前場コメント No.13 住友商事、宇部興産、信越化学、クレハ、日清オイリオなど
★10:33 住友商事－底堅い シリコンバレーオフィス開設 事業開発体制強化へ
住友商事<8053.T>が底堅い。同社は16日に、米国西海岸地区において事業開発体制を強化すべく、4月1日付でシリコンバレーオフィスを開設すると発表した。
今後、同社グループは、シリコンバレーオフィスにおいて、様々なネットワークとR&D機能を活用しながら、米国西海岸で勃興する技術・事業モデル・経営のイノベーションを取り込み、グローバル拠点における展開も見据えた事業創出・拡大の新たな原動力とするとしている。
住友商事<8053.T>が底堅い。同社は16日に、米国西海岸地区において事業開発体制を強化すべく、4月1日付でシリコンバレーオフィスを開設すると発表した。
今後、同社グループは、シリコンバレーオフィスにおいて、様々なネットワークとR&D機能を活用しながら、米国西海岸で勃興する技術・事業モデル・経営のイノベーションを取り込み、グローバル拠点における展開も見据えた事業創出・拡大の新たな原動力とするとしている。
★10:34 宇部興産－続伸 マレーシアで低燃費タイヤ向け特殊品を増産
宇部興産<4208.T>が続伸。17日付の日経産業新聞で、同社がマレーシアの合成ゴム工場で自動車タイヤの燃費性能を高められる特殊品の生産能力を増強すると報じられた。
2018年度までに数億円を投じて触媒設備などを導入し、路面との抵抗を減らせる特殊品の生産比率を現在の35％から60％まで高めるという。環境規制の強化で世界的に低燃費タイヤが普及しており、自動車生産が増える東南アジア向けに供給体制を整えるとされる。今後の海外収益の拡大が期待され、株価は上昇している。
宇部興産<4208.T>が続伸。17日付の日経産業新聞で、同社がマレーシアの合成ゴム工場で自動車タイヤの燃費性能を高められる特殊品の生産能力を増強すると報じられた。
2018年度までに数億円を投じて触媒設備などを導入し、路面との抵抗を減らせる特殊品の生産比率を現在の35％から60％まで高めるという。環境規制の強化で世界的に低燃費タイヤが普及しており、自動車生産が増える東南アジア向けに供給体制を整えるとされる。今後の海外収益の拡大が期待され、株価は上昇している。
★10:35 信越化学－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 着実な利益成長が続こう
信越化学工業<4063.T>が続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、ウエハーと塩ビ樹脂の値上げにより、着実な利益成長が続こうとコメント。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は7850円→9400円と引き上げた。
ウエハーの価格前提は300mmが今17.3期3％減（従来予想5％減）、来18.3期11％増（7％増）、19.3期9％増（5％増）、200mmが今17.3期3％減（3％減）、来18.3期8％増（横ばい）、19.3期8％増（横ばい）。1％の値上げは300mmで年16億円程度、200mmで年7億円程度、各々営業増益要因として作用する。300mmの価格は、2019年末に2016年末対比で30％の上昇を予想。ＳＵＭＣＯは300mmの再投資に40～50％の値上げが不可欠と明言しているが、ＳＵＭＣＯを含めた競合他社との収益力格差に鑑みれば、最初に再投資可能な値上げ幅に到達するのは同社と考えられるとした。どの程度の値上げ幅・タイミングで増産投資を意思決定するかを注視。値上げと増産による数量増を両立しうる点で、業績面の安心感が強いとした。
信越化学工業<4063.T>が続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、ウエハーと塩ビ樹脂の値上げにより、着実な利益成長が続こうとコメント。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は7850円→9400円と引き上げた。
ウエハーの価格前提は300mmが今17.3期3％減（従来予想5％減）、来18.3期11％増（7％増）、19.3期9％増（5％増）、200mmが今17.3期3％減（3％減）、来18.3期8％増（横ばい）、19.3期8％増（横ばい）。1％の値上げは300mmで年16億円程度、200mmで年7億円程度、各々営業増益要因として作用する。300mmの価格は、2019年末に2016年末対比で30％の上昇を予想。ＳＵＭＣＯは300mmの再投資に40～50％の値上げが不可欠と明言しているが、ＳＵＭＣＯを含めた競合他社との収益力格差に鑑みれば、最初に再投資可能な値上げ幅に到達するのは同社と考えられるとした。どの程度の値上げ幅・タイミングで増産投資を意思決定するかを注視。値上げと増産による数量増を両立しうる点で、業績面の安心感が強いとした。
