グンゼ-反発 国内初の無縫合タイプ吸収性合成人工硬膜「デュラウェーブ」発売
 グンゼ<3002.T>が反発。同社は15日、脳硬膜欠損部に生体組織接着剤を併用して補綴(ほてい)する無縫合タイプの合成人工硬膜「デュラウェーブ」を国内で初めて販売すると発表した。
 既存の縫合が必要なタイプとともに、海外で主流となっている無縫合タイプを新たな製品ラインアップに加えたという。無縫合で脳硬膜を閉鎖するため、医師の操作性を大幅に向上させ、手術時間の短縮により患者への負担が軽減されるとした。業績拡大への貢献が期待され、株価は上昇している。

★13:55  日本郵船など-海運株が堅調 バルチック海運指数の好調続く
 日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>、明治海運<9115.T>が堅調。外航不定期船の運賃に関連するバルチック海運指数が好調。同指数は2月14日の685から、3月16日には1147まで上昇している。収益拡大を期待した買いが向かっている。


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