前場コメント No.9 日本オラクル、横浜ゴム、サンデンＨＤ、日本サード、日清食品など
★9:21 あおぞら銀行－ＢＮＰパリバが「Hold」へ引き上げ 高配当の支え
あおぞら銀行<8304.T>が3日ぶり反発。ＢＮＰパリバ証券では、高配当の支えを想定。投資判断を「Reduce」→「Hold」、目標株価を350円→390円と引き上げた。
2017年において、米国が3回の利上げ、日本は10月に日銀が長期金利の目標を30bp引き上げると予想される。こうしたことを背景に、邦銀のバリュエーションは一段と高まる見込み。
同社の株主還元政策は、配当性向50％である。配当利回りは4％以上が見込まれ（予想ベース）、これが株価を支える要因。ＢＮＰパリバでは来18.3期純利益は435億円（前年比4.1％減）、DPS（1株当たり配当金）は18.6円（前年は19.4円）の減配と予想。しかし、18.6円の配当であれば、現株価が465円に達するまでは配当性向4％以上であり、これが同社の株主が保有する理由の1つと思われるとした。
あおぞら銀行<8304.T>が3日ぶり反発。ＢＮＰパリバ証券では、高配当の支えを想定。投資判断を「Reduce」→「Hold」、目標株価を350円→390円と引き上げた。
2017年において、米国が3回の利上げ、日本は10月に日銀が長期金利の目標を30bp引き上げると予想される。こうしたことを背景に、邦銀のバリュエーションは一段と高まる見込み。
同社の株主還元政策は、配当性向50％である。配当利回りは4％以上が見込まれ（予想ベース）、これが株価を支える要因。ＢＮＰパリバでは来18.3期純利益は435億円（前年比4.1％減）、DPS（1株当たり配当金）は18.6円（前年は19.4円）の減配と予想。しかし、18.6円の配当であれば、現株価が465円に達するまでは配当性向4％以上であり、これが同社の株主が保有する理由の1つと思われるとした。
★9:21 日本オラクル－3日続落 3Q累計2.5％営業増益も材料出尽くしで
日本オラクル<4716.T>が3日続落。同社は22日、17.5期3Q累計（6-2月）の営業利益が374億円（前年同期比2.5％増）だったと発表した。
中堅市場および流通・サービス分野でのERP/EPMクラウドや、IaaSである「Oracle Cloud Machine」への引き合いが増えているという。しかし株価は、材料出尽くしで下落している。
日本オラクル<4716.T>が3日続落。同社は22日、17.5期3Q累計（6-2月）の営業利益が374億円（前年同期比2.5％増）だったと発表した。
中堅市場および流通・サービス分野でのERP/EPMクラウドや、IaaSである「Oracle Cloud Machine」への引き合いが増えているという。しかし株価は、材料出尽くしで下落している。
★9:23 横浜ゴム－7日続落 CIK-FIA公認のレーシングカート用タイヤを発売開始
横浜ゴム<5101.T>が7日続落。同社は3月22日の大引け後に、CIK-FIA（国際カート委員会）公認のレーシングカート用タイヤの発売を開始したと発表した。CIK-FIAの新しい公認期間である2017～2019年用のタイヤとして発売。発売サイズは4.5×10.0-5～7.1×11.0-5の6サイズで、価格はすべてオープンプライス。しかし、株価への影響は限定的のもよう。
横浜ゴム<5101.T>が7日続落。同社は3月22日の大引け後に、CIK-FIA（国際カート委員会）公認のレーシングカート用タイヤの発売を開始したと発表した。CIK-FIAの新しい公認期間である2017～2019年用のタイヤとして発売。発売サイズは4.5×10.0-5～7.1×11.0-5の6サイズで、価格はすべてオープンプライス。しかし、株価への影響は限定的のもよう。
★9:27 サンデンＨＤ－ＴＩＷが「2」継続 17.3期が業績の底になろう
サンデンホールディングス<6444.T>が変わらずを挟んで3日続落。投資情報会社のＴＩＷでは、今17.3期が業績の底になろうとコメント。投資評価「2（Neutral）」を継続した。
今17.3期は中間時点で下方修正した営業利益予想を下回る着地が見込まれ、国内での構造改革推進により赤字を見込んだ最終段階利益も欧州での自動車用空調システムに関する課徴金発生（3月9日公表、純利益予想を下方修正）から赤字が従来想定以上に膨らむ見通しになるなど、足もとの業績は厳しい状況が続いている。ただし、今17.3期を底に業績は上向くとの見方に変化はなし。実績PBR1倍割れなどの株価指標面からも下値は限られると見られるとした。
