前場コメント No.11 ネットワン、武蔵精密工業、グンゼ、ケーヒン、日清製粉Ｇなど
★9:45 ネットワン－ジェフリーズが目標株価引き上げ エンタープライズ市場の加速が待たれる
ネットワンシステムズ<7518.T>がもみ合い。ジェフリーズ証券では、エンタープライズ市場の加速が引き続き待たれるとコメント。投資判断「UNDERPERFORM」を継続も、目標株価は550円→825円と引き上げた。
同社が真に復活するためのシナリオとは、エンタープライズ市場が利益成長に寄与し始めることだと判断。通信事業者市場の業績を左右する携帯キャリアの投資活動が13.3期以降鈍化しているため、5年以上にわたり、同社はこの事業を堅固なセグメントに育てようとしてきた。将来的に利益率を向上させるには、エンタープライズ市場の成長がカギとなる。このエンタープライズ市場の売上高について、2016年度の見通しが前期比1.4％に過ぎないため、2017年度は前期比6.3％と予想。
ネットワンシステムズ<7518.T>がもみ合い。ジェフリーズ証券では、エンタープライズ市場の加速が引き続き待たれるとコメント。投資判断「UNDERPERFORM」を継続も、目標株価は550円→825円と引き上げた。
同社が真に復活するためのシナリオとは、エンタープライズ市場が利益成長に寄与し始めることだと判断。通信事業者市場の業績を左右する携帯キャリアの投資活動が13.3期以降鈍化しているため、5年以上にわたり、同社はこの事業を堅固なセグメントに育てようとしてきた。将来的に利益率を向上させるには、エンタープライズ市場の成長がカギとなる。このエンタープライズ市場の売上高について、2016年度の見通しが前期比1.4％に過ぎないため、2017年度は前期比6.3％と予想。
★9:49 武蔵精密－ＣＳが目標株価引き上げ シナジー効果の早期発現に期待
武蔵精密工業<7220.T>がもみ合い。クレディ・スイス証券では、シナジー効果の早期発現に期待。投資評価「NEUTRAL」を継続、バリュエーションの見直しにより、目標株価は2500円→3000円と引き上げた。
ＨＡＹグループの連結化に伴い、同社の事業は、欧州を中心に拡大基調にある点は変わらない。一方、今17.3期を通じて増加が続く買収に伴うコストの見通しに加え、ＨＡＹグループの商用車向け事業の足元の弱含みを鑑み、短中期業績見通しは従来予想に比べて低めになると予想。とりわけ、3Q時点で追加となったＨＡＹグループのPPA償却費は、来18.3期以降3年間にわたり、約30億円の追加影響となる見通し。ＨＡＹグループの業績見通しの修正にも注視したいとした。
武蔵精密工業<7220.T>がもみ合い。クレディ・スイス証券では、シナジー効果の早期発現に期待。投資評価「NEUTRAL」を継続、バリュエーションの見直しにより、目標株価は2500円→3000円と引き上げた。
ＨＡＹグループの連結化に伴い、同社の事業は、欧州を中心に拡大基調にある点は変わらない。一方、今17.3期を通じて増加が続く買収に伴うコストの見通しに加え、ＨＡＹグループの商用車向け事業の足元の弱含みを鑑み、短中期業績見通しは従来予想に比べて低めになると予想。とりわけ、3Q時点で追加となったＨＡＹグループのPPA償却費は、来18.3期以降3年間にわたり、約30億円の追加影響となる見通し。ＨＡＹグループの業績見通しの修正にも注視したいとした。
★9:52 グンゼ－反発 乳牛の暑さ対策ウエアラブル端末「ウシブル」をテスト販売
グンゼ<3002.T>が反発。23日付の日経新聞電子版で、同社が5月、乳牛に暑さ対策として装着できるウエアラブル端末「ウシブル」のテスト販売を始めると報じられた。
ウシブルは冷感素材の衣服に水を自動で流し、ストレスによる搾乳量の減少を防ぐという。2015年から実験を続ける中で、乳牛の体表面温度が5度近く下がるなど効果があらわれ、事業にするめどがついたとされる。
グンゼ<3002.T>が反発。23日付の日経新聞電子版で、同社が5月、乳牛に暑さ対策として装着できるウエアラブル端末「ウシブル」のテスト販売を始めると報じられた。
ウシブルは冷感素材の衣服に水を自動で流し、ストレスによる搾乳量の減少を防ぐという。2015年から実験を続ける中で、乳牛の体表面温度が5度近く下がるなど効果があらわれ、事業にするめどがついたとされる。
