前場コメント No.10 栗田工業、日本テレビ、いい生活、クラレ、稲葉製作所など

2017/03/17(金) 11:30
★9:43  栗田工業-続伸 排水処理用の微生物融通する仕組み整備
 栗田工業<6370.T>が続伸。17日付の日経産業新聞で、同社が排水処理装置用の微生物「アナモックス菌」を国内の顧客企業が融通する仕組みを設けたと報じられた。
 処理能力が高いアナモックス菌は再生可能エネルギーの買い取り制度を背景に、食品残さを燃料とするバイオガス発電用に需要が高まっているという。装置内の菌が減って発電などに支障をきたすリスクをおさえ、販売を増やすとされる。今後の収益の伸びへの期待から、買われている。

★9:44  東海理化-反落 通期一転最終赤字転落見込む 製品保証費用・独禁法関連損失を計上
 東海理化<6995.T>が反落。同社は16日、17.3期通期の連結最終損益予想を従来の150億円の黒字から90億円の赤字(前期は56億円の黒字)へと引き下げると発表した。
 製品保証費用と、北米で提起されている損害賠償を求める民事訴訟に絡み、独禁法関連損失を計上する。

★9:46  日本テレビ-みずほが「中立」へ引き下げ 諸経費を増額して18.3期業績予想を減額
 日本テレビホールディングス<9404.T>が反落。みずほ証券では、諸経費を増額して来18.3期業績予想を減額し、投資判断を「買い」→「中立」と引き下げた。目標株価は1900円→2100円と引き上げた。
 (1)18.3期営業増益率予想を11.7%増から4.8%増に下げ、強い18.3期会社予想を事前に期待し難い、(2)固定費を増額するが、18.3期上期の広告需給予想は振るわず、短期的なカタリストに欠ける、(3)株価が目標株価に接近したため、投資判断を「中立」へ変更。
 スポット環境は5月以降は不透明だが、4月は小康とみられ、目先の株価の急落は想定しないとコメント。来18.3期の番組制作費予想は、新たにスポーツ系がかさむ可能性を考慮、放送機材などの減価償却費もかさみそう。SVODのHuluも競争激化で、少額だが来18.3期を営業赤字予想に下げたとしている。

★9:50  いい生活-急騰 「会社四季報 春号」で「IT導入補助金」対象サービスに登録と記載
 いい生活<3796.T>が急騰。東洋経済新報社が3月17日に発売した「会社四季報 春号」で、『経済産業省が主導する中小企業・小規模事業者向け「IT導入補助金」対象サービスに同社のクラウドサービスが登録された』と記載されたことを材料視する向きもあるもよう。
 また、四季報では、18.3期連結営業益予想を21億円と、前新春号の20億円から1億円上方修正している。

★9:51  クラレ-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 17.12期はスプレッド悪化の影響を受けよう
 クラレ<3405.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今17.12期は主力製品の販売は好調だが、スプレッド悪化の影響を受けようとコメント。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1650円→1620円と引き下げた。
 食品包装フィルムや自動車のガソリンタンクに使用されるエバールが好調。前16.12期には販売量が前年比10%程度増加したと推測され、今17.12期もそれに近い伸びを予想。ポバール樹脂は、16年中に立ち上げた米国新工場でトラブルが発生し、前16.12期中はその対応に追われた。しかしながら、16年末にはある程度の出荷ができるようになっており、さらに17年秋の定修時には完全な状態にもっていけると見込まれる。また、ポバール樹脂事業全体で、原料(ビニルアセテートモノマー)の自家消費比率上昇によるコスト削減も順調に進んでいると思われるとした。

★9:53  稲葉製作所-反落 上期88.7%営業減益 オフィス家具で減収 原価率上昇も響く
 稲葉製作所<3421.T>が反落。同社は16日、17.7期上期(8-2月)の連結営業利益が9500万円(前年同期比88.7%減)だったと発表した。オフィス家具で減収となったほか、原価率の上昇で利益率が悪化した。


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