サンデンホールディングス<6444.T>が変わらずを挟んで3日続落。投資情報会社のＴＩＷでは、今17.3期が業績の底になろうとコメント。投資評価「2（Neutral）」を継続した。
今17.3期は中間時点で下方修正した営業利益予想を下回る着地が見込まれ、国内での構造改革推進により赤字を見込んだ最終段階利益も欧州での自動車用空調システムに関する課徴金発生（3月9日公表、純利益予想を下方修正）から赤字が従来想定以上に膨らむ見通しになるなど、足もとの業績は厳しい状況が続いている。ただし、今17.3期を底に業績は上向くとの見方に変化はなし。実績PBR1倍割れなどの株価指標面からも下値は限られると見られるとした。
★9:27 日本サード・パーティ－急騰 日本ライフラインから医療機器の修理業務受託
日本サード・パーティ<2488.T>が急騰。同社は22日に、循環器領域を専門とする独立系の医療機器商社であり医療機器メーカーである日本ライフライン<7575.T>と、日本ライフラインが取り扱う一部医療機器の修理業務を日本サード・パーティへ委託する契約を締結し、4月より業務を開始すると発表した。
今回日本ライフラインは、日本サード・パーティの高い技術力を評価し、不整脈治療関連の医療機器を扱うリズムディバイス事業において、心臓ペースメーカの設定を行うための検査機器などの修理業務を委託することを決定した。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
日本サード・パーティ<2488.T>が急騰。同社は22日に、循環器領域を専門とする独立系の医療機器商社であり医療機器メーカーである日本ライフライン<7575.T>と、日本ライフラインが取り扱う一部医療機器の修理業務を日本サード・パーティへ委託する契約を締結し、4月より業務を開始すると発表した。
今回日本ライフラインは、日本サード・パーティの高い技術力を評価し、不整脈治療関連の医療機器を扱うリズムディバイス事業において、心臓ペースメーカの設定を行うための検査機器などの修理業務を委託することを決定した。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
★9:31 日清食品－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ まだ織り込めない「カップヌードル」世界戦略
日清食品ホールディングス<2897.T>が続落。ＳＭＢＣ日興証券では、「カップヌードル」世界戦略はまだ織り込めないとコメント。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は5750円→6040円と引き上げた。
業績に対する注目点は、海外での「カップヌードル」のブランディングの成果であり、ＳＭＢＣ日興のスタンスに変更はなし。中国ではこの施策が結果を見せているが、海外は低価格競争の激しい北米事業、新規参入市場の多いアジア事業、需要拡大が未知数の欧州事業などもあり、これらの営業利益が同社計画ほど拡大するとの確信を持てないとコメント。必ずしも総需要の動向とは一致しないブランディングによる業績拡大戦略であり、実績を確認していきたいとした。
日清食品ホールディングス<2897.T>が続落。ＳＭＢＣ日興証券では、「カップヌードル」世界戦略はまだ織り込めないとコメント。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は5750円→6040円と引き上げた。
業績に対する注目点は、海外での「カップヌードル」のブランディングの成果であり、ＳＭＢＣ日興のスタンスに変更はなし。中国ではこの施策が結果を見せているが、海外は低価格競争の激しい北米事業、新規参入市場の多いアジア事業、需要拡大が未知数の欧州事業などもあり、これらの営業利益が同社計画ほど拡大するとの確信を持てないとコメント。必ずしも総需要の動向とは一致しないブランディングによる業績拡大戦略であり、実績を確認していきたいとした。
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