前場コメント No.4 中部電力、グンゼ、クスリのアオキ、ニチレイ、リソー教育など

2017/03/28(火) 11:30
★9:06  中部電-反発 東京電力HDと既存火力事業の統合で基本合意
 中部電力<9502.T>が反発。28日付の日経新聞朝刊で、同社と東京電力ホールディングス<9501.T>が28日、既存火力事業の統合で基本合意すると報じられた。
 東電HDの広瀬直己社長と中部電の勝野哲社長が同日記者会見して発表し、共同出資会社のJERA(東京都中央区)に統合するための具体的な協議に入るという。中部電は老朽化した火力発電3基を2017年度中に廃止するとされる。統合前に資産を整理する狙いもあるようだ。

★9:07  グンゼ-みずほが目標株価引き上げ 本業回復と赤字事業から抜け出せるかに注目
 グンゼ<3002.T>が反発。みずほ証券では、低評価からの脱出、本業回復と懸念の赤字事業から抜け出せるかに注目。投資判断「買い」を継続、目標株価を440円→500円と引き上げた。
 今17.3期以降の業績予想を修正。アパレル事業の収益回復が本格化していることから、バリュエーション基準を過去水準のPBRを基にしたものから、同業企業比較に変更して目標株価を算出。また、3月10日に発表された電子部品事業の台湾子会社の清算により、懸念のタッチパネル事業の赤字が大きく改善する可能性が見えてきた点に着目。この効果は来18.3期以降に顕在化する見込みであるが、来期ガイダンス発表時に同事業の黒字化が明確になれば、評価は一段と上昇する可能性もあるものと考えているとした。

★9:08  ケアサービス-買い気配 通期営業益を下方修正も悪材料出尽くしで
 ケアサービス<2425.T>が買い気配。同社は27日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の2.8億円から2.0億円(前期比19.0%減)へと引き下げると発表した。
 既存介護事業における人件費増、デイサービスおよびサービス付き高齢者向け住宅「フォーライフ」以外の介護事業の低迷、エンゼルケア事業の季節要因による売り上げの急激な落ち込みなど、上期に発生した事象が影響した。しかし、悪材料出尽くし感から買いが入っている。

★9:10  クスリのアオキ-小高い 3月度既存店5%減収 既存店客数は5%減
 クスリのアオキホールディングス<3549.T>が小高い。同社は27日、3月度(2月21日~3月20日)営業速報を発表し、既存店売上高は前年同月比4.8%減(2月度は5.2%増)、全店売上高は7.6%増(同18.2%増)だった。既存店客数は4.8%減(同3.6%増)、既存店客単価は0.1%上昇(同1.6%上昇)。

★9:10  ニチレイ-反発 今期4割営業増益との観測 「個食」背景に冷凍食品伸びる
 ニチレイ<2871.T>が反発。28日付の日経新聞朝刊で、同社の17.3期の連結営業利益は前期比4割増の300億円程度と2期連続で過去最高となり、従来予想も10億円上回りそうだと報じられた。
 自宅で1人で食事を取る「個食」傾向を追い風に、チャーハンなどの冷凍食品の販売が伸びるという。生産拠点の集約で生産効率が向上しているほか、昨秋までの円高に伴う原材料コストの低下も寄与するとされる。

★9:12  ジーンテクノ-小動き 通期営業赤字拡大を見込む 減収や研究開発費の増加で
 ジーンテクノサイエンス<4584.T>が小動き。同社は27日、17.3期通期の連結営業損益予想を従来の4.9億円の赤字から12.2億円の赤字(前期は8.2億円の赤字)へ引き下げると発表した。
 下期に契約金収入などの計上を予定していたが、今期中に契約締結に至らない見込みとなり、売上高が前回予想を下回る見込みとなった。また、主要パイプラインの開発が順調に進ちょくし、翌事業年度に予定していた開発工程へと進んだことで、開発費用約1億8500万円が前倒しで計上される見込みとなったことも響く。

★9:14  リソー教育-大幅反発 今期2割経常増益との観測 3円増配の公算大
 リソー教育<4714.T>が大幅反発。28日付の日経新聞朝刊で、同社の18.2期は、連結経常利益が前期推定比2割増の25億円になる見込みだと報じられた。
 首都圏で新たに学習塾を開校し、生徒数が増えるという。年間配当は28円と、前期推定の25円に3円程度上乗せする公算が大きいとされる。


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