前場コメント No.6 オーテック、アンリツ、保土谷化学、京セラ、岩崎電気など

2017/03/28(火) 11:30
★9:21  オーテック-急騰 期末配当金を48円に増配
 オーテック<1736.T>が急騰。同社は27日に、17.3期の期末配当予想を30円→48円(前期は38円)に修正すると発表した。年間配当も同額となる。

★9:23  アンリツ-反発 ネットワークモードにより測定課題を解決するWLAN測定器を開発
 アンリツ<6754.T>が反発。同社は3月27日の大引け後に、IoTの普及にともない市場が拡大しているWLAN搭載機器の評価用測定器を開発したと発表した。
 業界で初めて、ネットワークモードでIEEE802.11ac搭載機器の評価を実現したWLAN測定器の販売を、27日から開始するとした。今回開発したワイヤレスコネクティビティテストセットMT8862Aは、ネットワークモードでの測定機能を装備。これにより、IEEE802.11acでは業界で初めて、 WLAN機器が実際に動作している状態で試験できる。

★9:23  保土谷化学-岩井コスモが目標株価引き上げ 有機EL市場拡大の本格化で恩恵を享受へ
 保土谷化学工業<4112.T>が5日ぶり反発。岩井コスモ証券では、有機EL市場拡大の本格化で恩恵を享受へとコメント。投資判断「A」を継続、目標株価を4000円→5000円と引き上げた。
 第3四半期は原燃料安や費用減で大幅増益となり、好調が持続。有機EL材料事業を含む機能性色素部門はのれん代償却や2014年度の設備投資が重荷となり、赤字が続いているものの、赤字額は着実に縮小。年率約5割の成長が予想される有機EL材料市場の拡大により、来期にも黒字転換すると予想される。今後の動向によっては現行中期経営計画の数値目標を前倒しで達成することもあり得るとの見方を示した。

★9:27  京セラ-反発 半導体製造装置向けセラミック部品増産
 京セラ<6971.T>が反発。28日付の日経産業新聞で、同社が半導体製造装置に使うセラミック部品の生産能力を増強すると報じられた。
 米ワシントン州の工場の生産能力を5割増にするほか、滋賀県や鹿児島県の工場の生産能力も引き上げるという。記憶回路を立体的に形成する3次元メモリーやスマートフォン(スマホ)の高機能化で同装置の需要が伸びる中、同社全体で2017年度にセラミック部品の生産能力を16年度比で3割増に拡大し、事業強化を図るもよう。今後の業績拡大への寄与が期待され、買いが集まっている。

★9:28  東京応化工業-野村が目標株価引き下げ スマホの高容量化と高集積化が追い風
 東京応化工業<4186.T>が反発。野村証券では、スマホの高容量化と高集積化が追い風とみて、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は4450円→4250円と引き下げた。
 3D NAND(高容量化)向けKrFレジスト、Fanout(高集積化)向け高密度実装材料の高い成長が見込まれる。今17.12期にはArFレジストの成長がやや鈍化しても、来18.12期の米国大手10nm向けシェアアップが見込まれるため、中期成長見通しは不変とした。
 今17.12期(9カ月決算)営業利益は100億円と予想。3D NAND、FanOutの量産の本格化により、同社のKrFレジスト、高密度材料事業の高い成長を引き続き予想。KrFレジストは引き続き日本大手NANDメーカー、米国大手NANDメーカー向けの拡販を見込んでいるとした。

★9:30  岩崎電気-4日ぶり反落 通期営業益を下方修正 LED照明の市場価格下落響く
 岩崎電気<6924.T>が4日ぶり反落。同社は27日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の13.0億円から8.5億円(前期比59.2%減)へと引き下げると発表した。LED照明事業での市場価格の下落のほか、公共投資関連の受注も伸び悩んでいる。

★9:31  ジャニス工業-堅調 上限18万株・3150万円の自己株取得枠を設定
 ジャニス工業<5342.NG>が堅調。同社は27日、上限18万株・3150万円の自己株取得枠を設定すると発表した。
 取得期間は2017年3月28日~2018年2月28日。上限18万株を取得した際の自己株式を除いた発行済み株式総数に対する割合は1.00%。


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