後場コメント No.3 カヤック、ココカラファイン、スズキ、三井化学、ふくおかなど
★12:55 ＪＸ－大和が目標株価引き上げ 中計で株主還元示されればカタリストになる
ＪＸホールディングス<5020.T>が4日ぶり反発。大和証券では、5月公表予定の中期経営計画において株主還元の定量的な方針が示されれば、カタリストになりうると注目。投資判断「2（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を580円→600円と引き上げた。
短期的に、5月の中期経営計画がカタリストになりうると注目。統合新会社であるＪＸＴＧホールディングスは、ＪＸホールディングスの2016年度本決算発表に際して中期経営計画の公表を予定。同計画については、2016年8月31日の経営統合契約時に示された「2019年度に調整後連結経常利益5000億円以上、連結ROE10％以上」という目標に沿った内容となると見込まれ、株式市場の期待値は必ずしも高くないと推察。それゆえ、定量的な株主還元方針が提示されてポジティブサプライズとなることに期待。キャッシュ・フロー分配の考え方の提示は新会社にとって重要と大和は考えるとした。
ＪＸホールディングス<5020.T>が4日ぶり反発。大和証券では、5月公表予定の中期経営計画において株主還元の定量的な方針が示されれば、カタリストになりうると注目。投資判断「2（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を580円→600円と引き上げた。
短期的に、5月の中期経営計画がカタリストになりうると注目。統合新会社であるＪＸＴＧホールディングスは、ＪＸホールディングスの2016年度本決算発表に際して中期経営計画の公表を予定。同計画については、2016年8月31日の経営統合契約時に示された「2019年度に調整後連結経常利益5000億円以上、連結ROE10％以上」という目標に沿った内容となると見込まれ、株式市場の期待値は必ずしも高くないと推察。それゆえ、定量的な株主還元方針が提示されてポジティブサプライズとなることに期待。キャッシュ・フロー分配の考え方の提示は新会社にとって重要と大和は考えるとした。
★12:56 カヤック－6日ぶり大幅反発 人工ニューラルネットワークの新技術に関する特許出願
カヤック<3904.T>が6日ぶり大幅反発。同社は23日、人工知能（AI）の膨大なパーセプトロンがつながったニューラルネットワークを最小単位のパーセプトロンのみで分散構成するための技術に関する特許を出願したと発表した。
同技術は、人工ニューラルネットワークをパーセプトロン単位に分解し、何度も値を変えながら同じ処理（計算）をすることで、既存の人工ニューラルネットワークと同様の機能を最小のメモリー空間で実現する。これにより、インフラストラクチャーへの設備拡充やハードウェアの増強といった投資負荷を軽減することにつながるという。また、併せて人工知能研究開発室「カヤックAI部」を設立したとした。
カヤック<3904.T>が6日ぶり大幅反発。同社は23日、人工知能（AI）の膨大なパーセプトロンがつながったニューラルネットワークを最小単位のパーセプトロンのみで分散構成するための技術に関する特許を出願したと発表した。
同技術は、人工ニューラルネットワークをパーセプトロン単位に分解し、何度も値を変えながら同じ処理（計算）をすることで、既存の人工ニューラルネットワークと同様の機能を最小のメモリー空間で実現する。これにより、インフラストラクチャーへの設備拡充やハードウェアの増強といった投資負荷を軽減することにつながるという。また、併せて人工知能研究開発室「カヤックAI部」を設立したとした。
★12:58 ココカラファイン－もみ合い 2月の既存店売上高3.3％減・客数5.3％減
ココカラファイン<3098.T>がもみ合い。同社は22日、2月の既存店売上高（速報値）が前年同月比3.3％減、全店では3.4％減だったと発表した。既存店客数は5.3％減、客単価は3.6％の上昇となった。
ココカラファイン<3098.T>がもみ合い。同社は22日、2月の既存店売上高（速報値）が前年同月比3.3％減、全店では3.4％減だったと発表した。既存店客数は5.3％減、客単価は3.6％の上昇となった。
