米ゲームストップ－大幅安　大幅減収減益や弱い2017年度通期見通しを嫌気

3月24日 　 終値　 前日比　前日比（％） ---------------------------------------　　 GME 20.70 -3.26 -13.61％　 　 　3月24日、米ゲーム小売りチェーン大手のゲームストップ(NYSE:GME)の株価が急落した。同社が23日の取引時間終了後に発表した2016年度第4四半期（11-1月期）決算は、調整後の一株当たり利益が市場予想を上回ったものの、大幅な減収減益となったほか、2017年度通期の弱い見通しも嫌気された。ゲームストップ株は24日の取引で前日比3.26ドル安（-13.61％）の20.70ドルと急落し昨年11月につけた52週安値の20.10ドルに接近した。 　ゲームストップの第4四半期決算は、売上高が前年同期比13.6％減の30億4540万ドルと市場予想の30億7300万ドルを下回った。営業利益は同25.0％減の2億8660万ドル、純利益は15.8％減の2億870万ドルとなった。調整後の一株当たり利益は2.38ドルと市場予想の2.29ドルを上回った。既存店売上高は米国が20.8％減、海外が4.6％減となり全体では16.3％減となった。 　会社側は2017年度通期の見通しについて、既存店売上高を前年比5％減からフラットとし、売上高が2％減から2％増、希薄化後の一株当たり利益を市場予想の3.73ドルに対して3.10-3.40ドルとした。