前場コメント No.12 島津製作所、大和証券G、GMO、インタートレード、シスメックスなど

2017/03/23(木) 11:30
★9:53  島津製-4日続落 医療強化に向け3年間の研究開発・設備投資額を3割増
 島津製作所<7701.T>が4日続落。23日付の日経新聞朝刊で、同社は医療事業の強化に向け2017年度から3年間の研究開発費と設備投資を合計1200億円強と直近3年間の実績から3割程度増やすと報じられた。
 がんを早期発見する技術の実用化を目指すという。大学との共同研究や研究者の採用拡大、開発拠点の新設にも資金を投じるとされる。しかし、軟調な地合いのなかで売り優勢となっている。

★9:54  大和証券G-3日ぶり反発 中国で政府・企業と投資ファンド立ち上げ 130億円規模
 大和証券グループ本社<8601.T>が3日ぶり反発。23日付の日経新聞朝刊で、同社が中国で現地の政府や企業と組んで投資ファンドを立ち上げると報じられた。
 規模は総額8億人民元(約130億円)程度になる見込みだという。市場拡大が期待できるヘルスケアや物流関連の現地企業を中心に投資し、同分野の技術やノウハウに優れる日本企業を提携先として紹介もしていくとされる。投資先の中国企業の価値を高めると同時に、日本企業の中国進出も後押しする狙いのもよう。

★9:59  GMO-3日続落 ネット接続宣伝が景品表示法違反に 消費者庁が再発防止命令
 GMOインターネット<9449.T>が3日続落。23日付の日経新聞朝刊で、インターネット接続の契約を巡り、月額料金について「今なら無料」との宣伝を半年続けたのは景品表示法違反(有利誤認)に当たるとして、消費者庁が同社に再発防止を求める措置命令を出したと報じられた。
 同庁によると、不当表示があったのは同社のネット接続サービス「GMOとくとくBBイー・アクセスADSL」。同社は遅くとも2015年9月から、1カ月限定のキャンペーンとうたい、サービスを契約した場合は月額料金を「今なら!最大6カ月無料!!」と自社のウェブサイトで宣伝していたという。実際は16年2月まで毎月同じキャンペーンと宣伝を続けていたもよう。

★10:01  インタートレード-ストップ高い買い気配 ハナビラタケの有効成分発見 女性ホルモンの代わりに
 インタートレード<3747.T>がストップ高い買い気配。同社は22日に、標準ハナビラタケ株の確立と有効成分を発見したと発表した。
 同社は、東京女子大学および産業技術総合研究所との産学官による共同研究を、ハナビラタケの有効成分の研究を2014年10月より進めてきたが、今回標準ハナビラタケ株抽出物から新しい細胞活性を発見した。今回発見した細胞活性はサイレントエストロゲン(エストロゲン:卵胞ホルモンまたは女性ホルモン)と呼ばれる。
 この研究成果により、今後ハナビラタケが新しいエストロゲン製剤としてエストロゲン療法や創薬に利用できるだけではなく、この化学物質を利用したガンのリスクのない新しいタイプのホルモン薬の開発が期待できるとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★10:03  シスメックス-CSが目標株価引き上げ 本格回復は5月決算発表で確認したい
 シスメックス<6869.T>が反発。クレディ・スイス証券では、本格回復は5月決算発表で確認したいとコメント。投資評価「NEUTRAL」を継続も、目標株価は6500円→6900円と引き上げた。
 3Qの減収減益決算による株価下落から、直近株価は再上昇に転じてきたが、本格回復と評価するのは時期尚早と思われる。5月本決算を待ってからでも遅くはないと判断。
 株価が上昇に転じた要因は、4Qに円安によるメリットを享受することで、業績は3Qをボトムに回復へ転じるという見方が強まったためと考えられる。株価は3Q決算直後に急落したため、底値で買いやすくなったという心理的要因も大きいように思われる。業績面での本格回復や中国事業の再生を確認することが次の株価上昇につながるとすれば、5月の本決算発表(10日発表、11日決算説明会予定)の内容を確認するまでは様子見で対応していきたいとした。


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