後場コメント No.3 コムシス、エニグモ、トリケミカル、清和中央、マーケットエンターなど

2017/03/17(金) 15:01
★12:54  コムシスHD-SMBC日興が目標株価引き上げ NTTの工事受注減少リスクに注意
 コムシスホールディングス<1721.T>が続落。SMBC日興証券では、来18.3期のNTTグループ工事受注減少リスクに注意とし、投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続した。目標株価は1780円→1900円と引き上げた。
 通信キャリアは中期的に設備投資抑制を続けるとみられ、通信工事業界の業績も伸び悩みが懸念される。このため、事業規模拡大に向けて、NTT西日本エリアにおける通信工事業界再編が進展するか注目。また、同社は将来の再編可能性をにらんで自己株式取得を継続しており、来18.3期以降の継続的な実施が想定される。再編一巡後は、金庫株の消却や配当性向の引き上げに期待。

★12:57  大日本印刷-反落 VR活用訪日客向け多言語観光案内を実施 JTBコーポレートセールスと
 大日本印刷<7912.T>が反落。同社は17日、JTBコーポレートセールス(千代田区)と連携し、訪日外国人を主な対象として、神奈川県の箱根・湯河原地区の代表的な観光名所を仮想現実(VR)コンテンツ6言語で紹介する「VR HAKONE/YUGAWARA Campaign」を実施すると発表した。
 VRコンテンツを閲覧するための紙製スマートフォンホルダーを東京と神奈川の観光案内所などで3月31日まで配布するという。今回、旅行商品の企画を通じて地域への誘客を推進するJTBコーポレートセールスと、VRコンテンツや各種販促物を企画制作する大日本印刷が協力し、主に首都圏に滞在している訪日外国人に近郊の観光地への訪問を促すキャンペーンを実施するとした。しかし株価は、軟調な地合いのなかで下落している。

★12:59  エニグモ-岩井コスモが目標株価引き上げ 中期的な成長期待は大きい
 エニグモ<3665.T>が大幅反発。岩井コスモ証券では、中期的な成長期待は大きいと注目。投資判断「A」を継続、目標株価は2000円→2200円と引き上げた。
 今18.1期会社計画では、売上高、営業利益ともに過去最高を更新する見通し。同社が運営するファッション通販サイト「BUYMA(バイマ)」では、主要顧客のF1層(20歳~30歳代半ばの女性)以外にも顧客層が広がってきている。これにより、今期は会社計画を上回る、前期比2割超の営業増益が期待できるとした。また、海外展開での会員登録数も拡大していると指摘。

★13:04  トリケミカル-岩井コスモが目標株価引き上げ 半導体関連の小型注目株
 トリケミカル研究所<4369.T>が続伸。岩井コスモ証券では、半導体関連の小型注目株と推奨。投資判断「A」を継続、目標株価は2400円→2960円と引き上げた。
 半導体製造に使われる特殊ガスなど高純度化学薬品を販売しており、前期は2期連続で最高益を更新した。成長は半導体メモリー向け材料がけん引。需要旺盛で高成長が続いているが、業績拡大はまだ初期段階と指摘。潜在成長性を考えると、水準訂正の余地は大きいとの見方を示した。

★13:05  清和中央HD-急騰 「会社四季報 春号」で「販売利ザヤ拡大で連続営業増益」と記載
 清和中央ホールディングス<7531.T>が急騰。東洋経済新報社が3月17日に発売した「会社四季報 春号」で、「販売利ザヤ拡大で連続営業増益」と記載され、18.12期連結営業益予想が10億円とされたことを材料視する向きもあるもよう。

★13:10  マーケットエンタ-5日ぶり反発 ネットで家電などの宅配レンタル開始
 マーケットエンタープライズ<3135.T>が5日ぶり反発。17日付の日刊工業新聞で、同社がインターネットを介して、家電製品やカメラなどの多様な商品を対象にした「宅配レンタルサービス」を近く始めると報じられた。
 商品アイテム数は当初300点程度用意し、レンタル期間は3泊4日からだという。ネットでの取引は買い手の手間が省けることから利用者が増えており、消費者の意識も商品の「所有」から、「シェア」「レンタル」へと関心が移行しつつあるとされる。同社はこうしたニーズに対応し、市場を開拓する考えのもよう。今後の業績拡大への貢献が期待され、買われている。


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