前場コメント No.11 ケーヒン、大阪ソーダ、FCHD、沢井製薬、エスケイなど

2017/03/27(月) 11:30
★10:02  ケーヒン-TIWが「2+」継続 数量増や体質改善により業績は堅調
 ケーヒン<7251.T>が反落。投資情報会社のTIWでは、中国、アジア地域を中心とした数量増や体質改善により業績は堅調と判断。投資評価「2+(Outperform)」を継続した。
 今17.3期3Q累計(4~12月)は円高影響を強く受けた中でも増益で着地しており、外部環境に不透明感が強い中、通期計画は3Q累計決算公表時には据え置かれたが、上ぶれが見込める。また、前期の特殊要因(早期退職など一過性の減益要因)の影響を除いても合理化や体質改善により、今17.3期は営業段階増益の見通し。さらに、(1)ホンダ外も含め四輪車向け受注が豊富、(2)メキシコ貢献により米州収益の一段の向上が見込める、(3)中国でのFI(電子燃料噴射システム)やインドでのキャブレター需要の拡大が見込める中、採算が高い二輪車製品の伸び余地も大きいなどから、中期的に堅調な業績が見込めるとした。実績PBRで1倍割れの株価は評価不足と指摘。

★10:09  大阪ソーダ-TIWが「2+」継続 17.3期予想を減収増益に見直し
 大阪ソーダ<4046.T>が反落。投資情報会社のTIWでは、今17.3期予想を減収増益に見直しも、投資評価「2+(Outperform)」を継続した。
 機能化学品の環境面では次の業績プラス要因がある。(1)ダップ樹脂が米国向けと新たな用途であるポスター・雑誌向けの販売が始まった。ポスター・雑誌向けは、速乾性による短納期対応、印刷コスト低下、歩留まり向上が評価されているとのことであり、市場拡大が期待できる。なお、従来使われていたインキとダップ樹脂を使ったUVインキのコスト差はほぼないもよう。(2)従来品より高温度に耐えるエピクロルヒドリンゴムは、新年度から日系の車用部品メーカーへ納入が始まる。減収予想だが、(1)利益をけん引する機能化学品が好調、(2)基礎化学品に改善の兆しが見えるにより「強気」を維持。

★10:10  FCHD-一時ストップ高 「空中浮遊映像表示装置」が実道検証技術として選定
 FCホールディングス<6542.T>が一時ストップ高。同社は24日、東日本・中日本・西日本高速道路で実施された表記公募で、同社傘下の福山コンサルタントとアスカネット<2438.T>が応募した「空中浮遊映像表示装置」が、実道で検証などを行う技術として選定されたと発表した。
 空中浮遊映像表示装置は、路側または路面に設置したディスプレイの映像を特殊パネルを用いて運転者の目の前に映し出し、逆走車両への注意喚起を行うもの。今後の業績への貢献が期待され、買いが殺到している。

★10:14  沢井製薬-東海東京が目標株価引き下げ 18.3期営業利益は2ケタ成長復帰を予想
 沢井製薬<4555.T>が3日ぶり反落。東海東京調査センターでは、来18.3期営業利益は2ケタ成長復帰を予想。レーティング「Outperform」を継続も、目標株価は8700円→7700円と引き下げた。
 会社側は今17.3期営業利益を前年比1.4%増の235億円と計画。1~3Q累計の営業利益の進ちょく率は相対的に高水準であり、2016年投入の新薬の本格寄与なども見込めるため、東海東京では今17.3期営業利益を前年比2.2%増の237億円と予想。プロダクトミックス悪化などもあり、前回予想からは23億円引き下げ。一方、来18.3期営業利益は2期ぶりに2ケタ成長に復帰すると予想。

★10:16  エスケイジャパン-8日ぶり大幅反発 通期営業益を上方修正 固定資産の譲渡決定も発表
 エスケイジャパン<7608.T>が8日ぶり大幅反発。同社は24日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の0.8億円から1.1億円(前期比16.0%減)へと引き上げると発表した。売上高が前回予想よりも若干増加することに加え、期末の在庫に対する評価損および東京本社・福岡営業所の移転に関わる経費が予想よりも少なくなることなどが寄与する。
 併せて、固定資産の譲渡を決定し、それに伴い、18.3期(来期)において固定資産売却益1億2700円を特別利益として計上する予定と発表した。契約締結日は3月30日予定、物件引渡日は9月末日までを予定している。


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