前場コメント No.12 ヤフー、DIC、東京精密、ネクストウェア、日立造船など

2017/03/24(金) 11:30
★10:34  スクウェアエニックス-4日ぶり反発 「ブレイブリーデフォルト フェアリーズエフェクト」配信開始
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>が4日ぶり反発。同社は23日に、スマホ向け新作ファンタジーRPG「ブレイブリーデフォルト フェアリーズエフェクト」の配信を開始したと発表した。
 対応機種はiOS、Android、料金形態はアイテム課金型(基本プレイ無料)となっている。なお、開発にはシリコンスタジオ<3907.T>が全面協力している。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★10:34  ヤフー-底堅い 自動運転に本格参入 ソフトバンク傘下に出資
 ヤフー<4689.T>が底堅い。24日付の日経新聞朝刊で、同社が自動運転事業に本格参入すると報じられた。
 自動運転技術を開発するソフトバンクグループ<9984.T>子会社のSBドライブ(東京都港区)に出資し、自動運転バスの実用化プロジェクトに参画するという。天候やイベント、人の流れなどさまざまな情報のビッグデータ解析と地図アプリなどを連携させ、過疎地域のバス会社が低コストでサービスを維持できる仕組みをつくるとされる。今後2年かけて実証実験を重ね、2020年をめどに事業化を目指すもよう。今後の業績の拡大が期待され、株価は底堅く推移している。

★10:36  DIC-MSMUFGが目標株価引き上げ ファインケミカルなどが収益拡大をけん引
 DIC<4631.T>が5日ぶり反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、ファインケミカル・PKG用インキが収益拡大をけん引していると判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を5100円→5250円と引き上げた。
 業績予想は微修正にとどめるも、特損・税率見直しで純利益は増額。パッケージインキ、液晶材料・化粧品顔料などファインケミカルなどが収益をけん引。中期的に株主還元強化も見込まれる。17年度予想P/Eは10倍弱と依然割安感が強いと指摘。なお、18年度以降も順調な収益拡大を予想。18年度D/Eレシオは0.7倍程度に改善する見通し。

★10:42  東京精密-MSMUFGが目標株価引き上げ 売上高見通しは堅調も固定費は増加傾向
 東京精密<7729.T>が5日ぶり反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、売上高見通しは堅調だが、固定費は増加傾向として、投資判断「Equal-weight」を継続した。目標株価は3000円→3400円と引き上げた。
 業績予想を引き上げるものの、17年の良好な売上高見通しはほぼ織り込み済みと考えられること、固定費が増加傾向にあることから、利益率のアップサイドポテンシャルは限定的と考えられ、投資判断「EW」を継続。
 17年度営業利益予想は従来予想から8%引き上げ。半導体製造装置売上高は前年比12%増、計測機器売上高は同4%増(自動車設備投資回復を想定)と堅調な伸びを想定。ただし、固定費増加が続き、営業利益率は18.5%(同0.4%ポイント改善)と若干の改善にとどまると予想。

★10:46  ネクストウェア-急伸 「顔認証ハンズフリー入館実証実験」を開始
 ネクストウェア<4814.T>が急伸。同社は3月24日10時40分に、NEC<6701.T>の顔認証システムを利用した「顔認証ハンズフリー入館実証実験」を開始したと発表した。これにより、本社従業員約100名は、出社時に従来のセキュリティーカードではなく、顔パスによる入館が可能。従業員がセキュリティーカードを持たず、立ち止まることなく入館することを目指すとした。

★10:49  日立造船-3日ぶり反発 米国で食品廃棄物使うバイオガス発電事業に参入
 日立造船<7004.T>が3日ぶり反発。24日付の日経新聞朝刊で、同社が2018年にも米国で食品廃棄物を使うバイオガス発電事業に参入すると報じられた。
 カリフォルニア州に発電施設を設け運営するという。総事業費は2200万ドル(約25億円)とされる。米国で日本企業がバイオガス発電を手がけるのは初めてで、米国ではごみ処理の7割が埋め立てとされ環境負荷の少ない処理が求められており、同社は日本や欧州に次ぐ事業拠点にする考えのもよう。


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