前場コメント No.10 LIXILG、ロイヤルHD、アサヒ、沢藤電気、学研HDなど

2017/03/22(水) 11:30
★10:19  LIXILG-SMBC日興が目標株価引き上げ 17.3期は当初予想並みに復調
 LIXILグループ<5938.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、今17.3期は当初予想並みに復調していると判断。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は2540円→2970円と引き上げた。
 保守的な期初計画に対しての順調な業績や、社長交代に伴う経営変化への期待から、株価は良好に推移してきた。今後は2016年6月の社長交代に伴う実質的な改革成果が問われる見込み。製品および販売戦略の再構築による国内リフォーム事業の拡大や、グローバルな水回り事業のシナジー効果発揮に期待。
 社長交代を機に堅実な経営とスリム化に努めており、今17.3期事業利益は設備除却損や在庫評価損の大幅な積み増しがない前提で、同社計画の800億円を上回る900億円と予想。

★10:24  ロイヤルHD-4日ぶり反落 「ロイヤルホスト」のメニュー刷新 品質・健康にこだわり
 ロイヤルホールディングス<8179.T>が4日ぶり反落。22日付の日経新聞朝刊で、同社が4月、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」のメニューを全面的に刷新すると報じられた。
 品数を増やし、料理の品質や健康にこだわったメニューを打ち出すという。営業時間の短縮を通じたサービス向上や、店舗設備やセントラルキッチンの改装効果を生かしたメニュー構成とし、高付加価値路線を鮮明にするとされる。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★10:26  アサヒ-もみ合い 改正法による国内販促費削減効果を織り込む 「中立」継続
 アサヒグループホールディングス<2502.T>がもみ合い。ゴールドマン・サックス証券では、6月から施行の改正法による国内販促費削減効果を織り込むとコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は3700円→3800円と引き上げた。
 17年度営業利益は資産の見直しによりある程度の損失が発生する見込みで3%減額修正するも、18年度以降は2~3%の増額修正。主に国内酒類の販促費の減少、飲料事業のコストダウンを考慮。また、想定よりも買収した西欧事業の無形固定資産のうち、のれんが多く、また残りの無形固定資産の償却年数が長い点も反映したとしている。

★10:27  沢藤電気-ストップ高買い気配 岐阜大学と常温・無触媒でアンモニアから水素製造
 沢藤電気<6901.T>がストップ高買い気配。22日付の化学工業日報において、岐阜大学が、沢藤電気の共同研究で、アンモニアを原料に常温・常圧・無触媒で高純度水素を製造する装置を開発したことを発表したと報じられた。
 記事によれば、大気圧プラズマでアンモニアを分解。試作機では純度99.999%を達成し、燃料電池での発電も確認したという。産業用・家庭用の発電機などへの利用が期待されるとともに、アンモニアを燃料とする燃料電池自動車(FCV)が実現する可能性もあるとしている。

★10:31  Eガーディアン-反落 業務拡充で東京オペレーションセンターを新宿に移転
 イー・ガーディアン<6050.T>が反落。同社は3月21日の大引け後に、東京麻布に展開するオペレーションセンターを新宿に移転し、新たに「イノベーションセンター」として施設面、人材面ともに拡張すると発表した。
 移転後の新宿拠点では、これまでの本人認証業務、審査代行業務に加えて、新たにブロックチェーン技術を用いた広告配信検証のサービス開発、不正対策などの研究部隊を新設することで、先端分野で発生するデジタルリスクの研究も実施するとした。しかし、株価への影響は限定的のもよう。

★10:39  学研HD-4日続伸 固定資産の譲渡を決定 2Qに特別利益6.8億円計上へ
 学研ホールディングス<9470.T>が4日続伸。同社は21日に、子会社の文理が固定資産の譲渡を決定し、それに伴い、17.9期2Qにおいて固定資産売却益6億7900万円を特別利益として計上する予定と発表した。


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