前場コメント No.9 キヤノン、TOTO、パレモ、住友林業、日本アジアGなど

2017/03/22(水) 11:30
★9:59  キヤノン-続落 傘下が有機ELパネル製造向け装置を増産
 キヤノン<7751.T>が続落。22日付の日刊工業新聞で、同社傘下のキヤノントッキ(新潟県見附市)が、有機ELパネル製造向け真空蒸着装置の年産能力を引き上げると報じられた。
 2017年の生産台数は、16年比2倍の10台超になるとみられる。グループの拠点を活用し能力を上げるという。しかし株価は、軟調な地合いのなかで下落している。

★10:00  TOTO-SMBC日興が目標株価引き下げ 業績予想を小幅下方修正
 TOTO<5332.T>が3日続落。SMBC日興証券では、業績予想を小幅下方修正。投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続、目標株価を4250円→4150円と引き下げた。
 リモデル売上は2Q、3Qともに前年同期比1%減と低迷。SMBC日興では、2015年の省エネ住宅ポイント政策の反動によるとみているとし、4Qは住宅ストック循環支援事業が寄与し3%増収に転じると想定。中期的には、魅力的な新製品の投入と需要掘り起こし型のマーケティングによるテコ入れに期待。
 中国、アジア、米州ともに安定成長を予想。ウォシュレットの拡販やインドなど他地域への展開により、さらに増益率が高まるかどうかが今後のポイントと考えるとした。

★10:05  パレモ-大幅反発 前期最終益を上方修正 売上総利益率の改善や減損損失の大幅減少で
 パレモ<2778.T>が大幅反発。同社は21日、17.2期通期の連結純損益予想を従来の1.8億円の黒字から3.2億円の黒字(前期は3.1億円の赤字)へと引き上げると発表した。売上高の増加や下期の売上総利益率の改善、特別損失に見込んだ減損損失の大幅な減少などが寄与する。

★10:06  住友林業-SMBC日興が目標株価引き上げ 海外事業の伸長を織り込む
 住友林業<1911.T>が3日ぶり反発。SMBC日興証券では、海外事業の伸長を織り込み、業績予想を上方修正。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は1700円→1900円と引き上げた。
 M&A(合併・買収)や住宅受注動向を踏まえて、業績予想を見直し。セクター内の相対評価に基づく投資評価「2」に変更はなし。国内住宅事業は、中層住宅や賃貸併用住宅への対応力、用地情報力に勝るプレハブメーカーと比較して苦戦しており、中長期的な成長期待にも乏しい。しかし、海外事業は積極的なM&Aと良好な市場環境により住宅事業を中心に伸長が続く見込み。さらなるM&Aによる成長期待の拡大や、20%にとどまる配当性向の引き上げが今後のカタリストと考えるとした。

★10:10  ソフトクリエイト-6日続落 次世代型ITアウトソーシングサービス『STRUST』販売開始
 ソフトクリエイトホールディングス<3371.T>が6日続落。同社は3月21日の大引け後に、傘下のソフトクリエイト(東京都渋谷区)が、ITアウトソーシングサービスの取り組みを強化すると発表した。情報システム部門を取り巻く業務を包括的にサポートするITOフルマネージドサービス「STRUST(エストラスト)」として、22日より販売を開始する。しかし、株価への影響は限定的のもよう。

★10:13  レントラックス-急騰 2月連結ベース売上高21%増
 レントラックス<6045.T>が急騰。同社は21日、2月の連結ベースの売上高は7億5500万円、前年同月比20.8%増だったと発表した。パートナーサイト運営者数は1万9601名で、前月比で538名の増加となった。

★10:16  日本アジアG-底堅い 子会社が位置情報基盤の現場情報共有システムを開発
 日本アジアグループ<3751.T>が底堅い。同社は22日、連結子会社の国際航業が清水建設<1803.T>と共同で、建設現場での関係者間コミュニケーション効率向上を目的に、屋内位置情報を基盤とした現場情報共有システムを開発したと発表した。
 同システムは、BLEビーコンを利用した屋内測位インフラ、位置情報にひもづいた施工管理情報データベース、専用アプリケーションソフトで構成する。現場作業者が専用アプリを導入したスマート端末を携行し、ビーコンの設置場所に近づくと、ビーコン電波から位置情報を取得してその場所にひもづけられた指示・伝達事項や最新の図面・写真データなどをスマート端末にプッシュ配信する。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,552.16 +113.55
TOPIX 2,666.23 +3.77
グロース250 650.64 -0.61
NYダウ 38,239.98 +253.58
ナスダック総合 15,451.31 +169.30
ドル/円 154.85 +0.01
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