★9:53 ケーヒン－ＣＳが目標株価引き上げ 来期は先行投資フェーズへ
ケーヒン<7251.T>が変わらずを挟んで5日続落。クレディ・スイス証券では、来期は先行投資フェーズへとコメント。投資評価「NEUTRAL」を継続も、目標株価は1700円→1900円と引き上げた。
直噴インジェクターなどの主力商品の拡販は順調とみられ、リストラ効果を含めた収益体制作りも現時点までは計画通り進行している。一方、直噴インジェクターの急激な増産に伴うコストや生産ロスといった要素が直近の業績に影響。長期的に影響が継続する内容ではないと考えられるが、短期的なリスク要素としては残る。
来18.3期以降は次期中計に移行。今17.3期中計はリストラなどを含めた収益体質の構築に注力したが、次期中計はホンダ外を含めた拡販を進める見通し。既存製品の増産に加え、自社製PCU（HEV用Power Control Unit）やインド2輪事業のFI化など、将来に向けたイニシャルコストが先行するフェーズとなる見通し。
ケーヒン<7251.T>が変わらずを挟んで5日続落。クレディ・スイス証券では、来期は先行投資フェーズへとコメント。投資評価「NEUTRAL」を継続も、目標株価は1700円→1900円と引き上げた。
直噴インジェクターなどの主力商品の拡販は順調とみられ、リストラ効果を含めた収益体制作りも現時点までは計画通り進行している。一方、直噴インジェクターの急激な増産に伴うコストや生産ロスといった要素が直近の業績に影響。長期的に影響が継続する内容ではないと考えられるが、短期的なリスク要素としては残る。
来18.3期以降は次期中計に移行。今17.3期中計はリストラなどを含めた収益体質の構築に注力したが、次期中計はホンダ外を含めた拡販を進める見通し。既存製品の増産に加え、自社製PCU（HEV用Power Control Unit）やインド2輪事業のFI化など、将来に向けたイニシャルコストが先行するフェーズとなる見通し。
★9:54 日清製粉Ｇ－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 食品株平均より資本効率指標で見劣り
日清製粉グループ本社<2002.T>が続落。ＳＭＢＣ日興証券では、食品株平均より資本効率指標で見劣りするとして、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は1520円→1580円と引き上げた。
今17.3期の予想ROEは5.0％、22.3期で6.1％。ＳＭＢＣ日興のカバレッジ食品株（ＪＴを除く）平均ROE予想は2016年度が9.1％、2021年度が9.3％。予想には資本効率の改善を意識した株主還元などが実施される前提を反映。同社はネットキャッシュ企業であり、自己資本のコントロールができない企業ではないと指摘。
とするならば、予想ROEが食品株平均に対して低いのは、売上高回転率や営業利益率など、そもそもの収益性や効率性が十分に高まることを、予想していないためとも言えるとコメント。同社はボトムライン重視の経営へとかじを切ったとしているため、今後は予想以上に営業利益率などが改善するかに注目。
日清製粉グループ本社<2002.T>が続落。ＳＭＢＣ日興証券では、食品株平均より資本効率指標で見劣りするとして、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は1520円→1580円と引き上げた。
今17.3期の予想ROEは5.0％、22.3期で6.1％。ＳＭＢＣ日興のカバレッジ食品株（ＪＴを除く）平均ROE予想は2016年度が9.1％、2021年度が9.3％。予想には資本効率の改善を意識した株主還元などが実施される前提を反映。同社はネットキャッシュ企業であり、自己資本のコントロールができない企業ではないと指摘。
とするならば、予想ROEが食品株平均に対して低いのは、売上高回転率や営業利益率など、そもそもの収益性や効率性が十分に高まることを、予想していないためとも言えるとコメント。同社はボトムライン重視の経営へとかじを切ったとしているため、今後は予想以上に営業利益率などが改善するかに注目。
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