米ダラー・ゼネラル－小幅上昇　売上高と利益が予想を上回るも低い既存店売上高の伸びが重し

3月16日 　 終値　 前日比　前日比（％）　 ------------------------------------　　　 DG 73.20 +0.39 +0.54％　　　 　3月16日の取引で米ディスカウントショップ（ダラー・ショップ）のダラー・ゼネラル（NYSE：DG）の株価が小幅に上昇した。売上高、希薄化後の一株当たり利益がともに市場予想を上回ったものの、既存店売上が低い伸びにとどまったことや、市場予想を下回る2017年通期見通しが株価の上値を抑えた。ダラー・ゼネラルの株価は一時前日比2.52ドル高（+3.46％）の75.33ドルまで上昇したが、終盤に上昇幅を縮小。0.39ドル高（+0.54％）の73.20ドルと小幅に上昇して終了した。 　ダラー・ゼネラルの第4四半期（2月3日までの14週）決算は、売上高が前年同期（13週）比13.7％増の60億924.6万ドルとなり、市場予想の59億6300万ドルを上回った。純利益は同10.1％増の4億1417.6万ドル、希薄化後の一株当たり利益は1.49ドルとなり市場予想の1.41ドルを上回った。粗利益率は前年同期の31.8％から31.6％へわずかに低下。13週で比較する既存店売上高は1.0増となった。 　事業別売上高は消費財が前年同期比15.1％増、季節商品が8.5％増、家庭用品が11.3％増、アパレルが10.2％増となった。 　会社側は2017年度通期について、希薄化後の一株当たり利益を前年比4.1％減-1.6％増となる4.25-4.50ドルとし市場予想の4.62ドルを下回る見通しを示した。店長への報酬増加(0.16 ドル)や2016年が53週だった影響（0.09％）などが利益の伸び率を抑えるとした。