★10:41 クレハ－反落 抗悪性腫よう剤「クレスチン細粒」の製造販売中止 減損5.1億円
クレハ<4023.T>が反落。同社は17日、同社が製造販売し、第一三共<4568.T>が販売する抗悪性腫よう剤「クレスチン細粒」の製造販売を中止すると発表した。
製造に必要な材料の調達が困難となっているほか、需要も減少しているという。製造販売中止に伴い、同製品に係わる固定資産と棚卸資産の減損額5.1億円をその他の費用で計上するが、17.3期連結業績予想には同影響額を織り込み済みだという。
クレハ<4023.T>が反落。同社は17日、同社が製造販売し、第一三共<4568.T>が販売する抗悪性腫よう剤「クレスチン細粒」の製造販売を中止すると発表した。
製造に必要な材料の調達が困難となっているほか、需要も減少しているという。製造販売中止に伴い、同製品に係わる固定資産と棚卸資産の減損額5.1億円をその他の費用で計上するが、17.3期連結業績予想には同影響額を織り込み済みだという。
★10:42 東京センチュリー－小高い 中国最大手冷凍空調機器メーカー氷山集団と合弁会社設立
東京センチュリー<8439.T>が小高い。同社は17日10時30分に、中国遼寧省大連市の氷山集団グループ傘下投資会社と、合弁会社設立に関する合弁契約書を締結するとともに、当局より営業ライセンスを取得し新たに合弁会社（以下、新会社）を設立したと発表した。
新会社は、氷山集団グループの主力製品（冷凍・冷蔵機械など）の販売促進に向けたベンダー・ファイナンスを主な事業とし、東京センチュリーグループと共同にて氷山集団グループの販売金融体制をさらに強化することにより新たなビジネスの拡大を図っていくとしている。
東京センチュリー<8439.T>が小高い。同社は17日10時30分に、中国遼寧省大連市の氷山集団グループ傘下投資会社と、合弁会社設立に関する合弁契約書を締結するとともに、当局より営業ライセンスを取得し新たに合弁会社（以下、新会社）を設立したと発表した。
新会社は、氷山集団グループの主力製品（冷凍・冷蔵機械など）の販売促進に向けたベンダー・ファイナンスを主な事業とし、東京センチュリーグループと共同にて氷山集団グループの販売金融体制をさらに強化することにより新たなビジネスの拡大を図っていくとしている。
★10:44 日清オイリオ－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 脱コモディティ戦略遂行への中計に注目
日清オイリオグループ<2602.T>が反発。ＳＭＢＣ日興証券では、脱コモディティ戦略遂行への中期計画に注目。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は530円→630円と引き上げた。
同社は2月8日に、東南アジアでのチョコレート事業への進出へ向けて、インドネシアのサリムグループとの合弁会社設立を発表。同社はこの合弁会社の黒字化時期を22.3期と想定しているとみられるが、こうした新たな成長事業の貢献を含めて、ＳＭＢＣ日興では、同社がコモディティ価格に左右されにくい事業構造へ転換できるかどうかに注目しているとした。目先は、3月28日に発表される予定の来18.3期からの中期経営計画の中で同社のスタンスが明らかになると考えられるとした。
日清オイリオグループ<2602.T>が反発。ＳＭＢＣ日興証券では、脱コモディティ戦略遂行への中期計画に注目。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は530円→630円と引き上げた。
同社は2月8日に、東南アジアでのチョコレート事業への進出へ向けて、インドネシアのサリムグループとの合弁会社設立を発表。同社はこの合弁会社の黒字化時期を22.3期と想定しているとみられるが、こうした新たな成長事業の貢献を含めて、ＳＭＢＣ日興では、同社がコモディティ価格に左右されにくい事業構造へ転換できるかどうかに注目しているとした。目先は、3月28日に発表される予定の来18.3期からの中期経営計画の中で同社のスタンスが明らかになると考えられるとした。
日本株の最新ニュース
関連コンテンツ