★13:01 スズキ－ドイツ証が目標株価引き上げ 目標株価までの下落余地は10％
スズキ<7269.T>が4日続落。ドイツ証券では、目標株価までの下落余地は10％あるとして、レーティング「Hold」を継続した。目標株価は3800円→4250円と引き上げた。
2015年6月以降の株価はV字回復を演じ、絶対ベースで11％上昇している（日経平均株価は-5％）。当時と現在の収益見通しに関する判断に大きな差はなし。違うのは、マルチ・スズキ事業に対する市場の評価の水準。成長に飢えているセクターにあって、相対的な魅力に着目するのは理解できるが、キャッシュフロー創出、株主還元、支払われている価値への考慮はさほど明白ではないと指摘。
スズキ<7269.T>が4日続落。ドイツ証券では、目標株価までの下落余地は10％あるとして、レーティング「Hold」を継続した。目標株価は3800円→4250円と引き上げた。
2015年6月以降の株価はV字回復を演じ、絶対ベースで11％上昇している（日経平均株価は-5％）。当時と現在の収益見通しに関する判断に大きな差はなし。違うのは、マルチ・スズキ事業に対する市場の評価の水準。成長に飢えているセクターにあって、相対的な魅力に着目するのは理解できるが、キャッシュフロー創出、株主還元、支払われている価値への考慮はさほど明白ではないと指摘。
★13:07 三井化学－底堅い タイの農薬会社ソータスの株式を追加取得
三井化学<4183.T>が底堅い。同社傘下の三井化学アグロ（東京都中央区）は23日、タイの農薬会社ソータスの株式を追加取得したと発表した。
同社は海外事業の拡大のため、成長が見込まれる東南アジア市場での生産拠点の確保を目的として、2011年にソータスの株式10％を取得し、資本業務提携を進めてきた。今回の株式追加取得により、ソータスとのより一層の関係強化を通じて、同社製品の市場拡大と新規製品の開発促進につなげ、東南アジアでの事業強化を図る。
三井化学<4183.T>が底堅い。同社傘下の三井化学アグロ（東京都中央区）は23日、タイの農薬会社ソータスの株式を追加取得したと発表した。
同社は海外事業の拡大のため、成長が見込まれる東南アジア市場での生産拠点の確保を目的として、2011年にソータスの株式10％を取得し、資本業務提携を進めてきた。今回の株式追加取得により、ソータスとのより一層の関係強化を通じて、同社製品の市場拡大と新規製品の開発促進につなげ、東南アジアでの事業強化を図る。
★13:08 ふくおか－ドイツ証が「Buy」へ引き上げ 収益構造の転換
ふくおかフィナンシャルグループ<8354.T>が8日ぶり反発。ドイツ証券では、収益構造の転換に注目。レーティングを「Hold」→「Buy」、目標株価は612円→650円と引き上げた。
業績予想を見直し。今期、傘下の親和銀行、熊本銀行の残存ののれん代948億円を一括償却することで、連結当期利益予想を400億円の利益から548億円の損失に下方修正した。ただし、来期以降はのれん代の償却負担がなくなることから収益構造が一変すると指摘。たとえば、前16.3期単体（傘下3行合算）の当期利益は561億円、連結は447億円であったが、差額114億円のうち、92億円がのれん代償却。ドイツ証では、連結当期利益予想を引き上げるとした。
ふくおかフィナンシャルグループ<8354.T>が8日ぶり反発。ドイツ証券では、収益構造の転換に注目。レーティングを「Hold」→「Buy」、目標株価は612円→650円と引き上げた。
業績予想を見直し。今期、傘下の親和銀行、熊本銀行の残存ののれん代948億円を一括償却することで、連結当期利益予想を400億円の利益から548億円の損失に下方修正した。ただし、来期以降はのれん代の償却負担がなくなることから収益構造が一変すると指摘。たとえば、前16.3期単体（傘下3行合算）の当期利益は561億円、連結は447億円であったが、差額114億円のうち、92億円がのれん代償却。ドイツ証では、連結当期利益予想を引き上げるとした。
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