前場コメント No.11 ＳＡＮＫＹＯ、カネカ、ルネサス、村田製作所、鳥貴族など
★9:56 ＳＡＮＫＹＯ－大和が目標株価引き下げ 安全性高いB/Sが株価を支えると見込む
ＳＡＮＫＹＯ<6417.T>が3日続落。大和証券では、安全性高いB/Sが株価を支えると見込むとみて、投資判断「3（中立）」を継続した。目標株価は4310円→4130円と引き下げた。市場環境の厳しさは増しているが、2017年は一服を想定。来18.3期のガイダンスを通して同社の見解を確認したいとした。
ＳＡＮＫＹＯ<6417.T>が3日続落。大和証券では、安全性高いB/Sが株価を支えると見込むとみて、投資判断「3（中立）」を継続した。目標株価は4310円→4130円と引き下げた。市場環境の厳しさは増しているが、2017年は一服を想定。来18.3期のガイダンスを通して同社の見解を確認したいとした。
★10:02 ＳＵＭＣＯ－ＳＭＢＣ日興が「2」へ引き上げ タイトな需給バランスが当面続く公算
ＳＵＭＣＯ<3436.T>が続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、ストレージ分野の需要増大によりタイトな需給バランスが当面続く公算とコメント。投資評価を「3（アンダーパフォーム）」→「2（中立）」、目標株価を900円→1570円と引き上げた。
300ミリウエハーの価格は、19.12期末には前16.12期末対比で30％の上昇を予想。需要のけん引役がスマートフォンやパソコンからストレージ分野に移行することで、需要変動の振幅がこれまでに比べて小さくなるとみるとした。一方で、供給側は現行の価格水準では再投資できないことから、タイトな需給バランスを裏付けに、当面値上げ局面が続くと想定。今17.12期・来18.12期の業績予想を大幅に増額修正。
ＳＵＭＣＯ<3436.T>が続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、ストレージ分野の需要増大によりタイトな需給バランスが当面続く公算とコメント。投資評価を「3（アンダーパフォーム）」→「2（中立）」、目標株価を900円→1570円と引き上げた。
300ミリウエハーの価格は、19.12期末には前16.12期末対比で30％の上昇を予想。需要のけん引役がスマートフォンやパソコンからストレージ分野に移行することで、需要変動の振幅がこれまでに比べて小さくなるとみるとした。一方で、供給側は現行の価格水準では再投資できないことから、タイトな需給バランスを裏付けに、当面値上げ局面が続くと想定。今17.12期・来18.12期の業績予想を大幅に増額修正。
★10:06 カネカ－ＳＭＢＣ日興が「2」へ引き下げ 「カネカロン」の能力増強効果発現に時間
カネカ<4118.T>が4日続落。ＳＭＢＣ日興証券では、「カネカロン」の能力増強効果発現に時間を要すると判断。投資評価を「3（アンダーパフォーム）」→「2（中立）」、目標株価を1030円→930円と引き下げた。
原料高に伴うマージン縮小と、アフリカ経済低迷の影響を受けた合成繊維「カネカロン」の頭髪装飾用の販売数量の伸び率鈍化を主因に、今17.3期以降の利益予想を大幅に下方修正。結果として、いかなる事業環境下でも、四半期ベースで営業利益100億円台をコンスタントに計上できる収益構造の構築に今しばらく時間を要するとの見方を示した。目標株価と現行株価のかい離が縮小し、化学・繊維セクター内の相対比較の観点から、投資妙味が薄れたと判断。
カネカ<4118.T>が4日続落。ＳＭＢＣ日興証券では、「カネカロン」の能力増強効果発現に時間を要すると判断。投資評価を「3（アンダーパフォーム）」→「2（中立）」、目標株価を1030円→930円と引き下げた。
原料高に伴うマージン縮小と、アフリカ経済低迷の影響を受けた合成繊維「カネカロン」の頭髪装飾用の販売数量の伸び率鈍化を主因に、今17.3期以降の利益予想を大幅に下方修正。結果として、いかなる事業環境下でも、四半期ベースで営業利益100億円台をコンスタントに計上できる収益構造の構築に今しばらく時間を要するとの見方を示した。目標株価と現行株価のかい離が縮小し、化学・繊維セクター内の相対比較の観点から、投資妙味が薄れたと判断。
★10:11 ルネサス－反発 中国でEV需要など狙い事業創出強化
ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が反発。17日付の日刊工業新聞で、同社が早ければ2017年中に、中国で新規事業を創出するための開発部隊を立ち上げると報じられた。
電機自動車（EV）やスマートホームなど、中国特有のニーズを取り込むのが狙いだという。中国では現在、日本からの受託開発やグローバル向け製品の生産をメーンに手掛けており、中国独自の需要に対応できていなかったとされる。17年中に具体的な事業領域とテーマを定め、事業創出に着手するもよう。今後の海外収益の伸びが期待され、株価は上昇している。
ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が反発。17日付の日刊工業新聞で、同社が早ければ2017年中に、中国で新規事業を創出するための開発部隊を立ち上げると報じられた。
電機自動車（EV）やスマートホームなど、中国特有のニーズを取り込むのが狙いだという。中国では現在、日本からの受託開発やグローバル向け製品の生産をメーンに手掛けており、中国独自の需要に対応できていなかったとされる。17年中に具体的な事業領域とテーマを定め、事業創出に着手するもよう。今後の海外収益の伸びが期待され、株価は上昇している。
★10:11 村田製作所－みずほが目標株価引き上げ 中国スマホのリスクなどから慎重姿勢を維持
村田製作所<6981.T>が反落。みずほ証券では、中国スマホのリスクやバリュエーション水準などから慎重姿勢を維持。投資判断「アンダーパフォーム」を継続も、目標株価は12000円→13500円と引き上げた。
3Q業績を受けて、業績予想を上方修正。3Q業績はスマホ向け売上でのミックス悪化により想定比未達。しかし、懸念されていた中国スマホの減速影響が限定的であったことから、株式市場の視線は「ハイエンドスマホの17年モデルによる需要好転」へシフト、株価はリバウンドとなった。みずほ想定と異なる展開だが、慎重姿勢を維持したいとコメント。
村田製作所<6981.T>が反落。みずほ証券では、中国スマホのリスクやバリュエーション水準などから慎重姿勢を維持。投資判断「アンダーパフォーム」を継続も、目標株価は12000円→13500円と引き上げた。
3Q業績を受けて、業績予想を上方修正。3Q業績はスマホ向け売上でのミックス悪化により想定比未達。しかし、懸念されていた中国スマホの減速影響が限定的であったことから、株式市場の視線は「ハイエンドスマホの17年モデルによる需要好転」へシフト、株価はリバウンドとなった。みずほ想定と異なる展開だが、慎重姿勢を維持したいとコメント。
★10:16 鳥貴族－いちよしが「B」へ引き下げ 業績見通しを下方修正
鳥貴族<3193.T>が6日ぶり反発。いちよし経済研究所では、業績見通しを下方修正。レーティングを「A」→「B」、フェアバリューは3000円→2600円と引き下げた。
16年10月からフードメニューを100％国産化とした。消費者に安心・安全をアピールできているとみられるが、天候要因などの影響を受けやすくなったと判断。今17.7期2Q累計（8～1月）の粗利益率は前年同期比0.6％ポイント悪化の67.9％。秋以降の天候不順などで野菜類の市況上昇の影響受けたとみられる。会社側は仕入れルートの多様化を進めていく方針。いちよしでは、粗利益率も悪化するとみて、今17.7期以降の業績見通しを下方修正。
鳥貴族<3193.T>が6日ぶり反発。いちよし経済研究所では、業績見通しを下方修正。レーティングを「A」→「B」、フェアバリューは3000円→2600円と引き下げた。
16年10月からフードメニューを100％国産化とした。消費者に安心・安全をアピールできているとみられるが、天候要因などの影響を受けやすくなったと判断。今17.7期2Q累計（8～1月）の粗利益率は前年同期比0.6％ポイント悪化の67.9％。秋以降の天候不順などで野菜類の市況上昇の影響受けたとみられる。会社側は仕入れルートの多様化を進めていく方針。いちよしでは、粗利益率も悪化するとみて、今17.7期以降の業績見通しを下方修正。
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