前場コメント No.10 花王、ぐるなび、アルプス電気、ミネベアミツミ、豊田自動織機など

2017/03/24(金) 11:30
★9:54  花王-続伸 カネボウがスマホ経由での顧客情報管理を本格化
 花王<4452.T>が続伸。24日付の日経産業新聞で、同社傘下のカネボウ化粧品(東京都中央区)がスマートフォン(スマホ)向けアプリで取得した独自のデータを活用するCRM(顧客情報管理)施策を本格的に始めると報じられた。
 センサーと組み合わせて顧客ごとの肌のデータを取得し、肌の状況にあわせた情報を提供するという。今後の収益拡大への貢献が期待され、株価は上昇している。

★9:59  ぐるなび-CSが目標株価引き下げ リバウンドが期待できる株価水準
 ぐるなび<2440.T>が3日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、リバウンドが期待できる株価水準とみて、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は2800円→2600円と引き下げた。
 3Q実績を踏まえて業績予想を見直し。同社の中期的な成長に対する見方に変更はないとし、利益予想は微修正にとどめるとした。営業費用のボラティリティが当初想定よりも高く、利益動向にやや安定性が欠けることを考慮し、適用バリュエーションを見直したため、目標株価は引き下げ。3Q決算以降は株価が低迷しており、リバウンドが期待できる水準と考えられるが、セクター内における相対感から投資評価「NEUTRAL」を継続。

★10:04  アルプス電気-SMBC日興が目標株価引き上げ ハイエンドスマホ向けは織り込み済み
 アルプス電気<6770.T>が5日ぶり反発。SMBC日興証券では、ハイエンドスマートフォン向け部品販売単価上昇は織り込み済みとみて、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は2800円→3600円と引き上げた。
 収益性の高いカメラアクチュエータ売上高構成比が拡大するため、電子部品セグメントの全社営業利益に対する貢献度は来18.3期以降で8割まで拡大すると予想。上場子会社のアルパインとアルプス物流の少数株主持ち分を考慮すると、純利益に対する貢献度はさらに上昇すると見込まれる。
 同社の今後2年の営業利益水準を大きく左右するのは、シェアや歩留まりなどの同社の自助努力の部分だけでなく、ハイエンドスマートフォン販売数量の影響も大きい。ハイエンドスマホの販売が始まるとみられる来18.3期下期から実際の販売動向に、株価が左右される局面に入る見込み。

★10:10  ミネベアミツミ-SMBC日興が目標株価引き上げ ゲーム機器アッセンブリ上振れの可能性
 ミネベアミツミ<6479.T>が4日ぶり反発。SMBC日興証券では、ゲーム機器アッセンブリの上振れの可能性が高まったと判断。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は1500円→1600円と引き上げた。
 同社のOLED数量前提は、ハイエンドスマートフォンメーカーにとってベストシナリオであり、同社にとってはワーストシナリオである。OLED採用に伴う単価アップ(=ハイエンドスマートフォンの単価上昇)による販売低迷の可能性はまったく考慮していないとした。消費者がOLEDより単価を重視した場合、あるいは2016年8月にジャパンディスプレイが発表した4辺狭額縁LCDの採用が延びれば、同社LCDバックライト事業に上振れ余地は残っていると判断。

★10:13  豊田織機-5日ぶり反発 オランダの物流ソリューション会社を1400億円で買収
 豊田自動織機<6201.T>が5日ぶり反発。同社は23日、物流ソリューション事業をさらに強化すべく、オランダの物流ソリューション会社Vanderlande Industries Holdingを買収すると発表した。
 Vanderlandeは1949年に設立され、小売業・小包・郵便事業向けの物流システムに強みを持っており、空港の旅客手荷物処理システムでも世界有数の企業だという。また、ソーター、コンベヤーなどの物流機器やソフトウェアをフルラインアップで自社開発・生産しているため、特に大規模プロジェクトの短期間での立ち上げに優れているとされる。取得額は約1400億円。


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